第180話 1539年 9歳 三好氏の攻略をするぞ (伊賀襲来、赤目が動く)
<緊迫、忍びの影>
赤目滝が血相を変えて俺の所に来た。
冷静沈着な男が珍しい。安田なんかしょっ中顔色変わる。
赤目滝
「三好氐が我らの里を潰した伊賀の百地丹波を雇いました。我らの情報収拾も困難になります」
忍びの赤目一族は、初代伊賀の男と甲賀の女の抜け忍を祖に持つ。
それ以後抜け忍の里と知られ、全国から抜け忍が集まる。
しかし伊賀の次代筆頭霧狼と、甲賀の歴代最高女忍者夜雀が手を取り合い、赤目に抜け忍として来た。
これをきっかけに犬猿の伊賀と甲賀が手を結び、赤目の里を滅ぼした。
小西商店の紹介で俺と縁が出来たのだ。
俺
「赤目、どうする。俺から兵を出そうか?」
赤目
「イエ、若様、忍びには忍びなりの流儀がございます。お手だしご無用で願います。」
俺
「赤目、死ぬなよ。お前が死ぬくらいなら忍びの流儀よりお前の命を取るぞ」
赤目は黙って頷く。
赤目
「若様、ありがとうございます」
そういって立ち去った。
<安田、蒼白>
次に血相を変えて安田が飛び込んで来た。
安田
「若様、大変です、大変」
俺
「どうしたんだ、あわてて、茶でも飲め」
安田
「茶ではありません。水鬼さんが重傷です。」
水鬼とは、船酔いの酷い安田を治療してくれる忍者である。
かなり出来ると聞いている。伊賀の忍者は強敵なのだ。
安田
「堺の名医を教えて下さい。水鬼さんを治してあげないと」
俺
「安田は小西の所に行き、名医を紹介してもらって水鬼を見てもらえ。それでその医者そのまま確保しておけ。ケガ人が多くなりそうだ」
安田
「わかりましたーーー」
そういって部屋を飛び出して行った。
<見えぬ戦>
俺の方も新しいピンチについて考える。
赤目が使えないと、目が見えないで戦うようなものだ。
急いで終息させないといけない。
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