表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
名の無い彼と名無しの彼女  作者: 水口 秋
第一章、皆様に安らぎを。
18/50

「黒」は女性にこそ似合う色だと思う。女性が黒を着るととっても格好いい。

《式》


「黒」「真黒(まっくろ)だ」「深淵なる黒よ」「烏の濡れ場色の黒ではないね」「絵具の原色の黒だよ」「俺の反対色だな、姿が際立っちゃうぜ」



空間の結合方式が変化した。


簡単に説明すれば、「Y=(X+1)(9X-1)」の変数 x に「X=6」の実数を代入したとしよう。

つまり、これがこの空間の結合方式である。

「X=6」というのがこの空間の性質。それと同時に容量の大きさをも表す。

空間と同期(フォーマット)するとき、この結合方式が使われる。

そして変数 X にはその同期者の容量に比例して自動的に代入される。

つまり、××ツキというレヴェルイーターは××の分だけの過剰容量を所有している事になる。のでその部分に空間を代入する。

しかし、××ツキの部分にソレを代入してしまうと、レヴェルイーターの過剰容量はソレで埋まってしまう。

ソレを補うのがまた、××ツキに代入された空間である。その空間内なら「Y=(X+1)(9X-1)]の式が「Y=(X+1)(9Z-1)」に変わる。この変化は定義であって、そういうものなのだ。

この変数 X に 6 を。変数 Z に ××ツキが代入される。


そして空間の結合方式が変化したとは、


「Y=(X+1)(9Z-1)」の変数 X , Z が初期化されて X , Z の中には何も入っていない事になる。

この結合方式の式を創った創造主がこの式を放棄したということに必然的になる。


これらを踏まえて、今の状況は―――――、

化け物が痴態を晒して振りまいて自らの創った空間を初期化して脱出しようとしたのだ。

明らかにテンパって作業が進んでいないようだ。

だから、

空間創造クリエイト

その隙をついて、その隙をこじ開けて。その隙を無理やりこじ開けて、

空間を我が物とした。

制圧したと言ってもいい。空間制圧。

「放棄した瞬間、お前の負けが確定したな。本当に死にたくなかったら結合方式の変数は初期化するべきではなかったな」

彼――シックスは空間を支配した。干渉して、その延長線上で支配した。統括した。

化け物の前には窓ガラスが砕けたような鋭利な破壊痕がある。

だから、空間を砕いてで出ようとした化け物を閉じ込めた。

ソレを、その破壊痕を再構築して、変数に自らの数字を代入して、全くの元通りにした。

ヒィン とコピー機のスキャンを思わせる白い閃光が破壊痕に沿って動き、空間を直した。

だが、代入して制圧して統括して空間の痕を直しただけ。

まだ、空間はドス黒い黒。

退路を断たれた化け物はもはや脅えるしかない。

『ひ、ひぃ、たたたたたた助けて、タスケテクダサイ。お願いします、シックス様』

「ハっ、カスだなっ。どう思う――――ねぇ?」

「キミは意地が悪いよっ!カスが怖がってるじゃない。さっさと手品のネタ(種明かし)してあげようよっ、そんで早く殺そうよっ。もう疲れた」

彼女がいた。

いや、ずっといたのだろう。だが、化け物は認識していなかった様子だった。

ならば、彼女は一体……。

彼が霧散して登場したところまではいた。

だが、そこからは――――まったく登場人物表から外れていた。

ならば、彼女は一体―――、


どうも、最近とっても寝不足の水口 秋です。


秋ですね。最近。


あ、一つにゅーすです。


土日更新だったのですが、今週から土日はもちろん、平日もちょくちょく更新することにしました。


詳しくは活動報告のページに書いておくのでよければ見てください。


では、


次に十全なる機会がございましたら、またお会いしましょう。


分かる人がいれば行幸です。


西尾維○さんの戯○ネタです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ