第182話 1539年 9歳 三好氏の攻略をするぞ (七対三十、忍びの夜)
<夜、侵入>
影牙扮する甲賀の里の望月が小西別宅に入って行く。
赤目の忍者がしきりに小西別宅に入って行く。
伊賀の黒
「百地丹波様、小西別宅に甲賀の望月が入って行きました」
百地丹波
「マコトに甲賀の望月か?」
伊賀の黒
「あやつはいつも仮面を被り大きな布で自分をくるんでいます、確かめようがありません、ただ、甲賀の里から出て来たので間違いないとは思います」
伊賀の赤
「長尾の見張りは交代に半刻のスキマ時間が出来る。その間に侵入出来ます」
百地丹波
「上杉龍義を暗殺出来れば最上、出来れば三好から恩賞も思いのままよ。出来ずとも甲賀の里が長尾家と組む事は阻止する事が狙い」
伊賀の赤
「もう長尾家の見張りの交代の時間です。」
百地丹波
「者ども行くぞ!」
<七対三十>
赤目滝
「奴らが来る。支援隊は屋根上から弓で射る、地上隊はトドメだ。引き付けるだけ引き付けろ」
伊賀者30人が次々入って来る。
こちら赤目は7人だ。
三人娘は夜雀に「若様から応援はないか」と聞いた所、
夜雀
「忍者同士の戦いに侍は入れてはいけない。それが忍者のキマリよ。覚えておきなさい」
三人娘
「ハイ」
(内心無茶だよーーー勝てるわけないじゃん、一人で何人倒せば良いの)
三人娘は屋根上で支援に廻されてホッとしている。
三人娘はひたすら射つ。
遮蔽物に隠れた伊賀忍者を赤目滝、霧狼、夜雀、影牙が倒していく。
あっという間に伊賀者が20人となった。
だが――
屋根上の三人娘に伊賀者5人が襲いかかる。
<それぞれの因縁>
赤目滝は百地丹波。
霧狼は伊賀の黒。
夜雀は伊賀の赤。
影牙は王子様タイプの優雅な殺し専門の忍者であるが、伊賀忍者12人を一人で食い止めなければならず、怒りを爆発させている。
影牙
「いくら俺でも、無茶過ぎだろ」
一方の屋上の三人娘も5人相手に大苦戦。
三女
「死ぬ前に結婚したかったーー」
二女
「戦闘中に弱音吐くなー」
長女
「戦闘中に無駄口叩くなー」
伊賀の赤
「お前が兄貴(霧狼)をたぶらかした女狐だな、許さん、許さんぞー」
伊賀の赤は夜雀を互角以上に戦う。
赤目滝
「よくも我が里を焼き、我が師匠を殺して、お前を殺して師匠の仇を打つ」
百地丹波
「抜かせ、儂の息子(霧狼)をたぶらかしておきながら、赤目の存在なぞ許せるか」
赤目滝は恐ろしく強い。
しかし百地丹波はそれ以上に強かった。
伊賀の黒
「兄貴(霧狼)があの事件(いずれ外伝で)以来伊賀を信用しなくなったのはよくわかるよ。甲賀の女を嫁にするなんてアイツ(外伝で)の事どうするんだよ、兄貴戻って来いよ」
霧狼は無言で伊賀の黒と戦う。
伊賀の黒は霧狼の弟分で、技や心構えを教えてやっていた。
霧狼も感心するほど伊賀の黒は強くなっていた。
夜は、まだ終わらない。
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