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コトの年代記  作者: 綿雪 ミル
二幕
10/36

永遠の約束Ⅴ

アリシアの時代…それは現在(いま)より数千の時を遡った時代。その時代は現在(いま)よりも魔法が栄、戦争が少なかった時代。七人の魔女が存在し魔女の名の下に平和は保たれていたと数少ない文献に書き残されてたのだ。

 ソフィーナの一言を聞いてコトはそれほど驚いた様子を見せなかったのだが、ソフィアはというと文字通り目が点になっていた。


 「ちょっ…ちょっと待って‼流石に龍でもそんなに長くは生きていられないんじゃ!?」


 我に返ったソフィアがソフィーナに質問をした。


 「私、今まで封印されてたからこの見た目と年齢は変わらないよ。」


 その答えはコトさえ初耳だったためソフィアとともに驚いてしまったのだ。ー普段驚く事がないコトの驚いた顔はみんな見たかっただろうなー…とソフィアはその後思っていたのだ。


 「誰が封印したの?」


 「たぶん、アイリスだったと思う…」


 どうやらソフィーナは封印の影響か記憶が曖昧らしい。ソフィーナもこれ以上はあまり思い出せないということでコトたちは三人で寝ることにしたのだ。


 ×××××


 色とりどりの花々が咲く庭園の奥に金髪をした女性が一人立っていた。女性の前には二つの墓があった。知らぬ間に後ろに紫色の髪をした女性が現れていたのだ。


 「マーリンですか?」


 「えぇ、アーサー。東方で巨大な魔力を感知したわ、どうするの?」


 「ミルフィーユ王国ですか…アルバレス大陸キャンデラ王国の女王、そしてミルフィーユ王国国王陛下に連絡してください。」


 「了解しました。」


 そう言ってマーリンはその場から姿を消したのだ。

 アーサーは星空を見上げ呟いた。


 「時が来たのですね…」

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