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実力診断


午前7:30。 俺達は皆で泊まっている宿舎の東にある訓練場にいる。


「ではこれから全員の実力をチェックする。 僕とリーンが攻撃と防御を行うから、全員で向かって来てくれ」


そういえば、リーンって人はまだあったこと無いんだった。どんな人かと思って見てみると、そこにはいかにもな魔法使いがいた。


大きな帽子にエメラルドの様な宝石のはまった杖を持っている。 背は低いものの、漏れ出した魔力なのか物凄い力を感じる。

そして、実力診断が始まった。


結果から言うと、全員が完敗。唯一攻撃を当てられたのが海渡だった。 [英雄]のスキルを使って1発当てたものの、大したダメージでは無かったらしく、リーンさんの魔法で派手にやられていた。


タージャさんがヘイトを受け持って、リーンさんが魔法で攻撃という作戦だったらしいが、殆どの人がタージャさんの剣撃だけで戦闘不能になっていた。

俺も王都に来る途中に実検がてら収納しておいた巨大な岩をタージャさんとリーンさんの上に取り出して潰そうとしてみたが、あっさりと砕かれてしまった。 【アイテムボックス】の新しい使い方が出来たが、この世界ではそんなに効かないらしい。 その後は当たり前だが負けた。


その後は「君達どこの世界から来たんだい?体の使い方が分かっていないのが多過ぎる」とかなんとかタージャさんから全員で叱られてしまった。


罰として、訓練場を10周走ってから、体の基礎を作る為のトレーニングをして、昼食の時間となった。


食堂へ行き、決められたメニューの中から選んで取ったら適当な席に座る。

俺にとってはこの時間がずいぶん寂しく感じる。

元々友達と行ったら一緒にゲームをしていた春樹、卓也、裕美くらいだった。2年生になってからは、クラスがバラバラになってしまってゲームやネットの中でしか会っていない。

友達かどうかは分からないが、席が隣だということで海渡ともたまに話すが、彼の周りにはいつも人だかりが出来ている。 ……俺とは別の人種だ。


という訳で、端に座って1人で黙々と食べ続ける。 今日のメニューは〈アシッドポークの燻製〉だった。 少し硬いものの、歯ごたえがあって凄く美味い。そして、燻製の香りが最高だ。〈アシッドポーク〉は、毒を持っているらしいが火を通せば害はなくなるという。 主食はパンで、副菜に不思議な青い菜っ葉がのっている。 俺の記憶では青い食材が思い浮かばないが、美味かったので良しとしよう。


一通り食べ終えて食器を返しに行こうと席を立った所、背後から声をかけられた。


「よお壮磨、久しぶりだな!……といってもゲームの中では会ってたか」


「……誰?」


知らない奴がいた。

どうも、猫ニクスです。

そろそろ受験に向けて本格的に勉強し始めようと思います!


その前に、貯まってる分を数話一気に投稿しようと思います。

と、いう訳で《闘技場》編までどうぞ!

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