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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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第131話  1538年 8歳  菊姫との祝言だぞ

前回は大好きな菊姫を正妻に迎える事を伝えてとても喜んでもらいました

だが――未成年同士の恋は、容易には進まない

米沢城での祝言が始まった。

形式は室町以来の武家婚礼儀式「結納・契りの式」となる。


対面の儀が始まった。

俺は守役安田が用意した黒紋付羽織袴だ。

菊姫は黒五つ紋付振袖だ。


菊姫がファションモデルのような顔立ちなので、映画のワンシーンのようだ。

この時点で守役安田は泣いている。早すぎだよ。


長尾家からは長尾為景、長尾晴景、長尾景康、長尾景房、加地春綱。

長尾家家臣として

柿崎景家、宇佐美定満、馬場信春、大熊朝秀、本庄実乃、吉江宗信、小国頼久が参列した。


伊達家は伊達稙宗、伊達晴宗、伊達実元、伊達宗澄等が参列。

伊達家家臣は桑折宗貞、梁川宗清、村田宗殖、極楽院宗榮、大崎義宣、懸田俊宗、色部昌宗が参列した。


両家の使者、宇佐美定満と桑折宗貞が盃を交わし、婚姻の確定を宣言する。

令和なら当事者二人が盃を交わすのだが、家同士の婚姻なのだと実感する。


結納品ゆいのもの交換。

越後からの贈り物は、金蒔絵の鏡箱、佐渡金山の金塊千両(千貫相当)、越後縮の反物百反、白馬一頭。

伊達家からの贈り物は、陸奥絵螺鈿の香箱、奥州産の黒漆盃三重、紅染の婚衣一式、銀製の守刀。


祝言の膳となる。

鯛の塩焼き、鯉こく汁、山菜と酒肴、越後からの酒樽「越野柿酒」「越野枇杷酒」を献上。


宇佐美定満と桑折宗貞が盃を交わし、両家血盟の儀とする。

両家で婚姻文書と盟約状が交わされ、印判(花押)を添える。


その内容とは

「互いの国境安堵」

「援軍義務」

「婚姻永続の誓い」

である。


米沢城での婚礼は二日に分けて行われた。

その次の日、「出立の儀」となる。


城の玄関で伊達稙宗が菊姫に短刀「長曽祢」を渡す。

伊達稙宗

「越後には今後の事もあるので、儂も行くからな」

と言い、菊姫を送り出す。


花嫁行列は菊姫を乗せた籠輿かごよしと、供侍女十名、荷物(嫁入道具:鏡台、箪笥、着物百着)。

総勢五十名で米沢を出発。

道中、伊達氏の兵百名が護衛する。


町には花嫁を一目見ようと沿道に人が並ぶ。


二週間後、塩釜港に到着した。

現在朝六時くらいで、快晴。良い風もあり最高の出航日である。


別便で長尾為景、長尾晴景、長尾景康、長尾景房、大熊朝秀、本庄実乃が帰る事になる。


長尾為景

『龍義は上洛したらまた戦をするのだろう。怖くて付いていけんわ(笑)』


と冗談を言う。


『戦はするつもりはないのですが、相手に望まれるとしょうがないですね』


父長尾晴景

『それがお前の良くないところだ。話し合いで解決しろ』


出来るかーー~(怒)

だから父とは話が全く合わない。


俺の気持ちを察したか。


長尾為景

『皆、そろそろ行こうか』


祖父や父や叔父を乗せた船が出航した。

俺と菊姫や家臣は見送る。


菊姫

『龍義様はお父様が苦手でしょ?』


菊姫はズバリ心の中を言い当ててくるので、こちらも本心を言える。


『苦手だよ。今までの会話時間を合計しても半刻(1時間)以下だと思う』


菊姫

『私達の子供にはいっぱい喋ろうね』


『そうだね』


寄り添う二人。


乳母

『はい、そこまでです。』


怒る菊姫。

『何でよー、儀式終わったじゃないのよ~』


乳母

『越後での儀式が終わってませんよ』


菊姫

『いいえ、婚姻の書類を交わしたので既に夫婦です。』


乳母

『確かに夫婦ですけども、まだですよ。』


議論は平行線。

見かねた俺は言う。


『菊姫、僕達も船に乗りましょう。案内するよ』


菊姫は途端に機嫌が良くなり。


菊姫

『ずっと乗りたかったの~楽しみ~』


『菊姫は海が好き?』


菊姫

『大好き』


『良かった、俺も大好き』


そんな他愛のない会話をしながら、

俺達は船に乗り込んだ。

皆が乗り込むのを待って、船を出航させた。


西洋帆船十一隻で兵士二千人を連れて行く。

祖父に「戦をしに行くのか」と言われても、否定できない規模である。

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