表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/19

第十一話 会話

昨日の夜から、エルトリックは部屋にこもりっぱなしだった。食事も部屋でとっている。

エドリックの言葉と苦痛の顔が頭から離れない。

泣きはらした眼は赤くクマができ、うつろ状態だった。ベッドの壁にもたれ、膝を抱えている。

ごろんと横になり、枕を自分の顔に落とす。

落ちた枕をギュッと握り締め、また、ごろんと横になる。

「兄さん・・・・・・僕のこと、嫌いになっちゃったのかなぁ」

そう思うと、涙が出てくる。

「兄さんにまで、嫌われたら、僕は・・・・また一人ぼっち。いやだよ、そんなの、いやだよぉ」

「兄貴にまで、嫌われたのか?」

エルトリックの声ではない別の声が聞こえた。少年だった。

「わかんない」

「今日は何して遊ぼうか?」

と、また、別の声。さっきの声とは違った。

「なんでもいいよ」

エルトリックはつまらなさそうに呟いた。枕を握る力を強くした。

「あれは?最近、問題になってるじゃん」

「連続でやると、やばくね?違うのにしようぜ」

「じゃぁ・・・・そういえば、お前、明日パーティーに行くんだろ」

エルトリックはキャサリンの家で行われるパーティーのことを思いだした。

「うん」

少年二人はニヤっと笑い、エルトリックにこう言った。

「「俺達が面白くしてやろうか?」」

「まえから、聞きたかったけど。どうして僕と友達になったの?」

エルトリックの質問に、二人は笑みを浮かべる。

「その質問は答えられない」

「知りたかったら、俺達を    いい」

「え、何?」

その声は外から聞こえてくる車のエンジン音によって、かき消された。

「で、何する?」

「僕はなんでもいいよ」

エルトリックはそっけなく返事を返す。

「エルトリック、お前も考えろよ」

エルトリックはニッと笑った。そして、三人は声をそろえて言った。

「「「さぁ、何して遊ぼうか?」」」


クイズです!!


「知りたかったら、俺達を    いい」

というセリフの開いた部分にはどんな言葉が入るでしょう?


ヒントは、漢字二文字とひらがな一文字です☆彡

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ