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第243話 1540年 10歳 加賀本願寺攻略するぞ (6 緊迫、加賀国の領地経営どうする?)
加賀国の領主を誰にするか。
悩む。
① 本願寺が去った後、住民を東門徒に改宗してもらわないといけない。揉めた場合に上手く収拾できる人。
② 領地は七尾と朝倉に挟まれ、外交が出来る事。
③ 領民に好かれる人。
この条件を備える必要がある。
俺は一人の名前を念頭に、幹部連中に根回しする。
男の名前は雷蔵だ。
問題は家老職だが、蘆名から連れてきた佐瀬貞藝をあてる。
通常の家老職は弟とか血縁中心だが、俺は佐瀬貞藝をそばに置き、話を聞いていた。
真面目そのもの。
天才というより秀才肌の男だ。
裏切る事はないだろう。
加えて、越後に連れて来た蘆名残党を中心に加賀国へ入れる。
雷蔵と一騎討ちした蘆名修理亮盛綱(あしな しゅりのすけ もりつな)も雷蔵と仲が良いので、侍大将でつけておけば、雷蔵の加賀国運営も楽になるだろう。
<揺れる人事>
雷蔵を呼ぶ。
俺「雷蔵に加賀国を任せたいのだがどうだ?」
雷蔵「…私より適任者がいると思います。風馬など――」
俺「今の加賀をまとめられるのは雷蔵しかいない」
雷蔵は一度だけ目を閉じた。
雷蔵「……若様のためなら、私は加賀国を引き受けます。若様、命に代えて務めます」
俺「雷蔵助かるよ」
俺は頷いた。
(これで加賀は安泰だ。)




