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名の無い彼と名無しの彼女  作者: 水口 秋
第一章、皆様に安らぎを。
1/50

「プロローグ」と言う名の――

どうぞ、楽しんでいってください。


「プロローグ」と言う名の悪意と善意と真実と虚言。 


  彼には名前が無い。


  彼女は名無し。


  始めから無かったのか、もしくは人生の途中で失ったのか、二人は知らない。


  名前が無いのだから。



  二人は強い糸で結ばれている。


  一人ではけして断ち切ることのできない、「糸」に。


  引っ張ることしかできないのだから。



  二人は考える。


  名の無い訳を。

  

  じっくり、緩やかに流れる時の中で考える。


  自分自身を。

 

  二人で。





       はじまり――はじまり――



  「プロローグ」と言う名の滑稽で緻密で悪質で包括で虚しい物語。


  世界が崩壊すると彼は言う。


  世界が崩壊すると世界は言う。


  世界が崩壊すると彼女は言う。


  世界を崩壊させるとアナタは言う。


  それならば―――、


  私は世界を救って見せよう。


     ハジマリ―― ハジマリ――

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