3/4
突然の退社
佐島はもう派閥争いが嫌になっていた。
そこで会社を退職する決断をした。
退職時は佐島は43歳取締役常務役員とい
う位置だった。まさに未来の社長になっ
ていたであろう男だ。
佐島は退職した後政界に入ろうとした。
誰もが正解の方が派閥争いは激しいので
はないかと思ったことだろう。
自分が利用されていくのは佐島は耐えき
れなかっただけなのである。
政界に入ろうと決めて間も無くしてから
衆議院選挙があった。
当然佐島は、立候補した。
無所属ではなく、与党である「自由進歩
党から。
今自進党は安田総理大臣の人気もあっ
て、飛ぶ鳥を落とす勢いである。
その政党に入った。




