表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
明賢の物語(日本建国物語)試作版 第一版  作者: 大和草


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

232/248

物語序章 第一版 232章

1660年 ―― 新型鎧の制定


この時代、

防御装備という概念そのものが存在しなかった。


戦場に立つ兵士は、

•布の衣服

•革の外套

•せいぜい金属兜や胸当て


それだけで砲弾と銃弾の飛び交う戦場に放り込まれていた。


戦列歩兵が主流であるがゆえ、

密集隊形は砲撃に弱く、

一度の斉射で数十、数百の命が失われることも珍しくない。


明賢は、この光景を「時代遅れ」と断じた。


「武器だけが進化し、防具が置き去りにされている」



思想の転換


新装備の根本思想は単純だった。


兵士を守れば、戦力は減らない


勇敢さや精神論ではなく、

物理的に守るという発想。


そしてその装備は、

•特殊部隊だけでなく

•軍全体に配備可能

•大量生産が可能

•補修と更新が容易


でなければならなかった。


こうして制定されたのが、

「一式装備体系」である。



一式鉄帽 ―― 新時代の兜


従来の鉄兜は、

刀や矢を防ぐためのものであった。


一式鉄帽はまったく異なる。


構造

•高耐久ケブラー樹脂を多層積層

•衝撃を分散する内部構造

•外殻は滑らかな曲面形状


防御性能

•拳銃弾を阻止

•小銃弾の直撃は困難だが

•砲弾破片・跳弾を確実に防御


拡張性

上部に規格化アタッチメント

•発光装置

•暗視装置

•識別標章

•通信補助装置


当時の欧州人がこの鉄帽を見た時、

最初に浮かべた言葉はこうだったという。


「未来のサムライ兜だ」



一式防弾衣 ―― 鎧の再定義


一式防弾衣は、

単なる「防弾チョッキ」ではない。


素材

•ケブラー樹脂

•防弾プレート

•衝撃吸収層


防御範囲

•胴体正面・背面

•必要に応じて

•袖

•草摺(腰部防護)

•佩盾(肩・脇部)


防御能力

•小銃弾に対する限定防御

•砲弾破片に対して極めて高い生存率


モジュラーシステム


規格化された装着点により、

•マガジンポーチ

•拳銃ホルスター

•通信機

•医療ポーチ

•多用途バッグ


を自由に組み替え可能。


これはもはや「服」ではなく、


着る戦闘システム


であった。



一式戦闘靴 ―― 足元からの改革


戦場で最も酷使されるのは、

実は「足」である。


特徴

•高い通気性

•防水構造

•衝撃吸収ソール

•滑りにくい底面


わらじや草履と比べ、

•耐久性

•行軍距離

•疲労軽減


すべてが別次元だった。


長距離行軍後も、

兵士は戦える状態を維持できた。



一式迷彩服 ―― 見えない鎧


迷彩という概念は、

当時ほぼ存在しない。


日本はこれを体系化した。


特徴

•マルチカム迷彩

•地域別配色

•森林

•砂漠

•草原

•市街地

•雪原


これは防御装備の一種であり、


敵に見つからないことも防御


という思想の具現であった。



新型鎧


これらの装備は、

単なる新兵器としてではなく、


鎧と袴から発展した正統な系譜


として公式に位置づけられた。

•鉄帽 = 兜

•防弾衣 = 胴丸

•草摺・佩盾 = 鎧の付属装甲

•迷彩服 = 戦装束


そして、この姿は海外でこう呼ばれる。


「新世代の武士」



この防御装備の制定により、

•兵士の生存率は劇的に向上

•熟練兵が蓄積され

•軍全体の練度が跳ね上がった


明賢は静かに言った。


「これで、兵士は死にに行く存在では無くなる。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ