「つぶやく」のはツイッタ○だけにして下さいお願いします。
《ゼンタイ》
「糞」が接頭語として付くほどに詰まらなく、締まらない話が始まった訳なのだが……、僕は結構好きな物語であると思う。
互いの理念が回折して屈折して反射して交錯して交差して隊列を組めずに捻じれあったこの状況。
「迷走」とも置換可能だろう。
彼と彼女と――――維祐と藍理。
彼は殺しを望む。
彼女は名前を望む。
維祐は理由を望んだ。
藍理は何も望まず――――託した。
ここいらで一つ『断言』しよう。
維祐と藍理は死ぬ。
何の一辺倒もなく、只無残に露骨に暴露的に露呈して殺される。
抵抗――――はスルだろう。だが、抵抗『出来る』だけであって抵抗が『成功』するとは到底考えられない。
だが、一撃はきめることはできるのだろう。
彼―――維祐の懐刀である『刀隷』は、神鈴の部類に含まれる天矛――――属刀と呼ばれている類のモノなのだろう。
属刀とは名が態を現すように、『|その刀の対象となったものに強制的にその刀の保有している属性を植え付けることが可能な能力を持つ』刀だ。
そして、刀隷はこの世界を構築した神に『神属性』以外の属性――『隷属性』を与えかけたと伝承に残るほどの歴史が残る刀。
効果は―――壮大で絶大。
なのだから、せめて反撃は出来るだろう。
まさに窮鼠…猫を噛むだ。
いや、その前に猫に噛みつかれているのだが、おや?
あー、これはこれは。
仏人のくせに飲み込まれてるよ。
禍々しい――――いや、曲々しいな。
子供の遊びじゃないんだから、怒って、望んで、モノに頼るのは良くないな。
僕としては共存ってあたりが及第点だったんだが……、この空間は熔けるんじゃないかなあ。
あの様子じゃ、手首に付いていたはずの魔剣が、 あちゃー、こりゃやばい。
『魔剣』が『魔憑』になりかけてるじゃんっ。
これは、いくらの僕でも手に負えないな。
とり憑かれたら、―――とり憑かせたら『戻れなくなる』。
もしくは初めから戻る気など更々無いとか…、阿呆か。
「自分の存在を簡単に見すぎだ。価値を楽観視するな。僕を見習えって」
僕は独り言をつぶやく。粒粒の入ったゼリーを食べながら、つぶやく。
ええ、嘘です。
でも、この調子じゃ……新約レヴェルイーターの誕生とか―――――なりそうだな。
「冗談じゃないぞ。第六天でも手に負えないのに、仏人がレヴェルイーター化とか、正気の沙汰じゃないだろ」
自らの言葉の意味を噛みしめて、心の中で復唱する。
「こっちの『世界』へ『アイツ』を探しに来て幾許か経ったけど、ここまでの事態は初めてだなー。どんな事情があってこんな事態と変化したのか、昇華したのか分からないけど…まずあ引き剥がしますかー。
『探査』を解除っと。
ラルド。フル。トイト。『転移』…えっと、ポイントは……、『創造空間』で。」
そうして、彼は転移した。彼の眼が良くなって良くなりすぎて悪くなってしまうようなそんな緑の純色のローブを身に付けた変人――変態だった。
ローブの周りの色が一瞬明るくなったかと思う頃には、その姿は跡形もなく、消えていた。
彼のローブには一つの刺繍が。
紫陽花の刺繍が緑の糸で入っていた。保護色のように。
魔術アルカナフィンディ学院 第11年、特別劣等生に与えられた唯一の『色』。
『緑』。
恢這の魔眼をした彼女―――クレアと同期の魔法使いにのみ与えられた、最悪の色。
侮蔑の色。
『緑』。
単純計算で百歳は超えている―――彼。
物語の登場人物が一人追加し、いよいよ始まる。
プロローグは終わったのだろうか。
そろそろ入るのだろうか。本編に。
だとしたら、だとしたら――――――。
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
あいさつの順番は、今この執筆は昼にしているので、順番的にです。
最近どたばたと忙しく、西尾維○さんの新刊本や既刊本を読みあさったりして、どうも埋ピーシーを起動する機会がなく、あまり執筆できませんでした。
すいませんっしたぁ。
と、言う事で、物語です。
傾く物語です。
「傾○語」です。
今回もサイコーでした。
貫徹してしまいましたね。
三時間ほどで一度読み、もう一度見返して四時間見ました。
え、二回目の方が多いって。
あたりまえじゃないですかー。
じっくりとよんだんですよ。
と言う事で、謝罪文と、感想文でした。
コレを読んでくれた人は西尾○新に少しでも関心を持って既刊本を読んでくれることを期待しています。
読んでいる人は、あーそうそうといった感じで共感してほしいです。
ではロリかっけー皆さん……失礼、噛みました。
物語ネタですっ。
ではではー。