表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明賢の物語(日本建国物語)試作版 第一版  作者: 大和草


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

247/248

物語序章 第一版 247章

榴弾砲用砲弾体系の整備


1式装輪・装軌自走150mm榴弾砲の完成により、

日本陸軍は「撃てる砲」を手に入れた。


次に求められたのは、


どのような弾を、どの距離へ、どの目的で届けるか


という砲兵運用の中核であった。



通常榴弾(高性能榴弾)


基礎となる弾薬は、信頼性の高い通常榴弾である。

•射程:約30km

•構造が単純で大量生産に向く

•不発率が低く信頼性が高い


前線支援、制圧射撃、継続火力の主力であり、

弾薬生産量の大半を占める。


射程は十分であったが、

敵の司令部・後方集積地・砲兵陣地に対しては、

さらに遠距離からの打撃が求められた。



噴進榴弾(ロケット補助榴弾)


この要求に応えるため開発されたのが噴進榴弾である。

•発射後、一定距離飛翔してからロケットが点火

•弾道後半で推力を得ることで射程を延長

•最大射程:約45km


砲身への負担を増やさずに射程を伸ばせるため、

既存の150mm砲をそのまま使用可能という利点を持つ。


これにより、

•後方補給拠点

•砲兵集結地


を安全圏外から攻撃できるようになった。



精密誘導砲弾(限定生産)


明賢ドクトリンでは、

「精密打撃は万能ではない」と位置付けられている。


そのため精密砲弾は少数のみ生産された。


座標誘導榴弾

•事前に入力された座標へ飛翔

•高価だが初弾命中率が極めて高い


主に、

•敵司令部

•通信施設

•重要人物の所在地点


に対して使用される。



噴進誘導榴弾

•噴進榴弾に精密誘導キットを搭載

•長射程と精度を両立


弾数は極めて限られるが、

戦局を左右する一点を叩くための切り札として扱われた。



特殊弾頭榴弾


燃料気化弾

•空中で霧状の燃料を散布

•直後に点火し高温爆発を起こす


爆風と高熱に加え、

•酸素を燃焼させることで局所的な酸欠状態を発生

•洞窟、建物、地下施設に対して極めて有効


堅固な防御陣地や市街地戦において使用された。



フレシェット弾

•内部に無数の金属製針を内蔵

•目標上空で炸裂し広範囲に散布


塹壕内や森林地帯に潜む敵に対して有効であり、

遮蔽物を利用した歩兵戦術への直接的対抗策である。



曳火榴弾

•目標上空で空中炸裂

•火線と破片を下方へばらまく構造


塹壕や掩体壕に隠れた敵に対し、

•上方からの攻撃

•陣地内部への破片侵入


を可能にする。


塹壕戦が発達した戦場において、

極めて実用性の高い弾薬と評価された。



17世紀という時代


この時代には、

•陸戦条約も

•国際人道法も

•兵器の使用制限の概念も


存在しない。


日本は、


勝つために必要な弾薬を、合理的に選択した


に過ぎない。


重要なのは残虐性ではなく、

•効果

•生産性

•運用の容易さ


であった。



榴弾砲は砲だけでは成立しない。

弾薬体系こそが砲兵の本体である。

•通常榴弾による継続火力

•噴進榴弾による縦深打撃

•精密弾による要点破壊

•特殊弾による戦術的優位


これらが揃ったことで、日本陸軍の砲兵は

単なる支援兵科ではなく、


戦場の形を決める存在


となった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ