第70話 デザートのメロンが襲来!
昔出たキャラが再登場です。
あなたの視界は白一色からお城の中へと変化しました。大ホールです。
「今度はお城か……」
スク水姿のあなたはうんざりしていますね。ですが、魔力が欲しいバス子におつき合い下さい。
「バス子ちゃんに恩がなかったら絶対拒否してたな……」
魔力が欲しい女性のバス子、略して魔女っ子です!
「そうはならない!」
それで、こちらはあなたが異世界に召喚された時にいた、あの最低最悪なお城ではありません。あんなお城よりも美しくて素晴らしい、夢のサキュバス城です。と、あなたのサキュバス嬢はお伝えしました。
「……ごめん、バス子ちゃんのせいじゃないけど、お城にはもう悪いイメージしかないよ」
異世界に来た初日から投獄されたのですから、しかたがないです。
さて、城内の壁には、バス子の髪と同色のライトグリーンの石も混じっていて、かわいらしい雰囲気です。また、壁にはたくさんのタペストリーが飾ってあります。その全てが、バス子が描かれたものでした。
「お城に絵画じゃなくて萌えタペストリーが飾ってあったら、現実だったら抗議が来そう……」
バス子の萌えタペストリーのうち、布地の少ない衣装のものや、セーラー服姿で飲み物を差し出しながら顔をそむけているものは、あなたも見たことがないでしょう。
「布地が少ないのは、ほとんど裸に見える」
遠目で見たあなたのご感想でした。
一面に敷かれている薄い緑色の絨毯には、バス子のイラストが描かれています。萌えバスタオルの巨大化版のようなものですね。バス子タオルではなく、バスタオルです。
「バス子タオルで一瞬正解だと思ったけどタオルじゃなくて絨毯だよね。紛らわしい」
ということで、あなたの前で緑の光が出現し、ブレザー制服姿の女子高生が登場します。
「こんにちはー。誰にしようか迷いましたが、メロン巨乳の同級生、命名メロン子にしました。貴女と人材オークションの前にお話をした『放課後メロン模様!』のヒロインの、実体化した姿なの」
黒髪をポニーテールにしたメロン子は、ミニスカートの裾を少し持ち上げながら解説しました。声はいつもの通りバス子です。
「美少女なのは歓迎だけど、制服女子ならさ、背景は最初の図書館のほうが良かったんじゃない? 最初のファンタジーっぽいバス子ちゃんの時に、お城にするべきだったよ」
あなたはメロン子を見下ろしながら、ご意見を述べます。
あなたにご説明をさせて頂くと、一度目は大図書館と悪魔、二度目は大宇宙と母、三度目の今回は、おっきいお城とおっきいメロンが主題となっています。
「今回だけテーマが他より軽い!」
「牢屋でのお話は、夢の中でお見せしたほうが視覚的にもお楽しみ頂けたと思うの。でも、ステキな貴女に触ったら、魔力を取ってしまって、お話を進めるどころではなくなっちゃうのよね」
メロン子があなたの細いおなか辺りに胸部を押しつけるだけでも、あなたから魔力の光がもれて、メロン子に吸収されてしまいます。
「バス子、お母さんと、次々に魔力を取られて、貴女も疲れてない?」
強大な部分を揺らしながらメロン子は聞きます。
「それよりも、口調が敬語じゃないことに違和感があるんだけど。あと、メロン子という安易な名前も。そんな名前だったの?」
「だって、私はメロン子だからしょうがないもん。今回もね、メロンとお揃いの、薄い緑色のブラをしているの!」
メロン子は制服をはだけさせ、下着を着けた胸部を晒します。
「すぐそういうことするんだから……っ」
あなたは頬を赤らめ、直視しないようにしました。
「じゃあ、このまま、実験結果を発表するね! 大図書館でバス子が馬乗りで貴女から魔力を取るのと、大宇宙で母親が恐怖を与えつつ取るのだと、どっちも美味しかったけど、母親の時のほうが、より素晴らしい味だったの。やっぱり、お母様は偉大ね」
メロン子はブラウスのボタンを留め、身だしなみを整えました。
「二度もたくさんの魔力をくれたお礼に、私の巨乳をたっぷり堪能させて、あ・げ・る」
メロン子はあなたに両手を伸ばし、あなたのお顔を巨乳まで運び、ぎゅっと挟みます。なるべく魔力を奪わないようにします。
「声作ってるけど、バス子ちゃんなんだよね? 自分で巨乳と言って押しつけるの、悲しくない?」
「ええそうですよ! 虚乳、空虚なお乳ですよ! 貴女は夢の中くらい、巨乳メロン子を演じて心地良くなっているバス子のお胸に沈めば良いのですよ~っ!」
メロン子は絨毯の上であなたを押し倒します。
「またも馬乗りになった! 馬乗り何度目っ?」
「そうよっ! ワンパターンで悪いッ?」
巨乳をあなたのお顔にくっつけます!
「それとねっ、バス子の時よりも魔力の質が上がっていますよ! 貴女は巨乳のほうが好きだったのですね!」
「演じるのか演じないのか統一してよ!」
「「母印! 母音! 母印!」」
「声が二重になってるっ! じゃなくて、バス子ちゃんの言う通りなら、巨乳で恐怖を与えてるから質が上がってるんじゃないのっ?」
「あっ。そうですね、ではなくて、……そうなのね」
ゆっくりと、メロン子はあなたから胸部を離します。
「……私はね、巨乳じゃなくて、……バス子ちゃんが、好きだから」
告白が来ました!
「素敵! 抱いて!」
嬉しいメロン子はあなたに圧力をかけます!
「何度も押されて苦しいんだけど……」
あなたがそうおっしゃるのは、巨大な胸部の圧迫に加えて、魔力をかなり消耗されているからでしょう。
メロン子は立ち上がり、あなたから魔力を取るのをやめるため、離れました。
人材オークション前のお話、『放課後メロン模様!』の攻略キャラが再登場でした。あなたは黒髪ポニーテールの女子って、好きですか?
今回も読んで頂けて、ありがたいです。感謝いたします。




