5話
セミナーが開かれた夜
23時
松方の自宅
松方「アンケートがあるなら事前に言っておけよな。ったく」
Gメールで送られた川口からの事前アンケートを読んでいない松方は最後尾の席で当てられないと結局読まずにダラダラとセミナーに参加。
松方「結局なんとかなったけどあのオッサン本当にすごい人なんかよ。そうは見えなかったな。KTもたいしたことないな。所詮噂だな」
ホストのナンバーワン時代、たくさんの成功者を見てきた松方は人をみる目が養われていた。
川口はエセ成功哲学者の為、松方のセンサーには引っ掛からない。
松方「一応大金払って参加したセミナーだ。Gメールで送られてきたアンケートに目を通して見るか」
開いたGメールの受信欄には大量のバイトルやタイミーなどの求人メール、割引目的で登録した風俗メールで埋め尽くされておりアンケートのメールが見つからない。
松方「げ、こうなればメール検索のFromで検索するか」
松方は奇跡的に10年前のメールを引き寄せた。
松方「なんじゃこれ」
「Gmailに連絡先へのアクセスを許可しますか?」
アドレスが候補の一覧が一通り出てきた松方だが、さおりから送られてきたアドレスがアクセスの権限を許可するか確認するポップアップの画面に邪魔されて隠れて見えなかった。
松方「面倒だな。ほっとこ」
松方のこのダラケきった性格が150兆円を遠ざけた。
松方「そんなことよりアイドルの卵エミちゃんのpicpok初配信だ。全裸待機だな」
大手配信サイト Picpok
picpokは、中国のyamaatsu社が運営するショート動画に特化したSNSで2026年現在、単なる動画視聴アプリを超え、コマース(買い物)やスポーツ配信、ビジネス活用が加速。日本国内の月間アクティブユーザー数は7000万人を突破し、約3人に1人が利用する巨大プラットフォームとなっている。 若年層だけでなく、平均年齢は40歳まで上昇しており、幅広い世代に浸透している。
23時半
東京の地方にある小さなアパート。
床や洗面台が汚れで漆黒に染まったゴミ屋敷の一角が携帯電話の照明で淡く照らされている。
田仲「KTのセミナー楽しかったなあ。picpokでまた聞いたことを配信しようっと」
ライバーJOY(田仲)がいつもの決まった時間23時半に配信をつけると画面はすぐに同接3を表示した。




