無双賢者ヒロシ～異世界に転移した中年のオッサンが過去の脳内設定で無双する。 この物語の登場人物はすぐに土下座したがります。理由は様々ですが…

45歳中年のオッサンサラリーマンのオハラヒロシは、会社のレクで行った山の谷から転落。
魔物がうろつく異世界の森へと転移した。
その世界はヒロシが昔、ラノベ小説家を目指した時に環境設定をした自作小説『異世界賢者』の世界によく似た世界『アルカリオン』だった。
魔物がうろつき国同士の戦争が頻繁に起こる世界は一般人でサラリーマンのヒロシには過酷な世界であったが、そんなヒロシにも希望があった。
それはなんとヒロシが過去、小説を作る際に設定した事柄が通用する世界だった。
だが残念な事にヒロシは設定したそのほとんどの記憶を忘却の彼方へ追いやっていた…
そんな危険な状況を打破するために彼は、すべての能力を脳内から絞り出して思い出さなければならなかった。
ヒロシは、チュートリアルの助けを受けながら様々な能力を次第に開花させていき、森を抜けると、人間の村【カイナド】に辿り着く。　
その村でヒロシは、大賢者グラビナイトが残したといわれる【魔法全鑑】と出会い、【過去の自分の設定】と併せて天下無双の賢者となるのだった。
その後、村を出たヒロシの前に様々な人間が立ちはだかる。
圧倒的なチート能力や恐ろしい魔法も使えるヒロシだったが、気に入らない奴には、さらに論破して土下座させる。
逆に相手から感謝され跪(ひざまず)かれることも…

そんな中、ヒロシは武器屋から二束三文で『最強の刀 【天照】』を手に入れる。
それを片手に最強能力【スキル 超人】を駆使して世界中を飛び回るうちに、目標が出来る。

ヒロシの究極目標、それは日本のソウルフード『カレーライス』を食べること。
その材料を求めて、未開の土地へ…

旅の途中でひょんな事から『大公爵』に祭り上げられたり、魔物の子供を従魔にすれば『ロリコン賢者』と噂されたりと散々な目に合うことも…
『ざまあ』でもなければ『オラオラ』でもないと本人は思っているが、気に食わない奴は力でねじ伏せる。
そんな中でスキルはどんどん進化していき…ヒロシの意識も変化していく。
とにかく、超デカイ態度の主人公ですが根はいい奴なので、暖かい目で見てあげて下さい。

※この小説は以前、カクヨムに投稿していたものです。
ほぼ完全移植ですが、カクヨムで読まれた方も
まだ、読まれていない方もどうぞお楽しみ下さい。