真・恋姫†無双 ~昭烈異聞録~ OBAKA短編 其の壱
あらすじにも書きましたが、これは作者の私自身のガス抜きで御座います。あっという間に終わりますので、期待しないで下さいね?
本作において北郷一刀は作者の勝手なアレンジが施されている。
1:身長190cmのマッチョマン。
2:伊達政宗の具足のレプリカを着用。愛用の武器も日本の物のレプリカ。
3:どこぞの世紀末覇者や傾奇者が乗る様な黒い巨馬を愛馬にしている。
これらの三つが主なアレンジなのだが、けして……「戦国B◎S◎R◎」とか「戦◎無◎」を意識した訳ではない。只単に、作者の地元が仙台で仙台と言えば「伊達政宗」、「一刀は戦国ネタも好き(?)」と言う安直な理由である。故に“「◎A◎A◎A」や「◎国◎双」の物真似して見せろ”と言われても、彼には無理な注文だ。従って――
――六◎流――
「……こんなの出来るかぁっ!! 」
「か、一刀さん、一体どうしたの? 両手の指の間に刀を六本も挟んで持とうとしてたみたいだけど? 」
行き成り激昂するや、両手の指に挟んだ六本の刀を地面に突き刺す一刀。そんな彼を心配し、桃香が声を掛けてきた。
「いっやー……ちょっとね、とある人の物真似してみようと思ってさ。刀を六本指に挟んでみようとしたんだけど、やっぱ無理があるよなぁ~? 」
「当然じゃない、大体、両手で二つの武器を使う事すら結構大変なんだよ? 」
「あー……そう言えば、桃香や兄上は二振りの剣を振るってたよな? 蓮華に到っては、剣と短拐(トンファーの元になった武器)を同時に使ってたし 」
呆れ顔で桃香が言うと、一刀は納得顔でうなずく。
「それに、一振りの得物を扱うのより難しいし、何よりも力を使うんだからね? そのお蔭で……ほら、私の腕結構太くなっちゃったし、この力こぶが何よりの証拠だもん 」
そう言って腕を曲げて見せると、なるほど確かに前よりも力こぶが盛り上がっていた。だが然し――
「そげんこつなか!! 桃香は今でもオイにとっせえ、じゅんたっ細くちむぜ女の子やっど?!? 」
訳:「そんな事は無い!! 桃香は今でも俺にとって、十分細くって可愛い女の子だよ!? 」
と、一刀は行き成り仁王立ちになるや、はかま越しで雄雄しくそびえ立った「御岳」を桃香に見せ付けると、彼女はたちまち顔を真っ赤に染め上げた。
「か、一刀さんの力こぶ……前よりすごくなってるよ? 」
「もへ寝っが、こいからん寝床いレッツゴーだ!! よろっで腕立て伏せすっど!! 」
訳:「もう寝よう、これから寝床にレッツゴーだ!! 一緒に腕立て伏せしよう!! 」
「う、うん……少し早いけど、いいよって、ひゃうわっ?! 」
「コレが、オイの……『得意技』ぢゃあっ!! 必ィッ脱ァアッ!! 剥ァぎ取りィ、御免ーッ!! 」
桃香が言い終える前に、一刀が急接近してくると、彼は独自の得意技を発動させる。何と、彼はあっという間に彼女の服を全部剥ぎ取って丸裸にしてしまい、それと同時に己自身もふんどし一丁になると、彼女をお姫様抱っこして神速で寝床に向かうのであった。後は……言うまでも無かろう……。
どっとはらい。
あっという間に終わって申し訳御座いません。今月からまた自分の周りの環境が変わり、朝7時半に家を出て、帰宅が夜の10時近くの生活が続いているものですから、中々自分の好きなことが出来ずじまいになっております。
何でこんなのを書いたのかといいますと、ガス抜きもありますが、結構恋姫と「戦◎無◎」或いは「B◎S◎R◎」のクロス作品を目にしてるのもあり、自分なりのパロディを交えたものを書いて見たいなという悪戯心もありました。
ですが、悪意あっての事ではございませんので、どうか寛大な心で……(土下座
もしかすると、時折今回の様に勃発的にこんな物を書く事があるかもしれません。その時は「あ、こいつ疲れてんだな」とみなしていただけたら幸いで御座います。
それでは、また! 不識庵・裏でした。