十五:終わりへの
さて、俺は大きなミスを犯した。
ユニークスキル「虎狼痢」を一時吸収した「黎明」で焔禍を切ったわけだが、つまり俺は「虎狼痢」の威力を過信しすぎてしまったわけだ。
最期の呟きを拾えなかった。
「【赤紫玉ノ紅玉】」
少しずつ身体から赤紫の霧が噴き出て、破壊された組織を新たに構築してゆく。
入りが晴れると、そこには先ほどまで殺し合っていたスペリオルサピエン、焔禍がそこに立っていた。
「ㄌㄌㄌㄌㄌㄌ⺍⺍ㄌ儂、復活!」
「なんだこのじーさん!?ちゃんと殺したはずなのに!?」
「殺しただけで死ぬと思うなよぉ若造、ㄌㄌㄌㄌ⺍⺍⺍ㄌ」
しくったなあ、今片腕ないからどう闘えばいいんだろ。
あれ?
「じーさん、なんで攻撃してこないんだ?」
「うぅむ。実はの、なんか1回死んだから「縛り」から解放された?みたいなこと言われてのう、なんか若造を今更殺す気にもなれないんじゃが、でもこの身体も無理して蘇生させたわけだからもうすぐ消えるんじゃ」
「そんなことが……」
「まあでも、こんな若造がいるからな。後を頼んだぞ【黄玉ノ黄水晶】」
黄玉が潰れこの飄々としたスペリオルサピエンの身体から黄色い靄が出て、俺の体の中に入り込む。
『一定条件に達したことにより「焔禍の加護」を取得しました』
『一定条件に達したことにより、「世界の書の切れ端」を取得しました』
『一定条件に達したことにより「限界突破(兆し)」を取得しました』
「じゃあな、若造。世界に負けるな」
「じーさん!」
「あ、後でお墓作っといて、とびきり豪華なやつ」
「じーさん……」
そうして焔禍は炎のような霧となって消える。
「なんか最期までよくわからないじーさんだったな……」
さて、戦闘も終わったことだし、解析玉、確認してみるか。
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〜〜〜〜〜≡≡≡≡≡≡≡≡「 フール=リッシュエスタの能力」≡≡≡≡≡≡≡≡ 〜〜〜〜〜
名称:フール=リッシュエスタ 種族:人間種ヒト 職業:光之武士
ライフ:368890 (+512110) / 700
↑ 1up 10000pt
レベル:Lv . 184
ポイント:900000pt (日替わり,ランダム)
能力値:
*パワー:999999 (+999999)
↑1up 5000pt
*ガード:800000 (+40000)
↑1up 9000pt
*スピード:1618321 (+999999)
↑1up 10pt
*スタミナ:700000 (+60000)
↑1up 600pt
*コネクション:999999 (+999999)
↑1up 300pt
*ラッキー:770 (+7)
*アップグレード:999999 (+999999)
*総合ステータス段位:Gー1位/1体中
スキル一覧:アクティブー 「石火Ⅹ」
「(NEW!)光礫」
「(NEW!)創糸」
「身体浄化」
「目眩し斬」
「鑑定」
「念動Ⅴ」
「挑戦権」
「(NEW!)回復」
「(NEW!)並列思考」/計10個
パッシブー 「(NEW!)限界突破(兆)」
「(NEW!)焔禍の加護」
「(NEW!)操作返し」
「(NEW!)操作向上」
「(NEW!)状態異常耐性」
「戦闘感知」
「脳」
「看破(覚醒)」
「図鑑」
「エネルギー循環」
「エネルギー生成速度上昇」/計11個
隠蔽之魔術ー 「遊場創生」
カンハブスキル一覧:戦闘系ー 「雷纏」/取得333333pt
生産系ー なし /取得0pt
支援系ー 「修復」/取得6000pt
操作系ー なし /取得0pt
個人能力値:*ユニークスキル:「虎狼痢」
(「(未発現)カンサー」)
(「(未発現)迸る閃光」)
*進歩可能進歩先ー[なし]
*称号ー《____》《愚者》
*総使用器ー 黎明/刀/武器耐久値 ∞(使用者のライフと連動)
(使用者「フール=リッシュエスタ」固定)
ー呂色布/魔宝具/耐久値なし
ー月白布/魔法具/耐久値なし
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「いやあ、いつ見ても偏ってんなー」
ま、偏っててもいいんだけどね。
それにしてもスキル増えたなぁ。
さて、ptも十分あることだし、まずはスキル取得から行こー。
まず、「雷纏」取得〜、次に「修復」も取得〜。あれ?今回はカンハブスキルが少ないな。まあ、そんな日もあるさ。
さて、残った560667ptで何をしよう。
あ、そういえば「石火」がⅩになったんだ。ちょっと鑑定してみよ。
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スキル名称:「石火Ⅹ」
スキル種類:支援系
スキル詳細・・・・・・それは石を打ち合ったときに出る火花のよう。それは火薬で石を飛ばした時のよう。全身にこれを纏うことにより、スピード5倍、全身体能力2倍。また、纏う範囲が半分になるごとに能力が2倍になる。さらに、発動時間が50ミョウを超えると、2ミョウごとに全身体能力1.2倍。自分を再現した擬似分身を作り出せる。また、このスキルのエネルギーを放出することが可能。新たに「一時スキル吸収」の能力を追加。
「看破」による隠し情報開示・・・・・・「雷纏」との統合により「電光石火」の取得が可能。
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お!表示されてるじゃん!
おーけーおーけ、これは合成しろってことだな?そうだよな?
「雷纏」と合成!
『「石火Ⅹ」と「雷纏」を統合します』
『失敗しました』
は?
『スキルが ザザ……ッザザ より、 カサカサカサカサカサカサカサ を取得します』
『一定条件に達したことにより「電光石火(歪)」と「黒蟲の這いずり」を自動的に統合します』
『「電光石火(黒)」を取得しました』
え?今何が起きた?
まあいいや……俺には知り得ないことだ。
それよりも、だ!
「電光石火(黒)」ってなんなんだよ!?
ちょっと混乱してる。
先にスピードあげよ。
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*スピード: 1165269(+999999)
↑1up 10pt
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やっぱスピードの上がりすげー。
これからもポイントはどんどんこいつにそそぎこんじゃおう。
うっし。改めて「電光石火(黒)」の確認をしようか。「鑑定」発動。
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スキル名称:「電光石火(黒)」
スキル種類:支援系
スキル詳細・・・・・・それは雷光であり、火花である。それはエネルギーを司る。
「看破」による隠し情報開示・・・・・・なぜこのスキルをあなたが持っていrーー直ちにこの文章を削除します。
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スキル名称:「電光石火(黒)」
スキル種類:支援系
スキル詳細・・・・・・それは雷光であり、火花である。それは全てのエネルギーを司り、闇の光を纏う。全ては廻る。黒き光よ全てに安らぎの闇をもたらせ、終わりへの道を繋げよ、ラストサバイバルを生き残れ。廻レ廻レ。
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お、すごいスキルだな(多分)。
でも使い方が抽象的すぎる……。
もうちょっと何か情報を開示してくれ……!
まあしょうがない。さて、この「ラストサバイバル」ってなんだ?
『フール=リッシュエスタの『ラストサバイバル』へのエントリー申請を受理』
『条件を満たしてないため、条件を満たすまで保留します』
「「うわっ?いきなり声が」」
「「あれ?」」
「主人とサユノマサよ、どうしたんだ。」
「いやーなんかラストサバイバルに参加?だかなんかって言われてなー」
「主も?私もそうだ。なんか承諾したっていきなり言われて、意味がわからないのだが」
「いや、俺はなんか承諾じゃなくて保留みたいな」
「「「…………」」」
「「「ま、今はいっか」」」
さーて、そんなのはとっとと忘れて、先に踏破を目指そう!
あと1階層で終わりだ!
「よーし!休憩してからいくぞ!」
そうして横になり目を瞑ると、すぐに俺の意識は闇に包まれた。




