第107話 1537年 7歳 信濃北部連合を成立させるぞ
前回は外交報告を受けたぞ
信濃は北部と南部に分かれる。
この世界では、武田信虎が史実より早く信濃侵攻を進めており、
南部の佐久郡と小県郡は既に実質的に支配下に入っている。
よって南部は争わない方針とした。
北部の国人とは、
①高梨氏(高梨政頼)
②村上氏(村上義清)
③海野氏(海野棟綱・幸義)
④井上氏(井上清宗ら)
⑤須田氏(須田満親ら)
⑥島津氏(島津忠直ら)
これらで、
武田に攻撃された時、皆で対抗する信濃北部連合
の成立を目指す。
先ず俺は、竹俣清綱とともに
親戚の高梨政頼を訪問した。
高梨政頼
「龍義、武田と断交したそうだな。これは我々にも重要な影響を与えるぞ。
つまり武田家につくか長尾家につくかだ。どうするつもりだ?」
俺
「長尾家についてくれる家には武器と資金を援助しようと思います」
高梨政頼
「流石に儲かっている所は違うな。儂らの所にも援助してくれるんだろ」
俺
「もちろんです。
高梨家は長尾家とつながるとこれだけ得をするぞ、という見本になって頂きたい。
お金から武器まで提供しますので、
この竹俣清綱と共に信濃北部連合の成立にご助力頂きたい」
高梨政頼
「龍義、お金や武器以外に大事な物を忘れているぞ」
俺
「はて、何でしょう」
高梨政頼
「越乃柿酒という美味しい酒じゃよ」
俺
「わかりました。
戦勝記念は、越乃柿酒で祝いましょう(俺は飲めないけども)」
高梨政頼
「うちには、たっぷりだぞ」
俺
「百樽でも二百樽でもご用意しますよ」
<村上義清>
翌日。
高梨政頼は越乃柿酒を携え、
長尾家の使者・竹俣清綱を伴って、
村上義清の館を訪れた。
村上義清
「実は武田からも誘いが来ている。
だが金と武具を出すと言う長尾家を断る馬鹿はいないだろう。
――ただ一つ条件がある」
竹俣清綱
「何でしょう?」
村上義清
「高梨に渡す以上の酒を寄越せ(笑)」
高梨政頼
「それは儂の酒だぞ!」
村上義清
「いや、儂のだ!」
竹俣清綱
「まぁまぁお二人とも。
戦勝の宴で飲み比べ、勝った方に多く渡しましょう」
村上義清
「ははっ、それは楽しみだ。
武田が早く攻めて来んかな(笑)」
<連合のメリット>
後は竹俣清綱と高梨政盛に任せ、
順次、信濃北部連合の加盟を依頼していった。
信濃北部連合の加入メリットは、次の三つ。
第一に、
武田に攻められた時、皆で助け合える。
第二に、
越後との経済同盟締結と、通常武器(刀や槍等)の無償供与。
第三に、
武田の攻城のやり口を教える。
やり口とは次のものだ。
① 調略。
甲州と繋がりのある国人に注意。
経済的に困っている国人に注意。
② 兵糧と水攻め。
③ 夜襲と奇襲。
ムカデと呼ばれる奇襲部隊を使う。
④ 勝利後、宴会の後に攻めて来る。
対策として、水盃で一部の兵士に騒がせ、
酔っぱらった振りをしておけば、
武田が攻めて来るので返り討ちにせよ。
さらに特命として。
竹俣清綱には、
海野棟綱・幸義の配下の 真田幸綱 に、
俺からの書簡と、
刀(大業物)と、
五貫を渡す。
いつでも俺の配下として迎える。
そう伝えてもらう。
そしてもう一つ特命。
信濃南部の難民、
信濃北部の希望者を越後へ連れて来る事。
有望な人材のスカウトも命じてある。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
『面白かった!』『続きが気になる!』と思っていただけたら、
ブックマークや、評価ポイントの☆☆☆☆☆を★★★★★にして
応援していただけると、とても励みになります。
皆様のブックマークと評価が、
今後の更新の大きなモチベーションになっています。
どうぞ、よろしくお願いいたします!




