第119話 1537年 佐渡ヶ島に行くぞ①金城兄弟と本間氏
前回、美少女山師・お鉱が登場した。
佐渡ヶ島に視察に行く。
お伴は雷蔵、風馬、水斗、赤目滝、三姉妹、そして真田だ。
守役安田は俺の婚姻の世話で忙しく、来れない。
まずは祖父の妹である大叔母と、その夫である大叔父に挨拶に行く。
土産と祖父からの手紙を大叔母に渡す。
大叔父は土産で渡した新津焼を気にいってくれたようで、家宝にするそうだ。
予め「神棚ではなく、床の間や目立つ所が良い」とアドバイスしておく。
俺
『新しく来た葉月咲の方はどうですか?』
大叔父
『我らに大変な気遣いをしておる。
お金やら珍しい食べ物やら産出された金銀を持って来ておる。
今の所問題がなく、仮に何かあっても儂らも言い易い人だ』
葉月咲とは、前職が売春宿と博打場の経営をしていたが、
坊主とヤクザの争いに巻き込まれ佐渡ヶ島に来たやり手の女だ。
<金城兄弟との相談>
大叔父の城に金城兄弟を呼び出す。
俺
『金城達が頑張ってくれているお陰で助かっているぞ。
ところで葉月咲の仕事振りはどうだ。お前達は満足しているか?』
金城長男
『若様、ご婚姻おめでとうございます!
葉月咲さんの仕事には私達兄弟は満足しております』
金城次男
『俺達は満足しているよ』
金城三男
『そうそう俺達の注文にもすぐ対応してくれるよ。
ただ津田って人がいつも顔が青いんだよ』
津田は葉月にこき使われているんだろうな〜。
俺
『金城兄弟に頼みたい事が二つある。
一つは新しく松倉金山を手に入れたのだが、
金城兄弟のやり方で金山の再開発をして欲しい。
こちらは弟子か誰かの派遣希望だ。
二つ目は長尾家が蝦夷地の守護大名となったのは知っておるな。
蝦夷地には有望な金山が二つある。
大体の場所は言えるが正確な場所は無理だ。
ここは金城兄弟で見つけて欲しい。
採掘は分家本間にやらせようと思うが、彼らは出来そうか?』
金城長男
『松倉金山には私の弟子を行かせます。
ただ私の側を離れたがらないので1年間だけです。
それから次の弟子をまた1年間行かせますのでご安心下さい。
蝦夷地の金山については承知致しました。
私達が見つけます。
見つけた後は本間さんで大丈夫かと思います』
何やら金城兄弟がマトモになってきている。
仕事と私生活が思い通りなんだろう。
俺
『助かるよ。
有難う。期待しているぞ。これからも頑張ってくれ』
金城兄弟
『わかりました』
金城兄弟マトモだ〜。
どうしたんだ!
<分家本間の再起>
俺に敗れ財産を没収され、
金城兄弟の下で鉱山の勉強をさせていた
河原田本間氏と久知本間氏――分家本間の当主を呼び出す。
分家本間の二人は以前より逞しくなっていた。
俺
『お前達、頑張っているみたいだな。
二人にもう一度お家再興する機会を与えたいのだが、興味はあるか?』
河原田本間氏
『是非ともお願い致します』
久知本間氏
『何でもします』
俺
『旧来の佐渡ヶ島の時より大きな仕事を任せたい。
長尾家が蝦夷地の守護大名となったのは知っておるな。
蝦夷地に佐渡ヶ島に少し落ちる規模の金山が二つある。
金城兄弟が金鉱を見つけるから、
お前達で金山を掘って精製して直江津に送ってくれ。
金山の周り一帯はお前達の領土として良い。
両者ともに佐渡ヶ島と同じか、それより広い領土を任せる。
開発資金で二人に各千貫渡す。
労働者を集め採掘してくれ。
出来そうか?』
二人は大興奮である。
河原田本間氏
『若様有難うございます。是非やらせて下さい』
久知本間氏
『私達はどこだって行きますよ』
俺
『一つは最北端で金鉱は最大量を誇るが、蕎麦は栽培出来る。
二つ目はそこそこ金鉱があり、平地も近く作物も栽培出来る。
二人で話し合って、どちらにするか決めてくれ。
家を再興するとなれば、平地経営も大事だぞ。
大体の地図を二人に渡すよ。
移住は来年か再来年のどちらかだ』
分家本間
『わかりました』
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
『面白かった!』『続きが気になる!』と思っていただけたら、
ブックマークや、評価ポイントの☆☆☆☆☆を★★★★★にして
応援していただけると、とても励みになります。
皆様のブックマークと評価が、
今後の更新の大きなモチベーションになっています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!




