大魔王討伐のために転移させられて、スキルは「リチャグリドス」と言われましたが、それがそもそもなんなのか?
苦手なハイファンタジーなので、ゆるーい目で見てやってください。
独身の会社員47歳。ずっとそんな人生かと思いきや何の因果か18歳の勇者として異世界転移。
時間がないらしく神の説明もそぞろのまま、転移移動中にうっすらと聞こえた、「スキルは『リチャグリドス』」との言葉?
意味不明だがスキルということは、大魔王討伐には必要な能力なのだろう。日常的なの? 戦闘的?
ここの国王に会いスキルは「リチャグリドス」と伝えると「大魔王を倒す最強の聖勇者」と讃えられ、300年眠っていた精悍な顔つき銀髪ロンゲの騎士レインと、薄着なグラマー美女の魔導師エマの兄妹をお供につけてくれた。一発でエマに惚れた。
エマは盲信的に勇者を信奉していたためにすぐ打ち解けたが、最初レインは俺を認めようとはしなかった。
「は! なにがリチャグリドスの使い手か。俺は認めぬからな」
「そもそもリチャグリドスがなんなんでしょ?」
「……なんという謙虚な御仁だ。このレイン、身命を賭して仕えよう!」
なぜ謙虚ということになったのか?
そんな俺達を見てエマは微笑むのだった。
かわいい。
レインとエマの活躍で、俺は何もせずに大魔王の城へ。だが大魔王強し。レインも床に倒れた。
「リチャグリドスの使い手でも、時間なくては余を倒せまい」
時間がかかるものなの?
どうにもできない俺の手をエマは強く握る。
「大丈夫。兄さんは泳げるもの」
待て。水が出るのか? 天変地異的なヤツだったの?
「さあ勇者様! リチャグリドス・極を!」
キワミ!? 種類があるの?
「面白い! 見せてみよ!」
そう言われても。
「何もしないのはまさか、余を気遣ってか?」
え?
「完敗だ。技量でも度量でも負けたわい」
やけに清々しい顔の大魔王。勝手に納得し一族を連れて魔界に帰郷。俺だけ不完全燃焼のまま城へと帰ることに。
城では大歓待。王様に労われるものの、正直にレインとエマのお陰で自分は何もしていないというと、二人ともまた感動してしまった。
そこに大司祭が古文書を持って現れた。
「ここに昔の勇者が使ったリチャグリドスの各種が記載されています。勇者様のリチャグリドスも書き加えたいのですが」
え? そこにリチャグリドスの謎が書いてある?
古文書に手を伸ばすと、先ほどの言葉に感極まったエマが俺に熱烈キス。
途端、周りは歓喜に包まれ、感動した大司祭は古文書を破いて紙吹雪のように撒き散らした。
「あー!」
「いいのです。平和になったらこんなもの不要ですよね」
そう言うことじゃねぇ!
一生このモヤモヤが続くのか……。
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ウソです。そんなのないです。
献血とか、ドナー登録とか、評価とか、ブクマとかは任意です。でもそれで救われる人がいます。
うーん。ためになるいい話。
(いい話の中にクレクレ入ってるぞ、うぉい!)