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ある、王国の物語『白銀の騎士と王女 』  作者: うさぎくま
来世の物語
69/71

69、惹かれ合う魂

やってきました!!来世の物語。楽しんで頂けると嬉しく思います。アレンとエルティーナに変わって。ヴィルヘルムとティーナになります!!見た目は違いますが、性格はそのままな二人です。では、どうぞお読み下さいませ!!

 


「ヴィル、何処にいくの!! 待ちなさい!!」


「はやく、はやく、しないと、まにあわないの!! エルさまをたすけなくちゃ。ないてる、ないてるの」


「どうしたのよ……エル様?? 誰のことなの? ヴィル?」


「まにあわない!! まにあわない!! やだぁー!!」






 長く続く大国、ボルタージュは今年で八百年の記念年を迎える。



 ボルタージュ国には、二人の王子と一人の王女がいる。


 第一子、王太子ウェルナー・ボルタージュ。


 第二子、王女クラリス・ボルタージュ、今はメルタージュ家に降嫁し、クラリス・メルタージュとなる。


 第三子、王子ヴィルヘルム・ボルタージュ。彼は奇跡の子供だった………。



 言葉をやっと話し出した時から、ヴィルヘルムの奇行は始まった。突如として泣き始め、ひたすら「助ける」といって走り出す。


 我が子の奇行は手がつけられなく、王であるライアン、王妃メラルはひたすら頭を悩ませた。


 しかしヴィルヘルムの奇行は幼少時代だけであり、成長するにしたがってヴィルヘルムの奇行は……人々を驚愕させる奇跡の人となってゆく。




 彼が紡ぐ嘘のような本当の話は王家にそして、王国に驚きをもたらした。


 今はボルタージュ国に留まらず隣国に至るまでヴィルヘルムの名前を知らぬものはいなかった。そして、この時代に産まれた全ての女性はその『奇跡の話』に酔いしれる。


 美しさに自信のある令嬢達や容姿に自信がある街娘など、私こそが!! と王宮に押しかける。中には「私にも記憶があるのです」と強気に出る女性も少なくはなかった。


 嘘をつき、王宮に押しかける。それだけを聞くと処罰の対象になりそうだが、これは仕方がないと王宮側も諦めていた。


 女性達の記憶があると思い込んでしまう理由の一つは、小さな頃から当たり前のように読み聞かされている話があり、女に生まれ知らぬ者はいない。と断言できる物語があったからだ。


 三百年前から語り継がれている永遠の恋物語。

『白銀の騎士と王女』


 王宮に押しかける理由は、史実を元に書かれたと言われるその物語の所為であった。




 美しい王女とその王女に永遠を誓った彼女だけの騎士の純愛物語は、甘さたっぷり乙女の夢。


 王女と騎士は幼い頃に出会い恋に落ち、惹かれ合う。

 一度は離ればなれになるが、年を重ね。二人は劇的に再会し、もう一度恋に落ち結ばれる。

 王女が大人になるまでは甘く優しさに満ち、大人になれば濃厚なラブシーンが始まる。愛を交わし二人は結婚する。

 いつか私も………と女性達は心をときめかせ、この物語を読んだ。

 だから、知って当然で勘違いをするのだ……私にも記憶があると………。






「迷惑以外の何ものでもないな。煩わしくて叶わない」


 室内を一気に凍らすヴィルヘルムの硬質な声が響く。


 ヴィルヘルムは賢王と名高い三百年前の王レオン・ボルタージュの容姿にそっくりであり『黄金の王子』と言われ老若男女全ての人を魅了していた。


 腰まである波打つ髪は太陽の様に光り輝く黄金。瞳の色は濃いエメラルド。それに加え、騎士として鍛え上げられ、極限まで絞り込まれた肉体は圧巻。本当に恐ろしいほどの美貌の王子であった。


 神がかった美貌は眩しいくらいに華やかで、そこにいるだけでその場を美しい楽園に変えてしまうヴィルヘルム。


 だが一度口を開けば一気に極寒に変化させる。


 見た目は華やかだか中身は真逆。よってヴィルヘルムは見た目はコーディン神、中身はツリィバ神と言われていた。


 それはそれで乙女達は日々悶えており、ヴィルヘルム王子はまさに神の子供、と勝手に讃え盛り上がる。


 乙女の愛読書『コーディン神とツリィバ神の愛の行方』が特に好きな乙女達はヴィルヘルムを二人の子供だという。「その神達は二人とも男なのでは??」という世の男性陣の意見をバッサリ切り捨て盛り上がるのだった。


 そんなヴィルヘルムに〝奇跡の話〟が付くのだ。




「ヴィルヘルム様、まぁ、仕方ないと思いますよ。なんたってボルタージュ国きっての美貌の王子様が、あの白銀の騎士様の生まれ変わりですよ!? 普通に考えてときめかない女性はおりませんよ」


「どの面さげて、エル様だと言う?? そもそも、エル様はあいつらみたいに厚かましくない。いつもふわふわで可愛らしく天使みたいな方だ」


「……何回聞いても不思議ですが……そんな可愛い人いますか? だいたい美人は皆、性格悪いですよ?」



「ラメールの偏った考えはどうでもいい。エル様は本当に天使だ。悪女達と一緒にしないでくれ」



「ヴィルヘルム様は見た目とのギャップが激しすぎますね。……というか色々恐いです。

 俺は貴方に恋をする女性の方々みたいに奇跡! 素敵! なんて思えません。

 貴方がなさっていることは恐怖以外の何ものでもないです。神がかった美貌の騎士だから、神がかった美貌の王子だから、許されます。

 これが見るに堪えない醜男だったら怪奇話ですよ。何という執着心。俺は毎度鳥肌が立ちます」


「ラメール。それは一番、私が思う……年を重ねる度、私の記憶は戻っていく……。

 今は全て思い出した。だからこそ、本当にエル様が生まれ変わりこの時代に生きていても、一緒になろうとは思わない。

 私と再会し前世の記憶が戻る事があったらと思うと…。記憶は無くていい」



「エルティーナ様に、会いたくはないのですか?」



「勿論、会いたい。……でも私の妻にとは思わない。幸せでいたらそれで良い。

 出来れば好きな男と結婚していたら、嬉しい。エル様の幸せを見たら、その時やっと私の恋は終われるだろう……」


「ヴィルヘルム様………でも、エルティーナ様の生まれ変わりの方が貴方の事を好きだったら? あの物語は全て本当ではないにしても、事実も多いのでしょう??

 彼女も貴方に恋をしている可能性があるのでは? それでも、一緒にはならない??」



 頑なに生まれ変わりの彼女と一緒に紡ぐ未来を見ようとしないヴィルヘルムに、ラメールは疑問しかいだかない。



「エル様は私を愛したかもしれない……でも彼女の最期を思うと、もう王族とは関わって欲しくない。私は恐い…。

 エル様が殺されたのは知っているな?」


「えぇ、勿論。そして前世の貴方が敵討ちのように、関わった全ての人を殺したのも知ってますよ。謁見の間を血の海にしたのですよね」


「エル様は殺された……左腕を切り落とされ、喉をつぶされ、抵抗しなくなるまで抱きつぶされて、最期は首をはねられた」


「……えっ………?? ………なんですかそれ………陵辱…されていたのですか…? …」




 ラメールの震える声にヴィルヘルムは苦笑しながら答える。




「あぁ。一人二人じゃないだろう……そしてそれがエル様にとって…初めてだった……」


 ラメールが息を呑むのを感じながら、ヴィルヘルムは両手で顔を覆う。



「……絶対に思い出して欲しくない。何一つ忘れていて欲しい。

 エル様から返しきれないほどの愛を私は貰った、もう充分だ」



 ラメールは、苦しそうなヴィルヘルムを見て心の中で呟く。


 エルティーナ様がもし、この時代に生まれ変わっているなら、俺は会ってみたいな……ヴィルヘルム様ほどの人を縛り付ける女性なんて……きっと本当に天使のような方なんだろうな……。


 どんな美女でも、ヴィルヘルム様の心は動かない。


 この美貌で、二十五歳にもなって誰とも付き合った事が無いなんて冗談みたいな話だ。


 あの物語みたいにハッピーエンドになればいいのに……。




 ふと、目にとまる本。いつもヴィルヘルムの机に置いてある、『白銀の騎士バーナムと王女スピカ』の小説。


 毎日、何度も読んでいるのだろう。目にするたびに位置が変わる本はあまり話さない彼の心を体現している。


『白銀の騎士と王女』史実を元に書かれているこの話は実名は使っていない。だからこそ、私が生まれ変わりと言ってくる女性達をヴィルヘルムに会わすまでに帰せるのだ。



 もし本当に記憶があるなら分かるはずだ。バーナムとスピカではない、『白銀の騎士と王女』の本当の名前はアレンとエルティーナなのだ。



 そして本当の名前は一部の人間しか知らなかった。



(今でも変わらず狂おしいほど、エルティーナ様を愛していらっしゃるんだな……難儀な方だ)



 ***



 街では建国記念日に向けて大忙し。


 他国からの観光客や、普段はお目にかかる事のない貴族の方達。若者たちは甘い出会いを心に抱き、そして稼ぎ年と言わんばかりに商売にせいを出す。


 王都メルカは熱気に包まれていた。



 ティーナの妹であるターナが一枚の封筒を渡しに、わざわざティーナの勤める店までやってきた。それを取り出し「良かったね」と渡す。


 それを手にした瞬間、ティーナは嬉しさで爆発する!!



「やぁったぁーーー!!! 当たったぁーーー!!」


 ふわふわの茶色の髪が宙に舞い、ストライプのエプロンが空気をふくみ舞い上がる。キラキラと輝く金色の瞳は涙の膜が張り、真っ白な肌は興奮から赤く色づく。



「何、何、ティーナ!? どうしたの?? もしかして白銀の騎士と王女の舞台チケットが当たったの!?」


「うん、うん、そうなの!! 舞台のチケットが当たったのは勿論嬉しいわ。

 じゃなくて!! 聞いて驚け!!なんと〝運命の乙女〟も当たったのよーーーーーー!!!」


「まじでーーー!!!」



 二人がはしゃいでいると怒鳴り声が休憩室に響く。



「うるさい!! 外まで聞こえてるよ!!!」


「「やばい!!!」」


 休憩室ではしゃいでいて、怒られた二人はそれでも顔は笑っていた。




 ボルタージュは芸術の国としても有名で、防波堤壁画や建築物、陶器や絵画など、街中が芸術で溢れていた。


 その中でも乙女達を虜にするのは、舞台であった。

 一番人気の演目は勿論『白銀の騎士バーナムと王女スピカ』である。


 それらを演じる俳優と女優は十年に一度、国内、国外から大選抜され、特に白銀の騎士に選ばれる俳優は、見目麗しい美男子ばかり。


 何代目の白銀の騎士様親衛隊なるものもあり、乙女の心を鷲掴みにした。


 そして、舞台のチケットを取ったものだけが抽選に参加できるもう一つの特典が〝運命の乙女〟だった。


 いつから始まったのか定かではないが、舞台終了後〝運命の乙女〟が当たった人は、その舞台で白銀の騎士を演じた俳優と甘い触れ合いが出来るのだ。


 だいたいが抱擁か頰のキスになる。それも歴代の白銀の騎士で大きく違い、キスはしない抱擁のみだったり、と俳優が変わるごとに約束事も変わっていく。


 今代の白銀の騎士様は、なかなかのプレイボーイでキスも勿論オッケーで、額や頬だけでなく、唇でもいいという俳優だった。


 そして彼が歴代の白銀の騎士の中でも一番、本物の白銀の騎士様に似ていると、もてはやされていた。



「ちょっと〜〜 ティーナ〜〝運命の乙女〟を引き当てるなんて、やるじゃない!! きっと一生分のラッキーを使ったわよ〜〜」


「うん! うん! 一生分のラッキーを使っても全然いい!! だって、だって、嬉しくって……あのね…」



 ティーナの金色の瞳からは涙がとめどなく流れる。胸が高鳴って苦しい。



「まだ先なのに、今からこれじゃ当日は失神するんじゃないの? で、で、白銀の騎士様に何を頼むの?? 抱擁? それとも口付け?」


 ティーナの親友で同じミダの店で働くケイはニタニタ笑いながら、ティーナの頬を突く。

 涙は止まりその代わり身体中を赤く染めて、もごもごと答える。



「……………口付けを頼むわ」


「やっぱり!!〝運命の乙女〟はいいから、『白銀の騎士と王女』の舞台はみたいなぁ〜」


「うん? 舞台は一緒に行きましょうよ。ケイの分もチケットを取ってるのよ??」


「えっ!? まじでーーー!!!」


「ケイ!! しぃーーーーぃ」




「おっと、ごめんごめん。私のチケットも取ってくれたの?」


「勿論よ!! ケイには婚約者がいるでしょ。だから〝運命の乙女〟には私しか申し込まなかったの。申し込んだ方が良かった?」


「まさか、当たってもこまるし。抱擁はまだしも口付けはもろ唇にするじゃない、今の白銀の騎士様は。

 ティーナには悪いけど…私はあまりそういう軽いのは嫌なんだ。ごめんね」


「うんん、ケイの言う事は分かるわ。でも私はね、彼と一度でいいからキスをしたいの。

 まだ二回しか見てないけど……舞台を見るたび、幸せになって、大好きになるの。

 遊びでいいのよ!! 遊びでいいの……ずっと、そう思ってきたから……」



「ずっと……?? ……まぁ…いいわ。遊びでするには最高の相手じゃない!! それでティーナが先に進めるなら万々歳よ。

 ティーナは優しいし、可愛いし、胸も大きくて、モテモテなのに、誰も好きにならないし誰とも付き合わない。小説ばっかり読んで、いつまでも頭の中がお花畑なんだから」


「別に可愛くないし、モテモテでもありません。それに胸が大きいのは、褒め言葉じゃないわよ……」


「え〜褒めてる、褒めてる、さぁて、誰がこの豊満な身体を手に入れるのかな〜??」


 ケイがティーナの胸を突いてくる。




「ケイ!! 怒るわよ!!」


「ごめん、ごめん、ほら休憩終わりよ! 店に戻らなくちゃ!! ティーナ、白銀の騎士様もいいけど恋をしなよ?? せっかくこんな可愛く生まれてきたのに。勿体無い。

『白銀の騎士と王女』は物語なの、ヴィルヘルム王子が白銀の騎士様の生まれ変わりっていうのも、嘘くさいしね。

 王子様が三百年前のレオン陛下に瓜二つだから、そういう話が出たんだと思うし。

 だって白銀の騎士バーナム様はレオン陛下の親友だったんでしょ?

 話題づくりよ、話題づくり。王族らしいわね。ヴィルヘルム王子はホルメン国の王女と結婚するらしいじゃない。

 で、その王女もスピカ様の生まれ変わりって……アホくさ。奇跡って素敵だとは思うけど、私はそういう話題づくりは嫌いだな」


 ケイの饒舌を聞きながら、店に戻る。




(話題づくりか……でも、本当だったら? 素敵じゃない?? きっと、新聞に書いてあったし本当よ。

 隣国ホルメンの王女様が、『白銀の騎士と王女』のスピカ様の生まれ変わりらしいし。

 白銀の騎士のバーナム様と劇的に巡り合うんだわ)



 そう思うと胸が張り裂けそうに痛くなる………。



(…胸が痛い…悔しくて仕方ない……違うー!! って叫びたくなる。何故なの?……早く、彼に、会いたい………アレンに…会いたい)



「………会い…たい………アレンに………」




 無意識にでたティーナの言葉に、ケイは身体ごとこちらに向ける。


「は? 誰? アレンって? 知り合い??」


「うん?? 私、何か言った………?」


「……いいわ、ティーナはそっち片付けてね〜」


 二人は仕事に戻る。たくさんの疑問を抱きながら。






「お姉ちゃんお帰り!!」


「ただいまー!! ターナ、お店まで届けてくれてありがとう!! まさか、持ってきてくれるなんて思わなかったわ」


 リビングのソファーでゆったりとくつろぐターナは、首だけをこちらに向けている。



「だって、お姉ちゃんずーとソワソワしてるじゃん。仕事、手につかないんじゃないかと思って!! しかし、お姉ちゃんは持ってるね〜、好きもここまでいくと拍手もんだ!!

 お父さんとお母さんには内緒にしてるからさ、白銀の騎士様とブチューとやってきな!!」



「ターナ!!」


「あはははははっ」



 部屋の中は姉妹の楽しそうな笑い声がたえない。



 食事が終わり、後片付けをし、お風呂に入り、就寝となる。父、母、妹に「おやすみなさい」といって自分専用の部屋にティーナは戻った。


 鞄の中から、大切なチケットを出す。ベッドに寝転がってもう一度幸せに浸る。

 誰も見てないからと、そのチケットにそっと口付けをおとす。



「遊びでいいの、別にそれ以上は求めてないの、あぁ楽しみだわ……口付けってどんな感じなのかしら。

 柔らかいの? 味ってするの? 息は止めた方がいいのかしら?

 早く、舞台を…観に……行き……た…い…。

 …アレン……に…会いた……い……

 ……うん……?………

 アレン………って………、誰……かし……ら………そんな……人…知らな……い…わ…スゥー……スゥー」


 ティーナは深い眠りに落ちていく。



 ***


『エルは赤ん坊だな……いい年して、またアレンに抱っこされて……』


『お兄様、酷い!! ちょっと腰が抜けたの!! アレンが耳元で話すから悪いのよ。ふんっ』


『エルティーナ様、申し訳ございません。でも、移動はずっと抱き上げてだと早く着きますよ。これからはこう致しましょうか?』


『アレン、何言ってるのよ!! いいわけないわ!!』


『エル、煩いぞ』


『むぅぅぅ………』


 ***




 チチッ。チチチチッ。鳥の囀りが朝を呼ぶ。



「う〜〜んっと、今日はいい夢見たぁ〜〜襲われる恐い夢じゃなかったわ。

 私、エルティーナ様って呼ばれてた!! お兄様がコーディン神そっくりで、アレンって人はツリィバ神そっくりだった。

 笑えるわ! プププッ!

 アレンは白銀の騎士様みたいだったなぁ。本当に素敵な夢、もう一度見たいなぁ〜……。

 舞台で観た白銀の騎士様より、私のイメージは今日の夢の人が近いわ……。

 神がかった美貌だけど、細くはないの。ちょっとぽっちゃりした私でも片手で持ち上げれるくらいの腕力があるのよ………。

 ぅんふっ。いい日になりそう!! さぁ今日も頑張るぞー!!」


 ティーナは幸せな夢に大満足だった。




 運命の歯車は少しづつ回っていく……劇的に出会い恋に落ちるのは、もうすぐそこまで近づいていた。





 ヴィルヘルム・ボルタージュ 25歳

(アレン・メルタージュ)


 ティーナ 16歳

(エルティーナ・ボルタージュ)


 ラメール・レオダート 29歳(ヴィルヘルムの護衛騎士)


 ケイ 18歳(ティーナの親友)

 ターナ 15歳(ティーナの妹)


早く、会って欲しいと思いながら書いてます(笑)


ヴィルヘルム・ボルタージュ 25歳

ティーナ 16歳


ラメール・レオダート 29歳(ヴィルヘルムの護衛騎士)


ケイ 18歳(ティーナの親友)

ターナ 15歳(ティーナの妹)

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