表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

120/124

第120話 1537年 佐渡ヶ島に行くぞ②三姉妹と葉月

前回、佐渡の鉱山を支える金城兄弟が、

予想外にも“真面目に働く姿”を見せた。


繁華街を見に行く。


『大丈夫だ、雷蔵。葉月の仕事を見るだけだ』


街に入ると、健全エリアと不健全エリアがきちんと区分されていた。

不健全エリアの入出時には身分証明が求められ、

さらに持金の二割が預かりとなる。


要は――

博打で全財産を失っても、最低限の帰り金は残る仕組みだ。


金が無く病気持ちは入れない。

ヤクザや無職も入れない。


不健全エリアに入ろうとすると雷蔵に止められた。


雷蔵

『ここは若様の見る物はありませんよ』


(俺元32歳だし大丈夫だよ、とは言えない)


『雷蔵、大丈夫だ。確認するだけだ』


俺は不健全エリアに入って行く。


不健全エリアは博打場と色街に区分されている。

博打場では労働者が皆楽しんでいる様子だ。


色街では、窓から色っぽいお姉さん達が明るい笑顔を振りまいている。

案内図が大きく掲示され、

お姉さん達が出来る範囲内で店が形成されている。


これなら無理なく稼げるだろう。


お姉さん達が雷蔵や風馬、水斗を見てキャーキャー言っている。

雷蔵達は男前だから、普通に街に行っても女達がキャーキャー言う。


赤目の三人娘も騒ぎ出す。


三女

『見て見てお姉ちゃん、あの娘あんなに胸出して恥ずかしくないの』


次女

『馬鹿ね〜。胸出さないと客が来ないじゃん』


長女

『あら、出し過ぎても来ないでしょ』


三女

『お姉ちゃん達、経験無いのに知ったかしてるー』


長女と次女が三女を後ろから蹴る。


次女

『私達忍者が着る事ない服だよね~』


長女

『あら、どこかに潜入だったら着るわよ』


三女

『私が一番似合うけどねーー』


長女

『嘘つけ』


次女

『一番は私でしょ』


三女

『一番ズン胴』


蹴る次女。


今日は三人娘を叱る夜雀はいない。

後で赤目滝に聞いたら、夜雀は産休だそう。


しょうがない。


『お前達うるさい』


三人娘

『は~い』


長女(小声)

『あんた達のせいで叱られたじゃないの』


三女

『お姉ちゃんの声が一番うるさかったよー』


長女の声が大きくなり、


『なんですってー』


赤目滝のげんこつが三人娘の頭に

ゴン、ゴン、ゴン。


次女

『私黙ってたのにーーーー』

小声でブツブツ。


三人娘はほっとく。


<金城様専用エリア>


地図にない一番奥。


「金城様専用 一般客入るべからず」


と書かれたデカデカ看板の奥には、

宮殿のような邸宅が建っていた。


風呂がやたら豪華だろうな……。


金城もこれなら文句を言わないハズである。


佐渡ヶ島は、機能的に運営されているようだ。


<葉月の城>


葉月咲達がいる庁舎は、

河原田本間氏の元邸宅となっている。


まず事務の小田明道に会った。


小田明道が二倍位に太って、

しかもやたら明るくなっていた。


小田と真田は幼馴染の旧友である。


真田

『小田ーーお前どうした!』


小田

『こっち来たら幸せでさ。食べ過ぎちゃった。

聞けよー、俺にも彼女が出来たんだぜ。凄くないか』


真田

『凄いけど、小田お前騙されてないか?

帳簿を見せてくれ』


小田

『真田、俺とお前は親友だけど、言っちゃいけない事もあるんだぞ。

証憑書類は1号棚、帳簿は2号棚だ』


『俺も報告聞いているけど、1万貫が国の収入になっているし、

実際入金されているが本当か?』


小田

『少ないですか?』


『多いよ。優秀過ぎる。

賃金を5万貫払っていて1万貫回収しているんだぜ。

事実なら凄いよ』


小田

『事実です』


真田が飛び込んできて、


『ざっくりで見ましたけど嘘はないと思います』


葉月咲は相当のやり手だ。


『葉月咲を呼んでくれ』


しばらくして葉月咲が表れた。

相変わらず上品な物腰だ。

誰も彼女が博打場と売春宿の経営者とは信じないだろう。


葉月咲

『若様、この度はご婚姻おめでとうございます!』


『有難う。葉月は優秀だな。ケチの付けようもない』


俺と葉月は今後の方針を話し合った。

最後に商人・津田を呼んでもらう。


津田は小田とは逆に、げっそりと細くなっていた。


『津田。お前だいぶ痩せたぞ。大丈夫か?』


津田

『毎日2時間位しか寝てません。

仕事が充実過ぎて…』


『どういう事だ。人が足りないなら送るぞ』


津田

『いえ若様、大丈夫です。毎日を楽しんでいます』


『人間は健康じゃないと沢山の幸福を掴めないぞ。

寝るようにしとけ!』


津田

『わかりました』


津田が心配だが、佐渡ヶ島は順調だ。


――津田の後ろで、

葉月の上品な笑いが、ちょっと怖い。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

『面白かった!』『続きが気になる!』と思っていただけたら、

ブックマークや、評価ポイントの☆☆☆☆☆を★★★★★にして

応援していただけると、とても励みになります。


皆様のブックマークと評価が、

今後の更新の大きなモチベーションになっています。

どうぞ、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ