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明賢の物語(日本建国物語)試作版 第一版  作者: 大和草


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220/248

物語序章 第一版 220章

てんりゅう型軽巡洋艦 ― 艦隊の刃


あたご型が「拳」ならば、

てんりゅう型は間違いなく「刃」であった。


切り込み、走り、護り、追う。

戦場のあらゆる隙間に滑り込むために生まれた艦。


それが、日本海軍軽巡洋艦

てんりゅう型である。



設計思想 ― 速さは防御である


全長180m、全幅20m、排水量13000トン。


重巡洋艦より一回り小さいが、

この艦の本質は大きさではない。


速さだ。


てんりゅう型の設計段階で最初に決められた数値は、

武装でも装甲でもなく、


「最大速力」


であった。



推進機関 ― CODAGの完成形


推進方式はCODAG方式。


・ガスタービンエンジン2基

・ディーゼルエンジン2基


これらを統合し、

最大70000kwの出力を叩き出す。


巡航時はディーゼルのみで低燃費・低騒音。

戦闘時にはガスタービンが加わり、

一気に加速する。


そして最大速力――


70km/h


これは17世紀の水上戦闘艦として異常な数字だった。


巡洋艦の常識を完全に破壊する速度。


艦隊運動では先行偵察、

商船護衛では緊急対応、

戦闘では一撃離脱。


てんりゅう型は、

「駆逐艦に追従可能な艦」として設計されていた。



主武装 ― 150mm三連装砲


主砲は3連装150mm砲×3基、計9門。


口径は抑えられているが、

連射性能と射界が重視された。


高速航行中でも精度を落とさないため、

砲塔はジャイロやコンピューターによって安定化され、

射撃はFCSが管制する。


敵艦、補給艦、沿岸陣地――

これらを短時間で制圧するのが役割だ。


重巡のように殴り合わず、

切り刻む。


それが150mm砲の使い方だった。



多用途武装 ― 小さな艦の多機能性


副武装と近接防御も抜かりはない。


・120mm速射砲×6

・40mm機関砲×4

・20mm多銃身機関砲×2


加えてVLS16セル。


対空、対艦、対潜、対地――

作戦任務に応じてミサイルを選択する。



対潜能力 ― 海中への目


艦首にはアクティブソーナーが設置されている。


日本国にて潜水艦が正式戦力として登場した以上、

水上艦がそれを見逃すことは許されない。


ソーナー情報は即座にFCSへ送られ、

艦砲・ミサイル・回転翼機と連携する。


てんりゅう型は単艦でも

対潜哨戒線を形成できる。



電子装備 ― 情報の結節点


艦橋上部には

フェイズドアレイレーダー。


その下にCIC。


・対空

・対水上

・対潜

・衛星通信

・位置誘導


すべてが一体化されている。


商船護衛時には船団全体を管理し、

艦隊行動では駆逐艦を束ねる。


てんりゅう型は

「小さな旗艦」でもあった。



防御思想 ― 受け流す装甲


装甲は重巡より薄い。


だが単純な鋼板ではない。


・セラミック

・燃料タンク

・鋼板

・バラストタンク


これらを重ねた複合構造。


一撃を耐えるのではなく、

致命傷を避ける。


速力と合わせて、

てんりゅう型は「生き残る軽巡」だった。



航空運用 ― 目と手を伸ばす


艦尾には発着甲板。


回転翼機を1〜2機運用可能。


索敵、対潜、連絡、救難――

小さな艦でありながら

艦隊の感覚器官として機能した。



てんりゅう型の役割


商船護衛。

艦隊護衛。

先行偵察。

哨戒。

切り込み。


どこにでも行き、

どんな任務もこなす。


目立たず、

だが常に最前線にいる。


それが

てんりゅう型軽巡洋艦。

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