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第三章訓練開始

第三章訓練開始

荻野はその日夕食を食べ終わると部屋の場所を教えられ鍵を渡された。4人部屋だがここにすむのは荻野ただ一人だ。河野も同じかと多少は期待もしたが彼は司令官室に居住しているため暫くは一人でこの部屋を使うことになりそうだ。翌日入学式のため部活もなかった。そのため俺は荻野を呼び出した。

「何だ河野?」

俺は無言で印を結ぶ。

「炎球!」

と叫ぶと口から大きな球状の火の玉を出す。荻野は相当驚いたようだ。

「今からお前に特殊な事を行い、お前にも俺と同じ火の能力を身に付けてもらう。」

「解った。」

荻野は了承した。

「よし、行くぞ。炎袋!」

印を結び俺の背後に炎の袋が現れた。

「この中に入って。」

荻野はゆっくりと近づくと足を踏み入れた。

「炎袋、閉!」

炎の袋がしぼんで行くとそこから荻野が出てきた。実に三分でこの能力取得は終わった。彼は気を失っている。だが適合者のほとんどはこの作業で気を失い、適合していないものは絶命しているのが普通のため彼は無事だと言えよう。その後意識の回復を待ち昼食を食した。午後には術の実技練習。もっとも練習といえども 一旦能力さえ取得してしまえば後はそれをコントロールして自分の意思で発動できるようにするだけでありその日の内に完全に取得した。その翌日、朝三時に荻野を俺は起こした。

「荻野、起きろ!」

二段ベッドの上段に寝ている荻野に怒鳴る。

「河野…。」

寝ぼけながら時計を確認した荻野はろれつがうまく回らないながらも

「まだ三時だぞ …」

と言い寝ようとしている。

「そうだ。起床時刻は三時である。」

布団を剥ぎ取ると荻野は

「寒い!」

と言いながらベッドから飛び降りる。

「ジャージに着替えて直ちにトレーニングルールへ。」

JSFの建物は最上階が地下十階で大講堂が、地下十一階に講義室が2つ、地下十二階に普段隊員が働いているオフィスとミーティングルーム、地下十三階は入り口も兼ねており居住区、地下十四階はトレーニングルームや射撃訓練室等の訓練用階で地下十五階は尋問や拷問等の訓練室や実際に敵国の捕虜を尋問するための施設と牢屋がある。

迷彩のジャージでトレーニングルームに現れた荻野に説明する。

「現在〇三〇五、〇三一〇までそれぞれ準備体操、〇三ー〇より〇五一〇まで二時間走、後〇五二〇まで休息してそこから30分格闘訓練をする。質問は?」

「無い。」

「よし、では始めよう。」

体操し、走り始める。荻野も能力をてに入れて格段に速くなったがまだ訓練が足りていないようだ。二時間の経過を告げるブザーがなりランニング終了を伝える。

「10分休憩!」

スポーツドリンクを飲む。腕時計を見ると〇五二〇を指していた。壁についている引き出しからゴムのダミーナイフを2つ取りだし片方を荻野に渡す。

「ナイフはもっとも基本的な近接格闘術の武器だ。試しにそれで攻撃してみろ。」

荻野は順手でナイフを俺の心臓に向かってつき出した。あまりに直線的な動きで工夫の無さにびっくりしながらも 手首をつかみ捻りあげる。

「いってぇ~。」

ナイフとはに始まり結局この朝は理論の説明に終わってしまった。訓練終了後シャワーを浴び六時にジャージのまま食堂へ行き一日の体全体の流れが説明される。食事を終えると着替えて車で船橋法典駅へ出発する。電車のなかでハイスクールライフ、以下HSLという日記みたいな物を書く。何が書かれるかわからないため厳重にチェックをする。学校で絶対にJSFのはなしをしないことを確認して二組の前で別れる。その日も授業は滞りなく終わり部活も終わって帰宅時間となった。荻野と二人で基地へ帰還する。その日の夜は分隊指揮官養成の座学の予定だ。

訓練は開始された。今後の動静はいかに?

今後もどんどん進展させていきます。こう御期待を。

感想に今後の話展開の希望とかあったらお願いします

それによって少しストーリーが変わるかも?

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