第68話 あなたは色違い、好きですか?
68と言うと、1968年に大小のイギリス自動車メーカーを巻き込んで誕生した、ブリティッシュ・レイランド社ですよね。そんな記念すべき68回目のお話なのに、内容がめちゃくちゃです……。
『あっ、あんっ、あんっ、いやんっ! あっ、あんっ! だめっ、だめぇっ、だっめぇッ!』
「なんなんだこれッ?」
ステータス画面いっぱいに、髪が薄いピンク色になったバス子の肩よりも上の部分が、斜めになって映っています。桃色の目を悲しげに細めながら、激しく頭部を上下させていました。
「明らかに誰かにやられているシーンなんだけどッ!」
肩は片方だけ、白いブラ紐が見えています。上半身が半裸だと容易に推測がつくでしょう。
『ああんっ! ああんっ! はげしいのぉっ、はげしいのぉ~っ!』
「マジ激しい!」
薄いピンク髪のバス子がブラジャーを着けるほど胸部がないという点は、ご指摘されても困ります。
「私もおんなじぐらいだからそんな非常識な指摘しないって!」
『はぁっ! はぁっ! はぁっ! はあっ! いやああああ~ッ!』
「うるさいんだけどさっ、これいつまで続くのっ!」
右上のバツの部分を押せば、消えます。
「あ、消えた」
あなたは手動で画面を閉じました。静かになりました。
「なんでステータス画面であんな映像が流れるの?」
ステータス異常だからです。
「確かに異常だったけど!」
「怖い映像でしたでしょう? 貴女も、こちらの美少女お母様に対して、あのように激しく揺れて叫びますか? それとも逆に、お母様に叫んでほしいですか?」
「どっちもやだよ!」
「ならば、このような行動は、どうでしょう?」
あなたの上に乗る偽お母様は、一線を越えます。あなたのスク水の正面上部を左手で引っ張り、右手を侵入させました。
「きゃあああああああっ!」
水着の生地の裏側に入った右手は、あなたの胸部に触れて、上質な魔力を手に入れるのでした。良い子は真似してはいけない行為です。
「いい加減にしてよッ!」
あなたは偽お母様の右手を乱暴に引き抜きます。その際、偽お母様は態勢を崩して、あなたの平らな胸部にお顔を埋めました。
バス子……ではなく、偽お母様は、スク水のぺったんこなあなたのお胸に密着したことで、すごく興奮します。一気にあなたの魔力が偽お母様へと流入してしまいました。
「やっぱり布地越しの感触のほうが直接よりもバス子には好みなのですぅ~っ!」
「直に触れられた私としては納得がいかない!」
「いやあああああああ~っ!」
偽お母様の体では、あなたから奪った魔力を制御し切れません! 100のダメージ!
どかーん! 偽お母様、大爆発!
「また爆発かっ! ってか、またダメージ量が100だったし! 数値は無意味でしょ!」
数値は無意味というあなたの解釈は、全くもって正しいです! 100ポイント差し上げます!
「ポイント制もきっと無意味でしょーよっ!」
はい。楽しいかと思ってつけ足しただけです。はい、あなたの返答に100ポイント。
「作業感がすごい!」
大きな花火とともに、偽お母様は跡形もなく消え去りました。魔力量が多くて、お体が耐えられなくなったのです。
「バス子ちゃんって限界値低いんじゃないのっ?」
あなたと同様、レベル2ですからね。
「忘れた頃に無意味なレベル設定が出て来る!」
設定とは、そんなものです。
今回のステータス画面は、ネット上のゲームの広告や、昔プレイしたDVDゲームのアニメーションの影響を受けています。
ゲームの1Pカラーより2Pカラーのほうが魅力的に思えるって時、あなたもありますよね?
今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございます。




