一:春の海
第一話はあくまでも背景説明です。
つまらないかもしれませんが、興味のある方は是非どうぞ。
新たな宇宙がウまれた。
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それは神の見えざる手なのか、それとも悪魔に決められた運動を行っているだけなのか。
いや、違う。それは神でも悪魔でもない。
それはただ不可視なだけであり、誰にも存在するものである。
曰く、それは日輪昇り輝く時。
曰く、それは稲妻光り堕つる時。
曰く、それは勇敢の証であり。
曰く、それこそが愚か者なり。
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その瞬間、まばゆい光が幾千の星の頭上を走り、幾万の小石を置き去りにし、平坦な星サガクムシンに当たった。
このサガクムシンは地面が平らであり、上から見ると円形をしている。
それは一つの島のようにも見え、この星の淵からは中央に通っている大きな河、アクア・ヴィテから無限に水がこぼれ落ち、消滅していった。
この星では数多の浮遊する島、浮遊島が空中に浮いていて、それぞれの島に小さな湖があり、それぞれの生き物が生命活動を行っていた。
中でもそのうちの6つの浮遊島には名前がつけられている。
そして何より、この星には生物がいた。
人間種がいて、器用な手先を持って高度な文明をつくり、多くの生き物を自分の糧とした。
獣種がいて、高度な身体能力を活用し、高い統率力や能力や本能をもち、賢く獲物を狩り、草を採取した。
霊種がいて、仮初の体を持ち、この星のエネルギーをつくり、つかうことで循環させていた。
そして各種は棲家に分かれて、進化と退化を繰り返し、そこに最も適した姿形へと変わっていった。
そのいつも通りが崩壊してゆく。
生きとし生けるものは皆目を見開いた、命を持たないものは震撼した、
この星の中央で、空間が歪んだ。
その日、サガクムシンにはマグヌムと呼ばれることになる大きな湖が中央にぽっかりと出来たのだ。
この湖から発せられる蒸気を浴びることによって生き物は寿命が延び、それぞれの種に見合った異能を受け取るようになった。
そして、この湖の不思議な蒸気、アキュアは星の隅々まで行き渡り、全ての生物がその恩恵を受けることができるようになった。
人間種にはウーノー・アルス・マグナ、通称唯一之魔術または特異魔法、「ユニークスキル」と呼ばれることになる個人に一つだけ授けられる異能と、
適性があれば使えるオムニス・アルス・マグナ、通称数多之魔術または普遍魔法、「スキル」と呼ばれることになる異能が授けられた。
さらに人間種の1人1人に「解析玉」なる物が渡され、それぞれで自らの能力値や他の生物の能力値が下のように可視化された。
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〜〜〜〜〜〜〜≡≡≡≡≡≡≡≡「 ××××=××××××の能力」≡≡≡≡≡≡≡≡ 〜〜〜〜〜〜
名称:××××=×××××× 種族:XX種xx 職業:xx
無抵抗時最大生命力 ライフ:xxxxxx (+xxxxxx) / xxxxxx
↑ 1up xxxxxxpt
成長値 レベル:Lv . xxxxxx
保有特典数 ポイント:xxxxxxpt
能力値:
*瞬間最高物理出力 パワー:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*5秒継続最高物理防御 ガード:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*瞬間最高加速 スピード:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*最高活動時最長持続兼最大保有体力 スタミナ:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*戦闘時武器親和度 ウェポンコネクション:xxx (+xxx)
↑1up xxxxxxpt
*瞬間最高魔法出力 マジックパワー:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*5秒継続最高魔法防御 マジックガード:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*最高活動時最長持続兼最大保有魔媒素量 マジックスタミナ:xxxxxx (+xxxxxx)
↑1up xxxxxxpt
*無抵抗時最高魔法親和度 マジックコネクション:xxx (+xxx)
↑1up xxxxxxpt
*活動時最高幸運 ラッキー:xxx (+xxx)
↑1up xxxxxxpt
*成長率 アップグレード:xxxx (+xxxx)
↑1up xxxxxxpt
*累積能力値相対化段位 総合ステータス段位:Xxーx位/x体中
発動可能魔法一覧 スキル:戦闘系ー x、x、x、x /計x個
生産系ー x、x、x、x /計x個
支援系ー x、x、x、x /計x個
操作系ー x、x、x、x /計x個
取得可能魔法一覧 カンハブスキル:戦闘系ー x/取得xxxxxxpt
生産系ー x/取得xxxxxxpt
支援系ー x/取得xxxxxxpt
操作系ー x/取得xxxxxxpt
個人能力値:*発現特異魔法名称 ユニークスキル:xxxxxx
*進歩可能進歩先ー[+xxxxxx]
L[+xxxxxx]
L[+xxxxxx]
L[+xxxxxx]
L[+xxxxxx]
*称号ー《XXXXXX》《XXXXXX》
*総使用器ー x、x、x、x
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獣種には「本能と叡智の覚醒」、つまり元の種に従って怪力、魔眼、超速、跳躍、統率力、コンビネーション、コンボによって発動する異能など、様々な能力や、それによって発動するという異能を授けられた。
これによって獣種は狡猾者・傲慢者・守護者・孤高者のようにさらにそれぞれに分かれるようになり、体の造りもまた改変され、もっと強く、賢くなった。
獣種にはいくつかの特徴が生まれ、獣種であればどの種にも覇種と呼ばれる強大な力を持った者、王種と呼ばれる圧倒的なカリスマとセンスを持ち合わせた者どちらかが1体生まれるようになり、それが亡くなると新たに覇種か王種が生まれるようになった。
また、稀に覇種と王種の両方の力を持つ覇王種や、ありえない力を持つ異端種が生まれることもあった。
さらに、云百年に一度、獣種の中のいずれかの種から出た異端種が完全にその力を開眼させ、新たな力、湖から貰ったエネルギーまたは魔媒素を取り込んだ獣、「魔獣」たちの王、魔王へと至る。
霊種にはサガクムシンを基とし、「形骸化された禮樂」+「内面を育む祈り」→「星祈礼楽」という異能が発現した。
この異能によって霊種は星に祈ることによってマス・アルス・マグナ、通称祈りの魔術、または礼楽魔法、マジックと呼ばれる異能が使えるようになった。
霊種にもいくつかの特徴が生まれ、各霊種の中に必ず霊種をまとめる霊王がいたが、各霊王は「王の祈」、「王の礼」、「王の楽」のいずれかの異能を手に入れた。また、他の霊は取り憑くことや契約することなどの間接的なことだけではなく、異能を使うことで直接的な影響を与えることができるようになった。
──あの日から2000年が経った。
魔王が誕生し、各霊王と人間種各王、長、主が力を合わせて魔王を討伐しようとしたが、失敗し、だが、魔王も大きな傷を受けたことにより双方痛み分けとなったこともあった(今は全土参確戦争と呼ばれている)。
獣種異端王種という異端種と王種が混ざり合った獣王が誕生したこともあった。
彼女は世界を手に収めたのにも関わらず、約2アルク(1アルク約3年。この世界の獣種の平均寿命は約180年)で病死してしまう(コルジンシル王朝)。
しかし彼女の権力の分け方は今の政府に受け継がれ、「三圏四権五監視分立」と呼ばれている。
その後、いつからか七王というものが称号に追加されるようになり、人間種、獣種、霊種の中から7体が王の称号を手にし、その称号があるものは二つ名に《称号》と付けられて呼ばれるようになった。
七王はその名に応じて圧倒的な力を授けられ、各々使命に駆られたように雲穿塔に登るのだった。
人間種の発展がめざましく、四角い箱型の乗り物を作り、浮遊能力を付与させることができるようになり、遠くへの移動が楽になった。
獣種の発展がめざましく、人間種と取引をし、富を持つ者も現れた。
力を蓄え、革命を起こそうとする者も現れた。
霊種の発展がめざましく、いつ領土へ侵攻されても大丈夫なように星人形を作った。
そして何よりも大きな変化は、マグヌムができてから数日後、魔媒素が濃縮され、それが星のエネルギーに反応した魔魂を持つ異形の怪物、異怪と呼ばれる存在が出現すると同時に、マグヌムの中央に雲をも突き抜ける塔(今では雲穿塔と呼ばれている)が生まれ、異怪達がその中に吸い込まれたことだろう。
生き物は別の生き物を殺すことで成長値を上げ、自らを強くすることができた。また、訓練をすることで成長値は上がらずとも能力値をあげることもできた。しかし、異怪と戦うことでさらに強くなることができるようになったのだ。
それにより、生き物はこぞって塔に乗り込んだ。塔の中で死ぬ者もいたが、強くなったものはまさに圧巻だった。
また、塔の中には宝箱の中から出る珍しい物や鉱物資源、さらには異怪の残骸から出る出落品、それらを使用した有用なもの魔宝具が生み出されたことにより、生き物たちは生活水準を大きく発展させた。
マグヌムがどのようにしてできたのを考える者も現れた。
過去の文献より太い一筋の光がアクア・ヴィテに当たったことが過去の文献に記されているが、それ以上のことはわからず、またマグヌム自体には触れようとしても触れた物がマグヌムに吸収されてしまうため、近づいてはいけないという命令を全ての生き物の王が命令を下した。
ただし、塔には橋がかかっていて、その橋なら渡ることができたのだ。
なので、仮にいくらマグヌムが危険であることがわかっていても多くの生き物が塔の頂上を目指した。
時は過ぎ、ある男は言の葉を呟く。
「まだ負けたわけではない」
「わかっているはずだ」
「この身が朽ちても」
「絶望しようとも」
「絶対諦めるな」
「誇りを持て」
「今、立て」
その葉は星全土に散らばる。
▪︎▪︎▪︎▪︎「 %゛& “ う +。」
主人公の名前は、フール=リッシュエスタ。
男の名は、もう、無くなった。
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こ れ は 、 主 人 公 が 全 て を 再 生 さ せ る 物 語
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今日もこの銀穴、ポータムは波風ひとつ立てず、まさに禁断としか形容できないほど蠱惑的だった。
今あ日あもああこあのああ穴あ、あああポああああーあああタああルああああはああああ波あああ風あああひああとああああつあああ立ああああてずああ、ああ全ああああてあああをああああ吸ああああ収ああああしああああああよあああああうああああとああ穏ああやあかああだああっああたああ。
──誰かの、絶叫がする。
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