第71話 触手の職種は触手です!
恐るべき触手が出て来ます。
倒れていたあなたには、メロン子がスカートの下に穿いている、レーズン色のブルマを覗けたはずです。
「レーズン色のブルマって言葉、久し振りに聞いたよ!」
お久し振りですねとレーズンさんが喋ればおもしろいでしょうが、レーズンではなくレーズン色なので、そんなこともありません。
「そもそもレーズンは喋らないって!」
あなたが起き上がる中、メロン子は股を大きく開いて座ります。レーズン色のブルマは覗き放題です。
「……今度は何をしているの?」
「貴女には心を開いているから、股も開いたの」
「意味が分からないっ! もうずいぶん前からずっと意味分かんない、だったけど!」
「特に深い意味はないの。ただ、ギャルゲーのように、主人公が珍事に遭遇するような場面で、夢の世界を締めくくろうと思ったのよね。さあ、この中に頭を入れて」
頬が真っ赤になったメロン子は、スカートをめくってあなたを誘います。
「……それ、やる必要ある?」
「メロン子のお願い、聞いてくれないの?」
「もう最後にしてよね」
「うん!」
あなたがメロン子の前に来て、股のところで上向きに寝ました。すかさず、メロン子はあなたの頭部を太ももで挟みます。
「うおおおおおおおおッ!」
「美少女っぽくない!」
股々、あなたから魔力を頂けました。あなたから魔力を取り過ぎたのは心苦しいですが、美味しさが抜群でしたので、しかたがないでしょう。
メロン子は太ももの締めつけ具合を緩めました。
あなたはお体を起こし、メロン子と向かい合って座ります。
「きゃっ! 恥ずかしい!」
視線を向けられたメロン子は慌ててスカートの裾をきつく押さえました。
「今さら感が強過ぎるッ!」
困惑するあなたへと最後に一つ、お知らせがございます。
「なに?」
「職業、魔王系シーフの特性で得た、貴女の新たな能力を紹介してあげるね」
「ここにきて新能力? そういえば私の職業、シーフだったんだよね」
はい。
「貴女がリバース能力でパスちゃんと入れ替わった時、新能力『触手』を取得したの。収納魔法と同じところから、吸盤つき触手を二本、出せるようになったよ。やったね!」
「全然やったねって気がしない!」
お試し、しましょうね。
あなたの太ももがダークブルーに光り、二本の青い触手が太ももの後ろから出現しました。
魔力で作られた触手はあなたの正面へと回り込み、お顔の前でクネクネとうごめきます。
「これっ、夢の中で一番怖いんだけどっ!」
青い触手はあなたのお顔に触れて、気持ち悪い感触を与えます。あなたは触手をどかそうとしますが、上手く触手をつかめません。
いつの間にか、メロン子はあなたの背後に回って両手を回し、胸部を押しつけていました。あなたは触手から逃げられませんし、魔力をさらに奪われます。
あなたはそのうち、自我を保てなくなるでしょう。
こうしてついに、あなたの夢は終わります。
サキュバスと同化したあなたの、夢の世界はいかがでしたか?
あなたが目を覚ましたら、あなたはメロン子のブルマを思い出しますか?
パスちゃんにもブルマを穿かせてみますか?
それとも、新たな触手能力で彼女を拘束しますか?
あるいは、あなたご自身がブルマを穿いて、ミリーナさんに見せつけますか?
あなたの選択肢。
それは……。
サキュバスの無限に広がる淫らな夢のように、自由なのです。
最後は触手で終える夢でした。
今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございます。




