二十四:天下無敵は何処にいる
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〜〜〜〜〜≡≡≡≡≡≡≡≡「 フール=リッシュエスタの能力」≡≡≡≡≡≡≡≡ 〜〜〜〜〜
名称:フール=リッシュエスタ 種族:人間種ヒト 職業:光之狩人
ライフ:765287 (+934713) /1700000
↑ 1up 10000pt
レベル:Lv . 318
ポイント:999999pt (日替わり,ランダム)
能力値:
*パワー:2123889 (+3312453)
↑1up 5000pt
*ガード:999999 (+600000)
↑1up 9000pt
*スピード:5033445 (+4589943)
↑1up 10pt
*スタミナ:999999 (+999999)
↑1up 600pt
*コネクション:3122487 (+2531898)
↑1up 300pt
*ラッキー:770 (+7)
*アップグレード:2349999 (+3099878)
*総合ステータス段位:Gー1位/1体中
スキル一覧:アクティブー 「光礫」
「(NEW!)糸使い」
「身体浄化」
「目眩し斬」
「鑑定」
「念動Ⅶ」
「挑戦権」
「回復」
「(NEW!)スキル付与(創作時)」
「修復」
「(NEW!)思念」
「(NEW!)射的」
「並列思考」/計13個
パッシブー 「(NEW!)猿眼」
「(NEW!)移動抵抗減少」
「電光石火(黒)」
「限界突破(僅)」
「焔禍の加護」
「操作返し」
「操作向上」
「状態異常耐性」
「戦闘感知」
「脳」
「看破(覚醒)」
「図鑑」
「エネルギー循環」
「エネルギー生成速度上昇」/計14個
隠蔽之魔術ー 「遊場創生」
カンハブスキル一覧:戦闘系ー なし /取得0pt
生産系ー 「エネルギー結界」 /取得100009pt
支援系ー 「無謀」 /取得50000pt
操作系ー 「挑発」 /取得50000pt
個人能力値:*ユニークスキル:「虎狼痢」
「(NEW!)蝋翼」
(「(未発現)カンサー」)
(「(未発現)迸る閃光」)
*“権能「パラフィン」”
*進歩可能進歩先ー[ 遊場創生 ]ー[ 遊場回転 ]
*称号ー《____》《愚者》《ラストサバイバル参加者》
*総使用器ー 黎明[亭午]/刀/武器耐久値 ∞(使用者のライフと連動)
(使用者「フール=リッシュエスタ」固定)
ー呂色布/魔宝具/耐久値なし
ー月白布/魔法具/耐久値なし
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「なんだ……これは」
カンハブスキルの欄に新たに載せられたのは「無謀」の2文字。
いつの間にか取得していた「蝋翼」なるユニークスキル。
そして、“権能「パラフィン」”。
仕上げるのは称号に載せられた《愚者》という嘲りの言葉。
まさに、神話の弟じゃないか。
「なんだ……?あの爆発の後も神様とやらは俺を許してない……?」
不安が付き纏う。
流石の俺でもあの神とやらを地に降ろせる気がしない。
そもそも睨まれただけで体が破壊される。
ふと思い出すは、描かれた神話の冒頭の図柄に描かれた絵と刻まれた文字が指し示す1つの暗示。
こちらで著される神話の名はラディウスルシス。
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ある者は見ていた。
全が全たる所以は無が存在することと同義である。
全は無であり、非存在こそが存在である。
その者は呟く、ラディウスルシス と。
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上の4行の文、これはつい最近解読された神話の著者の1人の私たちへのメッセージであるとされる。
「僭主は嚆矢と真白の珠を飲み込み、やがて空へと飛び出し、我らを守る盾となった」
一般的にはこの文がラディウスルシス神話の冒頭だ。
そして、俺が見せたのは、この文よりもさらに前にあった壁の凹みを解読した結果だ。
日が暮れかけたとき、まだ現地にいたとある調査団の1人がふと後ろを向いた時、影になっているところがちょうど文字になっていて、そのことに気づいた調査団員がすぐにデジ窓で撮ったらしい。
それを研究室に戻ってから解読しようとしたが、神話そのものと違って解読に時間がかかり、この3文を解読するだけで300年はかかったという。
そしてつい最近これが解読された。
実はその文章を解読したときの立役者である研究員の1人が死んでしまい、かなりのニュースとなったことがあった。
まあいい、つまり俺はそれをふと思い出したわけだが、なぜそんなことを思ったのかは俺自身でも知らん。
なぜだろうか。
だが、こんなことをしている前に、今やるべきは自身の強化だ。
頭にこびりつく不安を頭の片隅に追いやりつつ……待てよ、不安?……不暗?つまり光が差す。
一筋の光、光線……2000年前に起きたとされる太い光が落ちたという天災。
流石にこじつけだとは思うが、この神話が刻まれたのは今から2001年前ピッタリと地質調査によって判明されている。……なぜ誰もこのことに思い至らなかった?専門家ならすぐに考えつきそうなことだ。
この神話は1年先の未来のことを予知していたのではないか。
頭が痛い。あとで考えることとしよう。
「はぁ〜、雲穿塔攻略してから不穏な空気が付き纏うんだよな」
なんだろう……。この違和感をできるだけ早く払拭できるといいのだが。
「やめやめ、まずはスキル取得からいこう」
気持ちを切り替え、カンハブスキルの欄を見る。
載せられているのは「エネルギー結界」、「無謀」、「挑発」……「エネルギー結界」はありがたいけど、「無謀」と「挑発」はちょっとアウトな気が……まあいいや。
スキルはとっておくものからどんどん取ってこう!
3つのスキルを取得したことで残りptが799990へと減る。
そしてそれは全てスピードを上げるのに使う。
まあ、なんとなくで今ままでスピードに全振りしていたんだが、今回もそうだ。
なんとなくスピードに振った方がいい気がする……なぜだろう。
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*スピード:5833444 (+4589943)
↑1up 10pt
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これで残りptは0だな。
さて、「蝋翼」とはなんだろう……ダザッ……ん?
なんの音だ?と思いながら音が聞こえた方、つまりは自分の背中を見ると、右肩から翼が生えていた。
もちろん蝋でできた翼だ。
「…………よし、寝るか」
俺は解析玉に向けて閉じろと念じると、解析玉から立ち上がっていた画面が閉じる。
そこには光を灯さない黄色い玉が鎮座しているだけだった。
疲れたことだし、早速水を浴び、香泡を体につけて汚れを落とす。
すっきりした後は、面倒くさかったので風に吹かせて髪を乾かす。
気づくともう日は暮れかけていた。
気持ちよく寝るために物を整理していると、ふと暗闇から溢れる光を見つけた。
採掘用ツルハシやら黒油やらを入れた鞄の隙間から光が漏れている。
ただ、それはあまりにもか細い光。触れただけで壊れそうな糸のような青い光だった。
今灯りを消しているおかげでそれがようやく見えた、というところか。
鞄を開けてみると、そこには青い光を放つ石が無造作に置いてあった。
「……っ!ああ、キタヒルビワってやつから出落した石か」
気になるので「鑑定」してみる。
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名称:帰還石
種類:魔宝具
詳細・・・・・・とある研究者が偶然作り出した産物。これを叩き割ることによって指定された場所へ帰還することができる。ただし範囲はあくまでサガクムシン上、また、効力は1人に限り1回しか使えない。
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「……それをもっと早く言ってくれ」
そのまま俺は布団に倒れ込んだ。
まあ、そのせいでその日俺は忘れてしまっていたわけだ。
焔禍から知らぬ間に受け取っていた「世界の書の切れ端」とやらのことを。
日は変わり、再び物語が動き出すのはそのさらに4日後となる。
その間の日、俺が何をしていたのだけここに書き連ねておこう、と言っても4日後に起きたことに比べれば、本当に些細なことだが。
デジ窓とはデジタル窓、要はカメラのサガクムシン版です。
香泡とは体の汚れを落とすことに関してなら万能な泡のことです。
もちろん環境に悪影響は一切なし!




