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明賢の物語(日本建国物語)試作版 第一版  作者: 大和草


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244/248

物語序章 第一版 244章

1式装輪自走150mm榴弾砲(制式量産型)


度重なる試作と評価試験を経て、第五設計局案をベースに最小限かつ効果的なマイナーチェンジが施され、

装輪式自走榴弾砲はついに完成形へと到達した。


本車は「火力」「速度」「即応性」を最優先に設計された、

明賢ドクトリンにおける機動火力支援の中核である。



基本諸元

•全長:14.0m

•全幅:3.0m

•全高:4.0m

•重量:30トン


装輪式としては比較的大型だが、

砲の反動吸収・射撃安定性・即応弾搭載量を考慮した結果、

意図的に余裕を持たせた車体設計となっている。



機関・機動性能

•ディーゼルエンジン

•出力:650kW

•最高速度:100km/h

•行動距離:700km


高出力ディーゼルにより、

•高速道路での長距離自走

•補給を伴わない広範囲展開

•砲撃後の即時離脱


を可能とする。



武装・火力投射能力

•50口径150mm榴弾砲 ×1

•即応弾数:22発

•半自動装填方式


150mmという口径は、

•投射量

•弾種の多様性

•共通補給性


のバランスが最も良いと判断された結果である。


半自動装填装置により、

•毎分7発の高い連射レート

•短時間での複数弾投射

•乗員負担の軽減


が同時に成立している。



防御設計

•搭乗員スペース集中配置

•破片防御・防爆装甲を限定的に装備


本車は直接戦闘を想定しないため、

全面装甲化は行われていない。


しかし、

•榴弾砲の至近弾

•破片

•反撃砲撃による衝撃波


に対しては十分な生存性を確保しており、

「撃たれる前に移動する」前提の防御思想が明確に貫かれている。



電子装備・統制能力

•データリンクシステム

•高度射撃統制装置

•同時着弾(MRSI)能力


これにより、

•観測部隊・ドローンからの即時座標共有

•複数車両による完全同期射撃

•初弾斉射による制圧


が可能となった。


単体としても、部隊としても、

極めて洗練された火力投射能力を有する。



展開・撤退機構


本車の最大の特徴の一つが、

•電動アウトリガー

•電動砲操作系

•電動展開・収納ギミック


である。


これにより、

•停止から射撃可能状態までの時間を極限まで短縮

•数発射撃後、即座に陣地転換

•カウンターバッテリー射撃への高い耐性


を実現している。



運用思想と配備地域


1式装輪自走150mm榴弾砲の役割は明確である。


「迅速に現場に駆けつけ、短時間で最大の火力を投射し、即座に去る」


そのため主な配備先は、

•沿岸部の陸軍基地

•道路網が発達した地域


具体的には、

•日本本土

•台湾

•フィリピン

•その他島嶼部・沿岸部の拠点**


である。


国土が狭く、敵の上陸後の砲撃が瞬時に行われる戦域において、

本車は最も生存性が高く、最も効率的な砲兵戦力となった。

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