表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める」  作者: 27Be


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/25

第二章 堺への旅立ち —商人と忍者と、新たな縁—/第11話 1534年 4歳 十字槍と盾を作るぞ

越後の武器改革スタート!

盾と片手槍の実演で、職人たちが驚くシーンはぜひ読んでください。

夜な夜な俺は、

武具の新アイデアを図面に書きまくり、

高賃金で越後に来てくれとスカウト手紙を書き、

飛脚で全国へ発送した。


結果――

**武器職人が10組(2~5人ずつ)**も来てくれた。


越後の工房街が一気に賑やかになった。

俺の狙いはただ一つ。


“越後オリジナルの武器体系”を作り、謙信に勝つこと。


■ なぜ日本に“盾”が普及しなかったのか?


木製では弓矢・刀を防げない


戦国は槍社会 → 両手が塞がるので盾が邪魔


だが、

“盾だけを使う兵”も少数いたことはいた。


ならば――


「槍を片手で扱えるようにして、

 片手に盾を持てばいいじゃないか」


これが俺の発想だった。


★ 新兵器① 自立式・鋼鉄シールド


俺が見せた図面の1つ目は「自立式盾シールド」。


2mm厚の鋼板(90×60cm)


竹製の取り外し式スタンド2本(1m)


角度調整蝶番つき


縁を折り曲げ補強


携帯性重視で革製ハンドル


上部は四角、下部は軽量化のため三角


総重量12kg前後


これなら刀も弓も弾け、

地面に置いて“遮蔽物”としても使える。


職人たちはざわついた。


★ 新兵器② 片手十字槍(1.5m)


2つ目は、完全新概念の 「片手十字槍」。


全長1.5m


刃40cm


横枝60cm


ハンドガード20cm


石突&柄30cm


刃とガードは鋲留め


ポイントは ハンドガード。

これにより、


突き・引きの力を補助


握力の負担軽減


片手で槍を扱える


つまり、


右手:十字槍

左手:鋼鉄盾


という、西洋ファンタジーのような戦闘が可能になる。


職人

「本当に使えるのか……?」


図面だけでは伝わらない。

そこで俺は行動した。


★ 雷風水トリオによる模擬戦デモ


竹製の試作盾と十字槍を作り、

雷蔵に装備させる。


対するは風馬。竹槍を持たせた。


審判は俺。


■ 1戦目:雷蔵 vs 風馬


風馬が頭を狙って突き!


→ 雷蔵、盾で軌道を逸らす!

→ そのまま腹へ一突き!


「一本!」


職人「おおおおおお!!」


■ 2戦目:雷蔵 vs 風馬+水斗


二人が前後から挟み撃ち。

戦国では“必勝パターン”。


だが雷蔵は――


後ろの水斗の槍を盾で防ぎ、

同時に十字槍を滑らせて前の風馬の小手を叩き落とす。


雷蔵 「次、来い」


水斗が連続突きを仕掛ける。

雷蔵は後退、誘い込む。


水斗が距離を詰めた瞬間――


雷蔵、前に一歩踏み込み

十字槍で水斗の足を払う!


水斗が転倒。


「一本! 終了!」


★ 職人たち、熱狂


デモが終わると、

武器職人たちは 割れんばかりの拍手。


「これは使える!」

「新しい戦い方ができる!」

「越後軍、化けるぞ……!」


興奮の嵐だった。


盾と片手十字槍。

戦国の常識を覆す武器体系が、

今ここに誕生した。


俺は胸の中でガッツポーズした。


これで、謙信に対抗する“兵の型”が作れる。


越後の軍事改革は、もう始まっている。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

盾の実装、十字槍の実演、職人たちの熱狂と興奮。

越後における“武具革命”の第一歩が描けたと思います

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ