5.朗報?
もし、これから起こるであろう世紀のスペクタクルショーを、一緒に観察されたいと思われた方がいらっしゃいましたら、朗報です!
早ければ、2025年にも大きな変化が起こる可能性が報じられました。そう、来年です。
ニュース記事によりますと、大西洋の海洋循環(AMOC)が、早ければ2025年に止まってしまう可能性があるとのことです。
海洋循環が止まると何が起こるのか?
気になるところですが、まずは、大西洋の海洋循環とは何かというお話から始めていきたいと思います。
文字通り、大西洋における海流のことですが、大西洋では通常、海の表面では海流が南から北へ進み、深海では北から南に流れる海流循環があります。
この海流循環により、温かな空気がヨーロッパに届けられ、プランクトンも移動します。
深海に酸素を送ります。
→ → 暖かい空気 → →
ーーーーーーー
ーーーーーーーーーー/
大 → → → ヨーロッパ
西 ーーーーーーー│
洋 ← ← ← │
← ← ← │
この循環は、およそ2000年という非常に長い時間をかけてまわっていますが、この循環が、今世紀半ば、早ければ2025年に止まる可能性があるとのことです。
もし、大西洋の海洋循環が止まると、どうなるのでしょうか。
比較的暖かかったヨーロッパの地域は、緯度相応の気候になります。プランクトンが運ばれてこなくなると、魚介類が育たなくなります。
深海魚は深海に住めなくなります。
大西洋と言われると、遠いところの話だなと思われるかもしれませんが、海はつながっています。空もつながっています。
影響は北半球の大部分に渡ると見られ、大西洋付近だけではなく、アジアまで影響する可能性もあります。
日本への具体的な影響はまだ示されていませんが、原因は温暖化のため、もし、他の海流で同じようなことが起きれば、影響は計り知れないでしょう。
そもそも、なぜ海は循環しているのか。
その答えは、塩分濃度差があるからです。
塩分濃度差によって循環していた海流が、海氷が溶けて濃度が下がることにより濃度差が無くなり停止してしまう現象のため、温暖化が続くと、これから、他の地域にも波及していくかもしれません。
2025年から2095年の間に停止、または崩壊まると、長めの期間を発表しているところもありますが、今のところ、止まる予想しか見つけられていません。
興味をお持ちになった方がおりましたらは、詳しく調べてみてください。
西アフリカの干ばつ、西ヨーロッパよ厳冬、インド、南米、西アフリカのモンスーンのパターン変化、海面の急激な上昇と、影響を具体的に挙げている記事もありました。
出典
大西洋の海洋循環、今世紀半ばにも停止か 「早ければ2025年」
https://www.cnn.co.jp/amp/article/35207007.html
干ばつや厳しい冬がやってくる? 大西洋の海洋循環、今世紀半ばにも崩壊か —— 最新研究
https://www.businessinsider.jp/post-273242