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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第71話 1536年 6歳 大叔母、怒っているぞ

前回は、佐渡ヶ島港で本家本間と戦いました。

港を抑えたことで、

次に何が起きるのか――

今回は、その続きのお話です。

祖父・長尾為景の妹が嫁いだという、

羽茂本間氏に向かう。


祖父の妹――

つまり、大叔母である。


同行するのは、

重装歩兵一千。


残りの兵は港で荷卸の手伝いだ。


重装歩兵一千いれば、

道中で伏兵に遭っても対応可能。


――問題ない。


羽茂城に到着する。


軍監の柿崎、宇佐美。

そして守役の安田を連れ、


羽茂本間当主・本間高信に会う。

以下、大叔父。


その隣には、大叔母が座っていた。


先ずは――

大叔母の怒りの言葉だ。


大叔母

「……何ですか、この軍は?」


「私たちは兄・長尾為景が困っていた時、

 手を差し伸べました」


「それを軍勢を連れて来るとは、

 恩知らずの所業ではありませんか」


「兄を――

 兄を連れて来なさい」


「誤解があるようです」


「まずは、

 話を聞いていただけますでしょうか」


大叔母

「……聞きましょうか」


「まず、この佐渡ヶ島には

 五十の鉱山があります」


「そして我々は、

 水銀を用いた金銀精製法を開発しました」


「もし長尾家が開発すれば、

 年間三十万貫の金銀が採れます」


「五十の鉱山を全て開発するには、

 一万人の労働者が必要ですが――」


「本間家で、

 それを用意できますか?」


大叔父

「……龍義殿」


「その話、

 まことか?」


「確かに本間家を合わせても、

 五十全ての開発は無理じゃ」


「だがな、

 長尾家が採掘を請け負うとすれば」


「他の本間家との配分はどうする?」


「奴らは欲深い。

 黙ってはおらんぞ」


「無論、

 羽茂本間家と長尾家だけで分けます」


「方法は――」


「戦で滅ぼすだけです」


大叔母

「……私たちが長尾家と組み、

 他の本間家を倒せと言うの?」


「逆です」


「大叔父様には、

 本家・分家すべての本間家に声をかけ」


「長尾家を追い出せと、

 働きかけていただきたい」


「そのため、

 本間家が一つになる機運を作ってください」


「そして――

 国中平野のどこかで

 決戦の空気を作っていただきたい」


「いざ決戦となれば、

 大叔父様は撤退してください」


「本間家を一つずつ相手にすれば、

 時間がかかります」


「そうなれば、

 他家や他国が口を挟み、長期戦になる」


「我々の補給線は長い」


「だから――

 短期決戦にしたいのです」


「本間家の兵は、

 全て合わせて四千」


「我々は、

 五千で来ております」


大叔父

「……勝てるのか?」


「勝ちます」


「そのために、

 来ました」


大叔父

「仮に勝ったとしても、

 本家本間は守護代じゃ」


「外せまい。

 どうする?」


俺は、

腹案を大叔父と大叔母に話した。


大叔父

「……お主も悪よのう」


これの返しは、

古来より決まっている。


「いえいえ」


「大叔父様ほどではございませぬ」


大叔父も大叔母も、

乾いた笑いを浮かべた。


――ヤバい。


「遅れましたが、こちらを」


「天皇家、将軍家にも献上した

 越乃柿酒、石けん、蜂蜜です」


「こちらは

 蝦夷地で取れる希少な毛皮」


大叔父

「龍義殿が

 最近、蝦夷地に手を出していると聞いた」


「……儲かるのか?」


「一隻で

 年間一万貫ほどの粗利が出ます」


「現在、三十隻」


「つまり、

 三十万貫です」


大叔父

「この佐渡ヶ島と合わせれば、

 年間六十万貫」


「……三百万石に等しい」


「龍義殿」


「天下を狙っておるのか?」


「――無論」


大叔父

「よかろう」


「儂も、

 天下取りに協力しよう」


「天下を取った暁には――

 分かっておるな?」


大叔母

「もちろんです」


こうして話はまとまり、

俺たちは大叔父の城を出た。


港へ戻る。

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