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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第146話 1538年、8歳。 津田宗及、登場だぞ

しばらく12000人の移住の話が続いていましたが、

その間も主人公たちは同時進行で行動しています。

<堺港>


堺港に、軽騎兵五百名と重装歩兵九百名で到着した。

上陸時の護衛は、軽騎兵五百名が務める。


菊姫や鶴姫の輿こしもついてきている。


堺港では、津田宗及が俺を待っていた。

腰が低く、柔和な笑顔だ。


言わずと知れた堺の豪商。

歴史の教科書にも載るレベルの人物である。


津田宗及

「若様、ご戦勝おめでとうございます。

小西殿だけではなく、我々とも話をして下され。

耳よりな情報がありまして、是非とも若様のお耳に入れたいのです」


「耳よりな情報とは」


津田宗及

「立ち話もなんですから、拙宅で茶の湯でも嗜みながら、お話いたしましょう」


茶の湯?


津田宗及は、俺が茶の湯嫌いという事を知らないのか?

──情報収集していない、という事だな。


「申し訳ない。時間がないので、この話はまた今度でお願いします」


呆気にとられる津田宗及。

少し血の気が引いている。


俺は気にしない。


安田は気を使い、津田宗及にペコペコと平謝りだ。


俺達はその場を去り、小西宅へ向かった。


<茶の湯という文化>


安田

「若様、良いのですか?

若様の大好きな情報ですよ」


安田が、珍しくまともな事を言う。


「多分、大した情報じゃないよ。

その証拠に、津田宗及は俺が茶の湯嫌いだという事を知らないだろ。

大した話でもないさ」


待ち構えるくらいなら、俺の事を調べておけ。


安田

「若様は、なぜ茶の湯がお嫌いなのですか?

正座が嫌いだからでしょ」


「確かに正座は嫌いだがな。

茶の湯は大名や公家にも受けが良い。

茶碗を、大名への報酬代わりにも使えるしな。

長所は分かっている」


茶の湯の効用は他にもある。

茶の湯を通して、大名同士や家臣同士のコミュニケーションを図れる。


俺から言わせれば、茶の湯は令和で言う接待ゴルフだ。


安田

「でしたら、茶の湯を嫌う必要はないじゃないですか?

お茶菓子も美味しいですし」


「茶の湯は所詮、上流階級の文化だ。

一般大衆受けはしない。

一般大衆が欲しがらないと、文化は発達しない。


俺は、茶の湯に代わる

大名同士、家臣同士のコミュニケーションを考えている。


だが、俺にはまだ

それを主催出来るだけの力がない。

今は出来ないだけだ。


「安田だって、『わびさび』と言われても困るだろ。

神妙な顔をして、分かったふりをするだけさ」


安田

「わかるのは、ワサビ位なものですね」


俺は、安田よりは

わびさびは分かるぞ。

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― 新着の感想 ―
現代でもそうですが、食文化って初めから高級な一見さんお断りは広まりませんよね、日本を代表する食文化寿司も天ぷらも蕎麦もうどんも江戸中期屋台のファーストフードから広まりましたよね、きゅうすと湯呑みを普及…
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