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「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


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111/117

第111話 1537年 7歳。 新津焼を拡大するぞ

前回は「人集め」のお話でした。

新津城に行く。

俺は桜に乗り、お伴は島田と水斗と守役安田だ。

島田も俺が桜に乗っているのを見て驚く。俺も気分が良い。

守役安田は俺の婚姻の用意で忙しいのだが、新津に行くと言ったら是非行きたいと言ってきた。

守役安田は新津焼のファンなのだ。


新津焼とは金や銀を使った派手皿で、茶の湯や儒教圏の人達からは酷評される。

しかし、ヨーロッパや東南アジアの人達には賞賛される――予定だ。


新津城に着くと、新津とキムと弟子が出迎えてくれた。


キム

『若様、沢山売って頂き有難うございます。さぁ汚い所ですが上がって下さい』


だからキム、それは新津のセリフだよ。


『新津、大変そうだな。キムを気持ち良く働かせてくれて有難う。感謝してるぞ』


新津

『若様、分かって下さいますか〜〜。胃が痛い日々です』


『新津の苦労は俺が分かっている。全部言わなくて良いぞ。

 さぁ上がろうか』


<窯場と提案>


奥に進むと、キムと弟子が作った皿や花瓶が八十ほど、所狭しと並べられている。

守役安田も、ボーッと見惚れている。


『手紙にも書いたが、将軍が新津焼を贈答と幕府の儀礼に用いるそうだ。

 更なる数が欲しい。キム、作れそうか?』


キム

『若様に褒められてから頑張っているけど、これが限界ね。

 私、毎日3時間睡眠よ』


『キム、1人立ちが出来そうな弟子は何人いる?』


キム

『まだまだのまだまだだけど、3人は出来そうね』


『皿の後ろに、キムや弟子が自分の名前を記入していけ。

 弟子達も競争になるだろう。

 良いか悪いかはキムが決めろ。


 売上は、

 国が6割、キム3割、新津1割。


 弟子作の場合は、

 国が6割、キム1割、弟子2割、新津1割。


 弟子が売れば売る程、キムが儲かるぞ。

 新津も儲かるぞ』


キム

『若様、分かったよ。沢山弟子独立させるよ』


『品質は大事だからな。

 うちにも新津焼が大好きな者がおるぞ。安田だ』


<花瓶>


キム

『嬉しいです。安田さん、この花瓶、上げるよ』


安田が花瓶を手に取り、上下左右から眺めて、凄く嬉しそうだ。


安田

『嬉しいです。神棚に飾ります』


キム

『この花瓶や皿は、床の間に合うよう作ってるよ』


――安田、顔が赤いぞ。

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