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第三話 新しい友達

今日は仕事は休みの日だった。

重い身体を引きずって、朝食を作り始める。エルトリックはまだ、眠っている。

昨日の事件が、脳裏をよぎる。

3人の少年、路地、悲鳴、雲が晴れ、月が出た。その一瞬に・・・・・

「おはよう、兄さん」

俺は驚いた。エルトリックが不思議そうな顔で俺を見ている。

「兄さん?」

再度、エルトリックが俺を呼ぶ。

「ああ・・・おはよう、エルトリック」

ぎこちない俺の返事に、エルトリックは心配そうな顔つきになった。

顔をうつむかせ、眼には涙がたまっているのがわかる。そして、エルトリックが泣き出した。

「どうしたんだよ。なんで、泣くんだ?」

「だって・・・・兄さんが、兄さんが哀しそうな顔を・・・・」

そう言って泣きじゃくるエルトリックは、その場に座りこんでしまった。

「ごめん、エルトリック。事情が、あるんだ・・・・」

俺はエルトリックに質問した。


「エルトリック、昨日、何処にも行ってないか?」

俺の質問に、エルトリックが答えた。

「行ったよ」

エルトリックの言葉に俺は驚いた。

「新しい友達が出来たんだ」

「友達?」

「うん。昨日知り合ったんだ。楽しかったよ」

「何処で知り合ったんだ?」

「言えない。秘密だって」

エルトリックは笑いながら言った。俺は昨日の事件について聞いてみた。

「昨日の夜、十字通りにある細い路地に行ったか?」

「・・・・・行ってないよ」

俺は荷がとれたような気がした。そして、エルトリックに笑いかけた。

「朝ご飯食べて、買い物に行くか」

「うん!」エルトリックは嬉しそうに返事を返した。

エルトリックの友達のことも気になったが、昨日の事件にエルトリックが関係していなくてよかった。もし、そうだったらどうなっていたことか・・・・・・

でも、ここからが本当の恐怖が襲ってくるとは、俺もエルトリックも思ってもいなかった。

またしても、よからぬ方向に・・・・

どうして、こんな風になってしまうんだろう?

と、自分でも思います・・・^^;

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