十四:滴り落つるは我が命
☡ኪꯖ"話ኵ通Ⴑ"ʓ ㄌ?
なっ、話しかけてきた!?それに今回は言葉になっている。
「あ?」
顔を顰めながら、返事だけは返しておく。
ㄌㄌㄌㄌㄌㄌ⺍⺍ㄌ、面白亻表情ヲⳣʓ丿若造
ノイズ混じりだが、なんとくなく言っていることがわかる。
「お前からしてみたらみんな若造だろうよっ」
「黎明」を構える。今回は「黎明」に頼りっきりになるかもしれない。
ᤊᑑᤊᑑ、準備ꪽ大事⨧"၈、ꯖ"ꪽ儂ㄌᕊ₺亻クㄌ၈「【朱玉ノ烈火】」「【黒濁布 / 擦 / 侵蝕】」
相手が朱玉を握りつぶす、瞬間、部屋の至る所から炎が吹き上がる。
また、スペリオルサピエンのスキル「猿眼」によってこちらの動こうとした場所が全て炎、いや、烈火で埋め尽くされている。
そして、最悪なことに自分がいる場所が、空間が侵蝕されている。つまり、絶えず動いていなければいけない。
「ちっく……しょうっ……!」
避けることに神経を使い過ぎてしまい、相手の拳がモロに突き刺さる
「かはっ」
₺っ᭻足掻いꯖ見ㄝよ、若造
くそっ、ユニークスキル「遊場創生」発動…………スキルが発動しない?いや、発動しなかったわけではない。
「おいおい……。発動した瞬間蝕まれて消えたじゃないか……」
濁った黒色が部屋を侵蝕する速度が段々速くなっている。
あと5ヒン持つか持たないかだな。
くそっ、「創糸」発動、相手の足に……いや違う、あれは残像!?糸を自分の一歩手前に!
ʆく見破っ⨧၈、若造
糸が振動を伝えてくれることによって相手の位置がわかる。
その隙に「石火Ⅹ」発動!
見つけ……た?いない、だと。
「後ろじゃ、後ろ」
「まさかもう話せるようになったのか!?」
「そうじゃ。いやあ、言葉って難しいもんだの」
最悪の報告だ。
考える暇がない。「エネルギー循環」「エネルギー生成速度上昇」「思考」を意識的に発動。
今すぐにここからの打開策を考えろ!
頭が焼き切れそうだ
今すぐ考えろ
頭が焼き
考えろ
頭が
考
・
・
・
ああ、わかった。
止金を外せばいいだけだろ。
力を解放すれば、殺せるなあ。
もう、考えなくていいやあああああああああああああああああああああ。
「ははははははははははっはあっはhhahahhahahhhhhh 」
「おうおう、若造め狂いやがったなあ。ㄌㄌㄌㄌㄌㄌ⺍⺍ㄌ……」
『熟練度が一定に達したことにより、「思考」が「並列思考」と「思考加速」に昇華しました。どちらを取得しますか?』
あああああああああ……あ?
ああああああああ!ああああ!
『返答がないため、どちらも取得する方法を検索します』
『検索中』
『検索中』
『発見しました。容量が足りないことが原因です。今すぐに脳を壊してください』
ああああああああ じゅわっ
『脳の溶解を確認』
『脳が破壊されたことにより、容量を増やすため擬似脳と交換します』
『例外発生。脳の再生を確認。ただし、容量が増えたことにより、2つのスキルが取得可能となったためスキルを取得します』
『熟練度が一定に達したことにより、「回復」を取得します』
はっ!
あれ?何が起きたんだ?さっきまでひどい頭痛に見舞われてた気がしたんだけど……。
ただ、今は頭がスッキリする。なんかなんとも言えないような全能感が身体中に行き渡っている気がする。
今なら何でもわかる。そんな確信があった。
「並列思考」「思考加速」「エネルギー循環」「エネルギー生成速度上昇」を意識的に発動することで活性化。
「石火Ⅹ」で質量を持った分身を大量に生成。
各々に今取得した「並列思考」を埋め込み、分身のスキル発動を可能とする。
分身を部屋の大きさの限り無限に生成、それぞれで隠蔽之魔術「遊場創生」を発動。
すぐに侵蝕されるが、これで侵蝕を抑え、さらに発動するごとにユニークスキル「虎狼痢」を発動。
だが、「虎狼痢」がうまく当たらないように避けている上、浸蝕に触れた瞬間に効果が切れるため、これではまだスペリオルサピエンは死なない。
「ㄌㄌㄌㄌㄌㄌ⺍⺍ㄌ、若造、やりおるの。まだ使うつもりはなかったんじゃが【赫玉ノ「焔禍」】【靑玉ノ水葬】【黃玉ノ蟠桃】」
スペリオルサピエンは再び数珠を潰す。ただし、1個ではなく3個だ。
赫玉が潰れ、スペリオルサピエンは「焔禍」の名を授けられる。
靑玉が潰れ、至る所から激流が噴き出て来るが、それは烈火を消してしまう。さらにこれは烈火から熱を奪い、烈氷と化す。
黃玉が潰れ、その攻撃が昇華する。
「今より儂は「焔禍」の名を賜った!よろしくな、若造!ㄌㄌㄌ⺍⺍ㄌ⺍ㄌㄌㄌㄌㄌㄌㄌㄌㄌ!」
「石火Ⅹ」の「一時念動吸収」を発動。
昇華した「石火Ⅹ」は、新たなる能力「一時スキル吸収」を発現する。
「よろしくだぜ、「焔禍」。そしてさようなら、いますぐに俺がお前を倒すからな!」
右足に「石火Ⅹ」を集約させ、一歩踏み出す。
その強化された一歩は瞬き一つの間に焔禍との距離を詰める。
だが
「見え見えじゃな、若造よ!ㄌㄌㄌ!だがエエぞ、もっとコノ老体を楽しませてくれぃ!」
「そうだったら良かったんだがな」
相手の背後に分身を生成し、座標を少しずらした状態で同時に質量を持たせる。
「なぬ!?ㄌㄌㄌ⺍ㄌㄌㄌ⺍、若造よ、なかなか乙なことをするではないか。【白濁布 / 擦 / 暴護】」
どごあがああああああああん
キーーーーーン
「それまで防ぐって、マジか!?」
反発による爆発の跡には、巨大化した白濁の布に守られた焔禍がいた。無傷で。
これはいよいよ手詰まりだな……。物量戦でいくしかないか。
俺の分身に「黎明」を構えさせ、一斉に投げさせる!
「念動Ⅴ」と合わさり、「黎明」は爆発的な速度を生む。
だが、
「まだまだじゃあ!【蒼玉ノ碧空】【㐂玉ノ狂笑】」
蒼玉が潰れ、碧空が現れ、スペリオルサピエンの頭上で広がる。そして、分身を全て吸収する。
㐂玉が潰れ、体の感覚が狂い始める。
「平衡感覚まで失い始めてるじゃないか、何してくれんじゃあ!」
「ㄌㄌㄌ⺍ㄌㄌㄌㄌ頑張れ、頑張れ」
ぐらっ
「ごふっ」
体が傾いた瞬間を狙って腹を殴られる。そして、激しい痛みを感じる。
「痛っ!」
にやり
焔禍が口角を釣り上げる。
そういえば、こいつ名称保有になってた!
しまった、ユニークスキルが使えることを忘れてしまっていた。
「看破」発動、ユニークスキル「灰玉生成」発動を確認。
「若造、じゃあな。【灰玉ノ灰燼ニ帰ス】」
生成された灰玉が潰れ、前に潰した数珠による侵蝕や烈氷などの攻撃に触れた空間から燃え上がり、灰と化し、色を失う。
今すぐに安全地帯を「看破」っ!
「看破」「看破」「看破」「看破」「看…………
もう何回「看破」を使ったかわからない。
だが、今心の中にあるのは“何を使ってでもまずは逃げ切ろ!“ということだけである。
『熟練度が一定に達したことにより「看破」を覚醒させます』
『覚醒が完了しました。「看破(覚醒)」を取得しました』
『一定条件に達したことにより、「脳」を取得しました。「思考加速」を統合します』
あれ?急に周りの景色が遅く見えるようになった。
何より、焔禍への道が見える。
そして、そこに至るまでの全てのシミュレートが一瞬で完了する。
「ははっ、この感覚は前にも感じたことがあるぜ。じーさん、逆転させてもらおう」
「ㄌㄌㄌㄌㄌㄌ!さすがじゃな、だが逆転はさせぬぞ!【黄玉ノ黄衣】」
黄玉が潰れ、焔禍の周辺を囲むようにして結界が無尽蔵に生成されている。
おそらく「猿眼」によって頭の中を覗いたのだろう。
「だが道はまだ見えるっ!」
今目の前には1本の直線が見える。
終わりだ、焔禍。
「石火Ⅹ」発動、「一時創糸吸収」発動。相手を糸で絡め取り、ここまで引っ張るっ!
「一時虎狼痢吸収」発動。「石火Ⅹ」を「黎明」に纏わせ、ユニークスキル「虎狼痢」を付与する。
さあ、準備は整った。これで決めよう。
俺は「黎明」を構える。
目の前には引っ張られてきた焔禍がいる。
「まだまだぁ!若いモンには負けてられないのっ!【藍紫玉ノ瑠璃】」
藍紫玉が潰れ、彼の手に一振りの剣が握られる。
彼はそれを上に構え、落とす。
俺は構えから、横に振る。
「ㄌㄌㄌ⺍ㄌ⺍ㄌㄌ⺍⺍ㄌㄌㄌㄌㄌ!!」
「おおおおおおおおおおおおおおお!!」
刀と剣、2つの武器が振り終わった後には、左腕が切り落とされた俺と、少しだけ胸の辺りに傷がついた焔禍がいた。
「儂の勝ちじゃな」
「いや、俺の勝ちだ」
っしゃあ!かかったな、傷かついた時点でお前の負けだ。
「ぬ!?ウガアアヴァヴァヴァア゛アアア゛アアァ゛アァア゛!」
絶叫が上がり、瞬間、目の前のスペリオルサピエンは倒れる。
この怪異が倒れるのを確認した俺は、すぐさま左腕のあったところに「回復」をかけ、止血する。
「鑑定」発動。体力を鑑定。
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*:ライフ:450000 (+500000) / 1000
↑ 1up 10000pt
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あと一歩で逝くところだったわ。ようやくこれで塔の攻略を終わらせられるぜ。
よし、次の階層行く……あれ?
なぜ死体が消えてない?




