表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

96/116

第96話 1537年 7歳  三姉妹登場だぞ

前回は里見氏訪問回でした。

今回は――再び上洛の旅。


<堺出発>


堺港に着いた。


堺で指名手配中の島田はややこしくなるので置いていく。

品物をほぼ全て堺や京都で売るか贈るかなので、留守役兵士は100名だけ残す。


京都に行く者は、


俺、長尾為景、柿崎景家、守役安田、

雷蔵、胤嵐、風馬、水斗、志村大吾、商人津田、セルパ、赤目5名。


重装歩兵900名、親衛隊49名。

荷駄50頭と、幹部が乗る馬、予備で20頭を借りる。


堺の街を離れて30分。

山に少し入った頃――


赤目から報告が来た。


「敵襲があります。準備を」


全軍に武装準備を指示。


道が狭いので方陣をひく。

方陣とは▣の形で、四角の中心部に俺と祖父が親衛隊に囲まれている。


すぐに前方から30名ほどの忍者が現れた。

服装と武器から甲賀忍者と分かる。


対忍者なので赤目が出る。


赤目滝、霧狼、夜雀、水鬼、影牙。


赤目5人は強い。

だが相手は30人。


そして――


こちらは950名の重装歩兵。

たかだか30名で来るのは不自然だ。


忍者が来れば赤目が対応する。

赤目が戦闘をしている間、周囲の警戒網は薄くなる。


敵がそこまで読んでいたら――


俺は叫ぶ。


「前方の忍者はオトリだ!

 方陣を崩すな!

 左右と後ろから来るぞ、準備しろ!」


すぐに敵襲。


目算で500名。

やはり両側面と後方からだ。


山なので騎兵はいない。

足軽のみ。


二列目の重装歩兵が半弓を撃ちまくる。

セルパも撃ちまくる。


方陣が崩れなければ――

この戦いは勝ちだ。


防御戦とはそういうものだ。


その時。


セルパが俺の所に来る。


「親玉見えた。打ってきていいか?」


俺が頷くと、

セルパは方陣をすり抜け、木に登った。

足で幹を抱え、弓を放つ。


指示を出していた親玉が倒れる。


「やっつけたよー!」


セルパの大声。


俺も叫ぶ。


「お前達の主人は死んだぞ!」


味方にも叫ばせる。

敵の士気が一気に下がった。


「追撃戦だ。徹底的にやれ」


甘い事をすれば噂が広がる。

ここは、きちんと殺す。


――甲賀忍者を見る。


残り10名。


赤目を下げさせ、半弓の一斉掃射をさせようか。


半弓を準備させる。

それだけで赤目に意図は伝わる。


赤目滝が俺の所に来た。


「因縁のある相手です。

 手出し無用でお願いします」


俺は襲ってきた足軽を調べる。


細川氏綱の残党と分かった。


細川晴元と細川高国が跡目を争い、

晴元が勝ち、高国は死去。

その後、氏綱が残党を率いて反晴元運動をしている。


つまり――


俺が細川晴元に取り入り、

自分を攻めて来ると思い、

先制攻撃をしてきたのだろう。


赤目の方を見る。


甲賀は残り3人の女忍者。

夜雀と戦っていた。


そこに霧狼と影牙が加勢し、すぐ終わる。


3人の女忍者は縛られている。

他の27名は殺されていた。


因縁があるのだろう。


<三姉妹>


俺は縛られた3人の女忍者の所へ行く。


夜雀に詰め寄る三人。


「なぜ私達を裏切った」

「私達より伊賀の男を選びやがって」

「あんたが抜けた後、私達も酷い目にあわされたんだぞ」


赤目滝に事情を聞く。


彼女達三姉妹と夜雀は、

姉妹同然で育てられた存在。


夜雀にとっては、

唯一の肉親に近い相手らしい。


なるほど。

だから殺さなかったのか。


俺は声をかける。


「お前達、俺に仕えないか?

 今いくら貰っている?」


三姉妹。


「忍者は金じゃない」


「命助かりそう?」


「……今月100文です。

 ご飯も食べれてない時あります」


俺。


「赤目は月900文だぞ」


三姉妹、絶句。


「しかも遠征手当があるぞ」


「手当って何」


「もらえるお金の事よ。

 それ位知っておきなさいよ」


「甲賀には手抜きという言葉はあっても

 手当って言葉はない。

 知らなくて当然でしょ」


俺。


「遠征手当で月800文だぞ」


再び絶句。


三姉妹。


「肝心な事が聞けてない」


「……あんたが言いなさいよ」


「言い出した人が言うべきよ」


――ピンと来た。


俺。


「赤目は恋愛自由だぞ」


赤目は、伊賀と甲賀の男女の抜け忍が始めた里。

恋愛はゆるく、訓練は厳しく。

それがモットーらしい。


三姉妹、即答。


「是非とも若様に仕えさせて下さい。

 お願いします」


俺。


「そしたらお前達、夜雀に謝っとけ」


三姉妹は夜雀に謝る。


夜雀。


「若様、有難う御座いました。

 三姉妹を鍛え直します」


夜雀から三姉妹を紹介された。


長女 あおい

次女 かえで

三女 すみれ


皆、美人だったり可愛かったりする。

それを夜雀が、


「顔を目立たなくしろ」


と説教していた。


後で三姉妹に聞くと、

夜雀の顔も美人で目立つらしい。

それを化粧で消しているとのこと。


忍者、すごいな。


赤目滝と三姉妹について話す。


赤目は抜け忍専門なので、

女忍者の抜け忍が少ない。


女忍者の仕事は多い。

助かるとのこと。


追撃戦が終わり、重装歩兵が帰って来た。


ふと祖父を見る。


――うつらうつらしている。


寝てたのか?

クリスマス回で先行登場していた三姉妹が、

ついに本編へ正式登場しました。


皆様、お待たせいたしました。

これからの三姉妹の活躍を、ぜひ楽しみにしていてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ