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第69話 ゲームのエンディングで星になる

『宇宙で偽の母親が娘から奪っちゃう!』、終了です。

 あなたのためのゲーム『宇宙で偽の母親が娘から奪っちゃう!』は、エンディングを迎えました。あなたの美しい母親が爆死したからです。

「爆死言うな!」


 あなたに乗っかっていた偽者の消滅により、あなたは起き上がることが可能となりました。夢の中ですので、すぐ近くで人体が爆発しても、あなたは無傷です。

「夢の中でのムダな爆破が多くないかっ?」

 過剰な演出ですよね。わくわくします。

「怖いよ!」


 まだ、爆発は続きます。


 どっかーんっ! どかーん! どっかーんっ! で、ございます!

「ムダな語尾! それとどっかーんも多過ぎ!」


 爆発と融合が繰り返され、また新たな世界が生み出されるのです。

「宇宙の次はどこ? プールサイドとか?」

 スクール水着姿でプールサイドでは、意外性が何もありません。ですが、あなたが上向きのまま両手両足をつけてプールサイドを歩き回って下さるのでしたら、意外性が生まれてきます。その場合、喜んで背景はプールサイドにしますが、どうされますか?

「却下で」

 承知いたしました。


 あなたはお空をご覧下さい。


 消滅が始まりつつある今の宇宙では、偽お母様の微笑むお顔が浮かび上がっていますよ。

 

『彼女はお星様になってしまいました』

「縁起が悪い! なんで声にエコーかかってんのっ!」

 あなたは上から降り注いできた、反響音つきのバス子ナレーションに抗議しました。


 すみません。おふざけが過ぎました。立体音響を用いた高度なバス子の技術を提供しながらも、おかしな宇宙を表現したかったのですが、バス子に非がありましたね。謝罪いたします。

「私の色々なトコ触ったことも謝罪するべきじゃないッ?」

 すみませんでした。


 それと、謝るよりも感謝を伝えたほうが効果的だという話術を思い出しました。ですので、あなたに感謝をお伝えします。ありがとうございます、あなた。

「打算的なありがとうだね!」


 爆発は止まり、景色は一時的に白一色となりました。紺色スクール水着が映えますね。

 お次の場面へと移行する前に、何か質疑応答はありますか?


「ここにきて質問タイム? うーん……。この夢、いつ終わるの? 夢の中、長くない?」


 夢は、あなたが目を覚ませば終わります。常識です。


 ですが、お次の場面で、あなたは魔力をバス子に奪われる運命にあります。バス子の行為によって、あなたは魔力を減らし、お体に支障が出るでしょう。しかしながら、あなたが夢から覚めた現実では、バス子は頂いた魔力によってあなたに手堅いサポートをおこなえます。よって、決してあなたは損をしません。実際、あなたはバス子に何度も助けられました。

「そう言われると弱い……」


 というわけでバス子は、あなたの美しいスク水姿を眺めながら、夢の進行を続けさせて頂きます。


 ところで、あなたは衣装をそろそろ変更したいですか?


 1.いいえ。スクール水着を愛しています。

 2.はい。ブルマ体操服にします。ただし、胸部とお股に絆創膏(ばんそうこう)を貼りつけた限定版リミテッドエディションになります。

 3.はい。ドロワーズのみになります。


「3は上半身ってどうなるの?」

 裸です。もちろんあなたのため、危ない部分は白いステータス画面で隠します。


「……1が一番マシじゃん」

 そういう選択肢となっていました。


 2か3を選んで下さるあなたも意外性があって興味深いですが、保守的なあなたは、やはり1だったのです。


「もういいよ、とっととこのまま次行って」


 はい、あなた。すくみずもーどで、おつぎのせかいへ、れっつごーなのです。

「なんで急にパスちゃんみたいにロリっぽくなったんだッ?」


 夢の中が長いとおっしゃっていたあなたが、飽きているかもしれないと思い、意表を突いてみました。それだけです。


 では、あなたの衣装はスク水のまま、景色を変化させます。

久し振りに選択肢を出しましたが、無意味ですね。


今回も読んで下さり、ありがとうございます。

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