↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/558

第45話 1536年 6歳 スカウト目的の武芸大会を始めるぞ。 ② 相撲大会

通常の募兵では、数も質も足りない。

ならば――才能を、戦場の外から掘り起こす。

武芸大会は、そのための“実験場”だ。

集まるのは、武士だけではない。


相撲といっても、

肥満体は強くても走れないのでスカウトしない。


相撲大会に行くと、早速水斗が言ってきた。


水斗

「若様、見てほしい人がいます」


試合を見る。

「あの背の大きい方です」


――戦国時代にもいたんだな、ヤンキー。


ヤンキー

「やんのかコラ!」

「殺すぞ!」


……決まり文句まで完璧だ。


弱くて

「今日はこれくらいにしといてやるよ」

と言ってくれたら拍手喝采だったが、そうはならなかった。


とてつもなく強い。

倒れた相手に、蹴りまで入れる外道っぷり。


面白い。


早速スカウト小屋に呼び出す。


話を聞くと、五兄弟。


ヤンキー兄弟

「俺たち、難しいことわかんねーんだよ」


俺

「だから簡単だ。

 兵士になって敵を殺して、大金稼ぐ。

 それだけだ」


ヤンキー兄弟

「あん?

 この糞餓鬼、殺したってもいいんだぞ」


言い終わる前に、

水斗、安田、護衛の兵士総出で――


ボコボコ。


真田

「若様……彼らの噂は聞いてます。

 口が悪く喧嘩ばかり。

 村の嫌われ者です。

 やめた方が……」


やはり戦国時代でもヤンキーは嫌われていたか。


俺は、転がっている五兄弟を見下ろす。


俺

「お前たち、俺の兵士になれ。

 悪いようにはしない。

 わかったな」


ヤンキー兄弟

「ハイ」


……素直だな。


名前を聞く。


長男は井口剣一。

以下、剣二、剣三、剣四、剣五。


俺

「……親、手抜いたな」



---


次に目に入ったのは、

とてつもなく強い、変な奴だ。


審判

「始め!」


男

「始めません!」


……言いながら、普通に始めている。


声援を送る奴がいる。


声

「だから喋らなければいいんだよ!

 それで試合は進むんだから!」


ツッコミだな。


よく見ると、

ツッコミの方も――強い。


スカウトさせる。


高井

「僕が高井輪です。

 こっちの変な方が浜本将です」


口説き人

「なんで?」


高井

「二人合わせて、

 まさに、たかいわです」


……令和なら寒い。


俺

「浜本、なんで反対のことを言う?」


浜本

「俺がそう言った方が、

 かわいいだろ」


高井

「かわいくないから!」


俺

「お前ら、俺の兵士になれ」


浜本

「イヤです」


高井

「若様すいません。

 本心は入りたいです」


浜本、うなずく。


……こいつら、漫才師だな。



---


次に、水斗がまた連れてきた。


とにかくデカい。

身長、ほぼ二メートル。


押しただけで、

相手が吹っ飛ぶ。


倒れた相手は白目をむいて泡を吹いている。


俺

「……まずいな」


近づこうとした瞬間、

酒を持ったおっさんが先に動いた。


顔を横に向け、顎を持ち上げ、

舌を引き出す。


医者だ。


俺

「見事だ」


決勝戦。


二メートルと、

筋骨隆々のマッチョ。


女

「頑張ってー!」


マッチョ、女を見る。


……マジか。


一瞬の隙。


二メートルが投げた。


俺

「……こっちは力、

 あっちは欲か」


試合後、名前を聞く。


俺

「名は?」


二メートル

「大島力太郎です」


俺

「……力太郎」


その名の通り、

力だけなら化け物だ。


次。


俺

「お前は?」


マッチョ

「大助次郎です」


安田

「……助平?」


俺

「“大”に“助”、

 しかも女で隙を作る。

 大助平だな」


大助次郎

「……否定できません」


力は本物だが、

戦場で女を見るな。死ぬ。



---


最後に医者を呼ぶ。


俺

「従軍医師になってくれ」


青田

「人殺しの手伝いは出来ませぬ」


俺

「死んでいく兵士を減らす手伝いだ」


少し考えた後、青田は言った。


青田

「……神様の使いに頭を下げられたら、

 断れませんな」



---


相撲大会で採用したのは――


ヤンキー五兄弟。

漫才師二人。

力だけで押し切る二メートル、力太郎。

女で死にかける大助平――次郎。

医者一人。


安田

「若様らしくない人選ですね」


俺

「そうか?」


安田

「はい」


俺

「――だがな」


「こういう奴らが、

 戦場では一番使える」


今回は相撲大会編でした。

クセは強いですが、

全員ちゃんと「理由があって」採用しています。

次回以降から、少しずつ役割が見えてきます。


※作品のレビュー(感想)をいただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
あと下に三人居るんでさ。 へぇ名前は剣六、剣七、剣、、、
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。