表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の下僕は自由になりたい  作者: D沖信
未来襲来
184/783

コード“蹂”5

戻ってきた黒姫から翔が寝たことを聞いて黒鴉は少しだけ憤慨する。

「疲れたから寝るですって!?だらしないわね」

しかしそう言った黒鴉も軽く欠伸をかいて伸びをしながら仕方ないと納得する。

「私もちょっと疲れを癒して来ようかしら」

これ以上の戦闘は諦めて全体解散して普段の業務に戻る。神威は早速とメモを片手に何名かの科学者を集めて対策の新兵器について談義を行う。

「敵に対して溶断なるものが有効と言う話なんだが…携帯できる武器に出来ないものか」

話に参加していたツムギが難しい顔をする。

「そもそも溶接技術の応用で攻撃手段じゃないと思うんだけど…Kが考えたの?」

「多分だが…」

「破天荒だなぁ」

神威も苦笑いで返すしかなかったが機械に対しては有効性のある攻撃だと持論を語る。

「携帯バーナーを改造すればいいんじゃないかな?味気ないけど」

「うーむ、火力足りなそうだ…」

色々と意見交換をしながら形作っていきその日の内に神威は自分の世界に籠ることにする。

管理者が居なくなった作戦室では黙々と資料作成をするヨロズにツムギが絡みに行く。

「ヨロズー、何か作業頂戴」

「…資料の作成と翻訳作業、やるか?」

「うへぇ、めんどくさそう」

いい加減な態度にヨロズの眉間に皺が寄りこめかみをピクピクさせる。

「や、やるやる!喜んで!」

怒られたくないという一心でツムギも作業を行うのだった。


その頃、寝ると言ったが結局眠れなかった翔が自室で情報収集をしているとやはりネットの世界では既に神藤財閥への不満や不信感が見えてくる。

(動こうが動くまいがこうなるよな…)

大体想像通りの流れに翔は頭を掻いてどうしたものかと考える。

(いや、関係者がどうこう言うべきじゃないな…黒鴉が見たら烈火の如く怒り散らすだろうけど)

火を吐く黒鴉をイメージしてつい笑ってしまう。すると背後から黒鴉の声が聞こえてくる。

「何を笑っているのかしら?」

「ん?うぉ!」

ガタッと椅子が傾き翔は転げ落ちそうになるが踏ん張って「ノックしろ」と文句を言うが黒鴉は軽蔑したように下目使いで睨む。

「寝てるんじゃなかったのかしら…?」

「いや、そうだけど寝付けなくて」

「それ寝てるとは言わないわよ…で?何見てたの?」

特にそれ以上咎めないで翔の見てたSNSを見てムッとする。

「ふーん、これ見て笑ってたの…最低ね」

「ち、違う!これ見てキレ散らかして暴れるお前を想像して笑ったんだ」

「…それ結局私馬鹿にされてないかしら?」

翔の言い分に黒鴉は呆れる。

「私が些末な事象に逐一反応すると思ってる?小物じゃあるまいし」

「…そうなのか、その割には元気無いな」

「眠くてね…」

黒鴉は欠伸をして「帰る」と呟いて去っていく。

「なんだってんだよ…」

茶化しに来ただけの黒鴉に翔は軽く悪態を付きそうになるが我慢して見送る。

(これ以上は目が汚れるしやっぱり寝るか…)

悪い噂を気にする必要はないと翔は考え黒鴉の欠伸に釣られるように欠伸をしてベッドに倒れ込む。

翔と分かれて自室に戻った黒鴉は先に帰ってきて読書をしていた妹に誹謗中傷されている事を泣き付く。

「くーろーひーめー!神藤グループ悪く言われてるー」

「実績作らないと…それとやっぱり悪者っぽいのは仕方ないかと…」

「実力見せ付けろって?…熱い思い共に…やってやろうじゃない!」

浮き沈みの激しい黒鴉は早速と演説でもするのか台本を必死に書き始めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ