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物語序章 第一版 127章

前世の地図による鉱山位置の特定


ついに日本政府が密かに準備していた計画が実行される。


日本の司令部には、前世2025年の地質データ、鉱石分布図、

地下資源マップがデジタルデータとして保存されていた。


この情報をもとに、

•銅

•鉄

•銀

•リチウム

•金

希土類レアアース

•石油・天然ガス

•ニッケル

•ウラン(扱いは極秘)


などの埋蔵量を正確に把握。


現地では軍の工兵隊が

探鉱作業を行い、

位置を割り出し、即座に採掘計画を開始する。



超高速の鉱山開発


通常17世紀では鉱山開発に数年〜数十年かかるが、

日本は前世の知識を活かして 最短数ヶ月で開山 してしまう。

•坑道計画図は前世データより事前作成

•ポンプや照明は日本製

•運搬は日本式の台車・トロッコ

•精錬は日本本土の工場へ送る


これによって、


世界の誰よりも圧倒的な資源確保が可能になった。



結果:日本は17世紀にして “世界の資源帝国” になる


全新領土で採掘が軌道に乗り始めると、日本はついに

•アフリカの金鉱

•南米の銀鉱

•ボリビアのリチウム

•ブラジル・メキシコの鉄鉱

•フィリピンの銅

•カリブ海のニッケル

•アンゴラ・モザンビークのレアアース


などをほぼ独占。


欧州諸国は一切追いつけなくなった。


17世紀世界で、日本は圧倒的な資源大国、

そして産業革命を先取りした唯一の文明となる。


敗北後の世界


世界最強だったスペイン・ポルトガルの敗北


―― 全世界に衝撃が走る


1645年。

ヨーロッパ大陸は、信じ難い報せに揺れていた。


「スペイン・ポルトガル連合が、日本に敗北」


かつて「太陽の沈まぬ帝国」と恐れられたスペイン。

世界の海を制し、南米から銀を、アフリカから金を、

アジアから富を吸い上げたポルトガル。


その両国が――

たった1年で、日本に完全敗北。


海軍は壊滅。

南米と中米の領土はすべて失い、

フィリピンを含む島嶼部も失陥。

アフリカの拠点も追われ、多数の兵が捕虜になった。


そして最終的には、

「日本の監査団がスペイン政治に常駐する」

という前代未聞の屈辱。


この知らせは各国の王宮に伝わり、

歴史上例のない規模の震撼が広がった。



イギリス


イングランド王室と議会の上層部は、

勝利の余韻が吹き飛ぶほどの衝撃を受けた。


「スペインが……壊滅?」

「日本は、もはや欧州どころか世界の覇権国だ……」


内戦を支援した日本の力を知ってはいたが、

まさか スペイン・ポルトガル連合すべてを屈服させるとは想定外だった。


イギリスでは、

•日本との同盟強化

•日本の怒りを買わない外交

•海軍改革


これらが新方針として即座に決まった。



フランス王室・科学アカデミー


ルイ13世と枢機卿・そしてアカデミーの科学者たちは驚愕した。


科学者たちは日本からの講義で

日本の「一部の技術」を知っていたが、


その背後には桁違いの軍事力があったことを悟る。


「日本は、技術力をまだ我々に見せていなかったのだ……」

「あれは氷山の一角だったのだ!」


フランスは日本との関係を

さらに深く強化すべきだと結論づける。



オランダ共和国


貿易と科学を重んじるオランダは震えながらも冷静だった。


「世界最強の帝国が、日本に……?」

「これは新時代の到来だ。

我々は日本と科学で繋がらねばならぬ」


オランダ評議会では即時に

貿易だけではなく国内での日本式SI単位の導入 と

日本との通商網構築 が可決された。



神聖ローマ帝国・プロイセン諸邦


技術者たちは狂気的な興奮と恐怖を同時に抱いた。


「日本の技術が……本物である証明だ」

「スペインが勝てないなら、欧州に勝てる国は存在しない」


皇帝も諸侯も日本との友好を

「国の存亡に関わる最優先事項」と決めた。



ローマ教皇庁バチカン


教皇は深く顔を曇らせた。


「神の教えよりも、日本の科学教の信仰が世界を動かし始めている」


キリスト教の布教範囲を広げる方針がさらに加速する。



スウェーデン、デンマーク、ポーランドなど北欧・東欧諸国


連合軍でも勝てない相手に、

単独で何かができるはずがない。


北欧、東欧では公式に

•日本との不可侵

•日本との通商

•日本式単位の採用検討


を始めた。



オスマン帝国


地中海の支配者でさえ震えていた。


「我らの海軍でも日本には勝てぬ……」

「攻めず、交易すべし」


オスマン帝国は

日本を「外洋国家」として正式に警戒し始めた。



世界の認識は完全に変わった


1645年、世界地図は書き換わる。

•スペインは大陸の帝国から、ヨーロッパの一小国へ退行

•ポルトガルは日本の庇護下の小国へ

•南米・中米・アフリカの広大な土地は日本の領域に

•17世紀において“唯一の超大国”として日本が君臨


そして世界はこう認識した。


「日本は怒らせてはならない国である。」

「日本は世界の秩序そのものである。」


外交方針も軍事政策も、

世界中が日本を中心に再構築されることになった。


日本、世界の中心へ


―― 鹿児島外交施設、史上最大の“国交ラッシュ”


スペイン・ポルトガルとの戦争が終結して間もなく。

鹿児島にある巨大な外交施設は、

世界地図が書き換わったその中心として

かつてないほどの忙しさに包まれていた。


戦勝国として、

そして圧倒的な科学技術と軍事力を持つ国家として、

日本に接近したい国が爆発的に増えたのである。



各国の使節が列をなす


鹿児島港には、

見たこともない形や装飾の船がひしめき合い、

岸壁には様々な国の旗を掲げた使節団が列をなしていた。

•スウェーデン

•デンマーク

•ポーランド

•ヴェネツィア共和国

•ジェノヴァ

•スコットランド王国

•トルコ(オスマン帝国)

•ロシアの諸公国

•ペルシャ帝国(サファヴィー朝)

•中国王朝

•さらにはインド洋の諸王国やムガル帝国の使者まで


今まで日本と接点すらなかった国々が、

「国交を結びたい」と大挙して押し寄せた。



鹿児島外交施設の内部


施設内はまさに戦時同様の忙しさだった。


受付の外交官(外務局員)たちが

次々と到着する使節の書簡を受け取り、

各国ごとに会議室へ案内する。


「次はスウェーデン王国の使節団です!」

「ヴェネツィア共和国、代表三名、入ります!」

「モロッコ王国の使者、到着しました!」


外交施設の廊下には異国の服装をした人々が溢れ、

日本の重厚で整然とした建物との対比が鮮烈だった。



世界は“日本の加護”を求めていた


どの国も、ほとんど同じ理由を述べた。

•日本と敵対したスペインが滅んだ

•日本は世界最強の海軍と軍事力を持つ

•日本は科学教という新しい思想を持ち安定している

•新しい単位や技術が各国で話題になっている


戦争を避けたい国、

スペインの圧政から逃れた国、

科学技術を学びたい国――

様々な理由で、日本に擦り寄ってきた。


中には露骨にこう言う国もある。


「どうか、日本の庇護下に入らせて欲しい」

「日本に逆らうつもりは決して無い」

「交易の一部を独占していただいて構わない」


日本の外交官たちは淡々と対応し、

“急に友好国が増えすぎる事態”を整理していった。



報告はすぐさま東京の中央政府へ、

そして最高顧問・明賢の元に届いた。


使者が報告を読み上げる。


「スペインに続き、

ヨーロッパ・アフリカ・中東・インド洋の諸国より

国交樹立の申し込みが殺到しております。」


明賢は短く答えた。


「……当然の流れだ。

日本を中心とする世界秩序が、ようやく始まったのだ。」


そして方針を示した。


日本、世界中に“日本式大使館”を建設する

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