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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第89話 1537年 7歳 南部氏に会うぞ

前回は、

本間家のバカ息子の世話をする回でした。


<三戸城へ>


酒田港から、

南部氏の居城・三戸城まで――

馬上で約一ヶ月。


正直、とても退屈だ。


舟なら八日で済む。

次からは、馬を南部氏に預け、

舟で移動することを決意する。


ようやく、

南部氏居城・三戸城に到着した。


当主は、南部安信である。


同行者は、

宇佐美、柿崎、守役の安田、

雷蔵、島田、水斗、赤目滝。


型通りの挨拶を交わす。


贈り物は、

新津焼、越乃柿酒、蜂蜜、石けん、

そして佐渡ヶ島の金銀を各一キロ。


かなり気を使った内容だ。

南部安信も、明らかに驚いている。


特に、新津焼には目を見張っていた。

……これは、今後も使える。


「安田からも聞いていると思いますが、

 長尾家の蝦夷地所有を認めて頂きたい。

 その代わり、今回のように軍を派遣し、

 南部氏の敵対勢力を排除します」


「例えば、

 安東氏の攻略を考えていますが、

 いかがでしょう」


南部

「安東氏がいなくなれば、

 奥羽は南部支配で固まる。

 ……できますか」


「我々は、一ヶ月前に

 大宝寺氏を酒田港から排除しました。

 我々にとっては容易いことです」


「加えて、

 いくつかお願いがあります」


「一つ。

 釜石の鉱山の採掘と、その産出物が欲しい」


「一つ。

 この地で乗るための軍馬を二千頭購入する。

 育成・維持をお願いしたい。

 購入費用は当方、

 維持管理費は南部氏で」


「一つ。

 派遣人数一人につき一石。

 今回は五千人なので、五千石を」


南部

「その条件、引き受けましょう。

 ただし、こちらにも条件があります」


「一つ。

 討伐を手伝った領土や財産の保有を主張しない」


「一つ。

 戦で長尾家の兵が死傷、

 または手柄を立てても、

 こちらから金銭は出さない」


「一つ。

 互いの同盟国を攻撃する場合、

 その都度相談すること」


「一つ。

 最低限、安東氏を攻略できなければ、

 この話はなかったことにする」


「この条件でどうでしょう」


「正直に言えば、

 蝦夷地は魅力的です。

 しかし、販売が弱い」


「堺へ向かう舟を出せないのです」


「龍義殿は、

 西洋帆船を四十隻も保有し、

 明との貿易、堺への販売もされている」


「南部家では、無理です」


「蝦夷地を譲るなら、

 近い土地をもらった方が良い」


「それでは、

 まず前哨戦として――

 来週、南部紫波郡にて、

 和賀義勝、斯波氏の軍勢と

 共同で戦う、ということで

 よろしいですな」


南部

「そうです。

 ……しかし、龍義殿は

 本当に七歳なのですか?」


「よく言われます」


中身は三十二歳だけどな。


<縁談という名の爆弾>


南部

「同盟を結ぶなら、

 儂の孫娘と、

 龍義殿の婚姻で

 話を進めたいのですが、

 いかがでしょう」


宇佐美

「お相手は、お幾つですか」


南部

「確か……十三歳だったかと

 記憶しておりまする……」


――ちょっと待て。


転生前でも、

結婚なんてしていないぞ。


相手は十三歳。

六歳上だ。

転生前なら犯罪だ。


安田を見ると、

やたら嬉しそうだ。


……お前、

「孫を抱くまで死なない」

って言ってたな。


柿崎と宇佐美は、

真剣に考えている。


「急な話ですので、

 一度、持ち帰りたく思います」


南部

「こちらとしても、

 将軍家、天皇にも覚えが目出度く、

 佐渡ヶ島の金山、蝦夷地を抑える若様との婚姻は、

 ぜひ進めたい」


「前向きな検討を、

 お願いしますぞ」


俺たちは、

南部氏に指定された宿舎へ向かった。


道中、

はしゃぐ安田。


安田

「若様、

 どんな娘さんですかね?

 気になりますね」


……もう、

嫁が来た気になっている。

のん気なものだ。


宿舎の俺の部屋に、

幹部が集まり、対策を練る。


「確かに、

 蝦夷地支配には

 南部氏との同盟は重要だ」


「だが、

 婚姻についてどう思う」


柿崎

「ちと早いとは思いますが、

 賛成です」


宇佐美

「婚姻は人質の意味もあります。

 当家にとって有益です」


「もし子が生まれ、

 当主となれば、

 南部氏にとっても利益となります」


「では、宇佐美。

 悪いが、この地に常駐し、

 俺の婚姻、軍馬購入、

 次の戦の情報収集を頼む」


「情報収集の手足として、

 赤目を二人預ける。

 黒影と毒虫だ」


赤目滝も、よいな。


宇佐美は驚いた顔をしたが、了承した。

赤目滝も了承した。


……人数を追加しておいて良かった。


「安田は、直江津に戻り次第、

 俺の縁談を進めよ」


「俺は、祖父二人に報告しておく」


「さて――

 縁談話はこのくらいにして、

 戦いの話をしよう」

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