第26話 - 先輩後輩リコーダー -
百合?
きっと百合です。
一人百合。
今回は少し過激な描写があります。
音楽室のドアから現れたのは――。
「放課後なので来ました……」
バス子と同じセーラー服を着た、ミリーナさんのそっくりさんです!
本編のミリーナさんは、深緑色の三つ編み二本ですが、こちらの女子高生版は黒髪の三つ編み二本に変更されています。お名前は……美理菜さんにしましょう。
リバー様に良くない態度を取っていたミリーナさんを流用したこちらのキャラクター、美理菜さんをバス子が演じ、ドキドキして上昇したあなた様の魔力を分けて頂くというのが、今回の夢の趣旨です。
別にバス子はミリーナさんのイメージアップに貢献したいとは思っていませんが、とりあえずあなた様もご存じのはずの人物から一名を選んで、お相手役としただけです。ご了承下さい。
美理菜さんは緊張した面持ちで、バス子……場巣子のほうまで歩いて来ました。
リバー様と同じぐらい背の高い場巣子の前で、美理菜さんは足を止めます。頬を染める彼女は、場巣子を見上げて、覚悟を決めます。
「先輩……。私、先輩のことが……大好きです。私と、付き合ってくれませんか?」
もちろん美理菜さんの声も、バス子の担当です。
美理菜さんが場巣子に愛の告白をしたのは、同じ吹奏楽部の先輩として、色々とお世話をしてあげたからでした。
「付き合うなんて、それは出来ませんね」
場巣子は美理菜さんを拒否します。
「どうしてですか?」
「貴女は、バス子が尊敬する勇者リバー様に何度も膝蹴りをするなど、非常に悪質な冒険者と言ってもいいミリーナさんの色違いだからです」
「そんな! 私はそのミリーナとかいう最低の悪い女ではなく、先輩の後輩の美理菜さんです! 自分で自分のことをさんづけしちゃうぐらいに混乱しているのに先輩が大好きな心は常に乱さないので私と付き合って下さい先輩! お願いいたします!」
懸命に熱を込めて美理菜さんは懇願しますが――。
場巣子は残酷にも、首を横に振るのです。
「貴女は何も分かっていません」
場巣子はそう言って、近くの机のところまで歩きます。机の下の収納部からリコーダーケースを手に取りました。中の黒いリコーダーを出して、ケースは机の上に置きます。
リコーダーを持って、場巣子は美理菜さんのところに戻りました。
「こちらのリコーダーを、制服の中へと通し、スカートの下から出して下さい。大好きな先輩の言うことなら、出来ますでしょう?」
「……分かりました、やります!」
美理菜さんに場巣子はリコーダーを手渡しして、少し下がります。
リコーダーを受け取った美理菜さんは、リコーダーの吹き口をセーラー服の首元に向けます。そのまま襟を引っ張り、リコーダーを垂直に入れました。
リコーダーは平らな胸部を難なく通過します。セーラー服の裏地と白い肌着……スリップの間を抜けたリコーダーを、今度はスカートの裏側に通そうとします。美理菜さんは下着を晒さないように注意しながら、リコーダーを無事にスカートの外へと出しました。
「先輩! 出来ました!」
美理菜さんは両手で持ったリコーダーを得意げに見せつけます。
「失敗ですよ」
場巣子は納得をしません。
「どうしてですか? ちゃんとやったじゃないですか!」
「今のは芸術的ではありません。当然、下着の内側を通すべきでした。やり直しを要求するのです! 貴女が身に着けているスリップとショーツの下をリコーダーが通って行かない限り、先輩は許しません!」
場巣子は鋭く美理菜さんを指差して主張しました。
「そんなの……恥ずかしくて出来ません……っ」
「――貴女の先輩への愛はその程度ですか!」
「分かったやりますよぉ……」
美理菜さんはその場で膝をつけて座り込み、再びリコーダーを内側に入れます。
一度目と違うのは、指示通りスリップの裏側を通している点です。胸部が平らなので、すんなりとリコーダーは進み、スカート上部のところで止まりました。
お次は両手をスカートの下から突っ込みます。強引にスリップの裏からショーツの上部内側を通し、右太ももの上からリコーダーを出しました。作業柄、どうしても白い下着が見えてしまったのは、言うまでもありません。なお、下着は飾り気のない女児向けのものでした。
下品な変態行為だと、あなた様は咎めるかもしれませんが、美理菜さんは恥ずかしいのを我慢して、愛する先輩のため、一生懸命に試練をおこなったのです。
「やりました……っ! 終わりましたよ、先輩!」
リコーダーを掲げながら振って、美理菜さんは喜びます。
「はぁ、そうですか、お疲れ様です」
ずっと立って待っていた場巣子は、他人事のように言いました。
「え……それだけですか? ちゃんとやったら、私とお付き合いをしてくれるんじゃ……」
「そのようなお約束なんか、していませんよ? 私はただ、リコーダーをスカートの下から出してほしいと言っただけです」
場巣子は彼女を見下ろしながら、笑顔で告げました。
「そんなぁ~……ッ!」
美理菜さんは感情を抑え切れなくなり、ついには座ったまま泣いてしまいました。
そんな彼女の前で、場巣子はそっとしゃがみます。
「ですが……、貴女の先輩は、貴女の努力を認めています。努力すれば、きっといつかは認められるという結末を、常に望んでいるからです。どうかそのリコーダーをお渡し下さい」
「……はい」
美理菜さんから場巣子はリコーダーを受け取り、立ち上がって、ぴぃー、ぽー、ぽー、と音を出しました。
「どうしてリコーダーから音が出たか、分かりますか?」
「口で息を入れているからじゃ……」
「貴女のことを愛しているから、音が鳴るのですよ」
「それじゃあ……っ!」
美理菜さんは希望の瞳を場巣子に向けています。
「はい。愛し合う先輩と後輩は、付き合うのが良いでしょう」
「ありがとうございます、先輩!」
「もう泣かないで下さい。いじわるをしてしまったお詫びに、貴女の先輩は貴女に親愛なるものを差し上げましょう」
場巣子はそう言って、自らのミニスカートの中に手を入れ、下着を脱ぎました。白と薄緑色のいわゆる縞パンで、中央上部には緑色のリボン、左右の脚ぐりには白いレースがついています。
「どうぞお穿き下さい」
「嬉しいです、先輩。ですが、先輩の大切な部分が……」
「大丈夫です」
穿いていない場巣子は机のところまで歩き、中から今度は丈の短いドロワーズを出しました。それを見せつけてから、穿きます。
一方で、美理菜さんは白い下着を穿いたまま、先輩の下着を身に着けました。
「やはりこちらのほうが落ち着きますね」
スカートを絶妙にたくし上げながら、白いドロワーズ着用の場巣子は言いました。
「先輩との一体感があります」
スカートを大きくたくし上げて、美理菜さんは自身の穿いた下着を眺めます。縞パンよりも元から穿いていた子供っぽい白い下着のほうが大きく、はみ出てしまっています。
「……では、そろそろ帰りましょうか」
「はい、先輩」
こうして、二人はスカートを戻し、仲良くお手々をつないで下校しました。
学校を出た時はまだ夕方でしたが、それぞれが帰宅した時にはお空は真っ暗でした。なぜなら、二人は公園へと寄り道をしたからです。
その際に二人が公園内の木陰で何をしていたのかは……、あなた様のご想像にお任せいたします。
終わり。
というわけで、楽しんで頂けたでしょうか?
あなた様が興奮した際に放出された魔力をバス子が変換し、リバー様の魔力とさせて頂きますね。ご協力、感謝いたします。
今後もあなた様には、勇者リバー様の動向を温かく見守って頂ければ、大変ありがたく思います。
それでは、あなた様への語りかけは以上です。お相手は、あなた様の淫魔、バス子でした。
引き続き本編をお楽しみ下さいね。よろしくお願いします。
何やってんだよーって感じのお話でした。
今回もお読み下さり、ありがとうございました。




