第66話 近づいて、実験の始まり
パクリバーズ劇場! =これは、前書きの茶番です!=
バス子2「黒いメイド服を着ているバス子はミニスカートを持ち上げますよ」
リバー警部「お前はなんでスカートをたくし上げて真っ白なドロワーズを見せているんだ! わいせつ罪で逮捕だ!」
バス子2「これは魔力の実験です」
リバー警部「ならよし! 無罪!」
=終わり=
注意。現実で真似はしないで下さい。
メイド服は黒、スク水は紺が好みです。
どちらも、一番見かける色だと思います。そこも良い。
では、今回も本編スタートです!
偽者お母様が動きました。
あなたに近づいて来ます。
すぐ前まで来ました。
すっごく前まで来ました。
「近くない?」
近いです。
スク水とスク水が接近する中で、偽者お母様はお聞きします。
「触ってもよろしいでしょうか?」
「どこを? まさか胸?」
「CoZeZoのメーカーズ・タグです」
「中身が全然お母さんっぽくないっ! そんなところを触りたがる人をバス子ちゃん以外に私は知らない!」
駄目ならそれでも構いません。
それと……。
あなたがもし、元の世界に戻ることが叶ったのなら……。あなたのお母様に、虹母ではなく、バス子を加えて三児の母とした、賛辞母を名乗るように進言してほしいです。バス子を、……あなたの本当の双子にして下さい。
「……バス子ちゃんは、家族がほしいの?」
あなたとの絆がほしいのです。
それはそれとして――。
「貴女のお母様は、普段はおとなしいお方なのですが、動画では明るく振る舞おうとしているのか、良く喋ります」
「抱きつきながら喋らないでよ」
そうです。偽者お母様はあなたに両腕を回し、上目遣いでおしゃべりするのでした。
偽者お母様はあなたのご要望通り、抱きつくのをやめます。
お次に、細くて白い両手をお胸の前で交差させ、笑顔になります。あなたには、お母様が十代の美少女に見えるでしょう。
「母親を美少女と言われてもね……。スク水姿で、怖いんだけど」
あなたのお母様が昔に着ていたかもしれない旧型のスクール水着ではなく、あなたと同じ新型だという点は、あなたに対するせめてもの配慮になっています。
「フツーに私服姿で良かったと思うけどねっ!」
普段着の私服では、あなたに恐怖を与えられません。これも実験なのです。
「実験?」
はい。
図書館では、普通にバス子があなたから魔力を頂きました。
「ドロワーズで挟むのが普通?」
ドロワーズを穿いた子でしたら、普通です。
「バス子ちゃんに普通を求めてはいけなかった……」
お次のこちら……大宇宙では、あなたに独特の恐怖を与えることで、どのくらい魔力量の増加があるのか、見極めるのです。
「バス子ちゃんって、実はけっこう策士なのかな?」
いいえ。とにかくあなたのおいしい魔力を頂きたいだけです。
「素直だっ!」
ドンッ! と、偽お母様はあなたを押し倒し、馬乗りになります。
「また上に乗られた!」
こちらは宇宙ですが、夢の中の景色に過ぎません。宇宙で横になることも、乗られることも可能です。
あなたは母の重さを感じるでしょうが、巨大なあなたよりもずっと軽いでしょう。軽いなお母様ということで、軽い自動車とお呼びしましょうか?
「じゃあ私のほうは重いなのッ?」
重いのは事実です。あなたにヘヴィなんて失礼なこと、申し上げたくはありませんでしたが、これでバス子はあなたに嘘をつかないことが証明されました。良かったですね。
「……良かったのか?」
さて、あなたのお母様は、動画内では常に音声のみでした。個人情報の観点から、このかわいらしいお姿を、動画では晒していません。
声だけでも十代の少女のように聞こえるため、数少ない視聴者さんのコメントでは、ロリババア……いわゆる幼女のような老婆を意味する呼び名を、書き込まれることがありました。それに対して、お母様はこのようなコメントを返しています。
「ロリババアと言いながらも応援して下さって、ありがとうございます」
今のはバス子の声ですが、おっしゃったお言葉は、まさに聖女様のようですね。
「聖女と呼ぶなら馬乗りなんてさせないでよ!」
「馬乗りって、素敵じゃないですか?」
「どこがっ!」
「貴女は本物のお母様に、馬乗りをされたことはないのですか?」
「あるわけないでしょ!」
「では初体験です」
「そういうふうに言われたくない!」
そんなふうに言われたくない、ですか……。
初めての体験、という意味で申し上げたのですが、あなたは一般的なサキュバスがよくやりそうな意味で取られてしまったようです。あなたは大人ですね。
「はめられたっ!」
ご安心を。バス子は一般的なサキュバスではありませんので、あなたの紺色スクール水着を脱がして、いけないことはしません。
「馬乗りはいけないことじゃないのっ?」
「親子での馬乗りは! 伝説的な親子愛です!」
「偽者に力説されたくないっ!」
「じゃあ、始めましょっ。貴女」
偽お母様が、あなたの唇へとどんどん近づいてゆきます……。
見た目が好みなら、ロリババアかどうかはあまり気にしませんよね。
今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
夢の中が当分続きますが、応援よろしくお願いします。




