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明日の音の最骨頂  作者: さあの
3/5

黒髪の佐村木さん

ふと現れた黒髪の佐村木さん。

ちょっと、どんな性格かがわかってきましたかね‥‥‥‥‥??

まぁ続きを読んでくれると泣いて喜びます。

佐村木さんがゆうにどんな影響を及ぼすのか?

ぜひ見守ってください。

あれから私は、桜んちで水を少し飲んで、

翔さんに挨拶をして帰った。  


佐村木さんはあのあと、今考えるとあまりこちらを見ないようにしていたのかもしれない。


そんな雰囲気だった。


朝起きた。昨日の佐村木さんの言葉、音はまだ私の耳の中を通り越して頭の中にいた。


ゆっくり準備をしていると、桜がメールをしてきた。


「おはよー、昨日はありがとうね!今朝、7時半の電車に乗るから、頼むよ〜」


なんでこいつはこんな呑気なのだろう。

私は危機?一発をなんとか乗り越えたというのに‥


そのあと、また来たメールを私は三度見した。


「あ、今朝佐村木さんもいるから」


ん?なんで?なんでなんでなんで??

翔さんならまだわかる。なんでよりによって佐村木さん??絶対また喋らなくなるけど‥‥きまずくなるけど‥えぇ‥‥‥


なんとも言えない憂鬱度で家を出た。


駅に向かうと、案の定桜がいた。と、隣にもう一人、佐村木さんもいた。

途端に私は走り出していた。年上の先輩を待たせるわけにはいかない。


桜が「なんだ、走らなくてもよかったのにい」


だれのせいだと思ってんのよ


いくよ、とばかりに歩き出した途端、桜が

「いっけね、定期忘れたあ!!!」

といった。でも私ならわかる

こいつわざと忘れたな

「ごめん、走って取ってくるから先乗ってて!」

と少し弾むような感じで消えていった。


どうすればいいんだ?この状況。桜なら喋れていたのかな、私だからだめなのか。

そんなめんどくさい思考回路におちいる直前に電車が来た。


「どうする?桜ちゃん、おいてっちゃう?」

少し子供じみたいたずらっ子っぽい笑顔をする佐村木さんが言った。


こんなことにした桜が悪いんだ。

「おいていきます」そう静かに答えた。


もうすこし、愛想良くできたらゆうも絶対友達多くてもてるって!!

いつか桜に言われた。


隣の佐村木さんを見ると、カバンをごそごそしてからあった!とばかりに小さな何かをとりだした。


もしかして‥‥‥‥連絡先だろうか?

最近、気になる子がいると連絡先を紙に書いて渡して去っていくっていうのが流行っているらしいけど

まさかね‥‥‥‥‥

とばかりに、気にしていたら案の定、佐村木さんが


「日比谷さん、あ桜ちゃんと同じでゆうちゃんって呼んでもいい?手、出してよ」


「マジか」思わず小さな声がもれた。


「いい、俺が降りたら開けて」


「あの‥‥‥降りる駅同じなんですけど‥‥」


「あっやべぇ‥‥‥‥」

あちゃー!!とばかりに顔をしかめて、

じゃ。あけていいよーと言ってくれた。

ドキドキして私は手のひらをあけた。


入っていたのは‥‥‥小さなチョコレート2つ。


「え?」


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