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[漫才] 夏の女の子は大変

作者: 朝風清涼

女性2人「はいどうもぉ~!!今日もよろしくお願いします~~」


ツッコミ「最近暗い話ばっかりやん?何かこう明るい話ってないかな?」


ボケ「あるやん!ここにも明るい話題沢山あるよ!」


ツッコミ「どこに?」


ボケ「前のお客さんの頭!ほら、あのおっちゃんなんかめっちゃ周りを明るくさせてるやん!」


ツッコミ「こら!指差すな!!…すみません、こんなやつなんですぅ~~…」


ツッコミ「それにしても、もう夏真っ盛りやん?やっぱり女の子も海にプールと肌の露出の機会が増えるやんか?」


ボケ「まぁそうですね、何かとボディケアは大切な時期ですよね」


ツッコミ「せやろ?おほん!そこで、いよいよ私も今年は世の男性陣にこのナイスバディを披露し、彼氏居ない歴OO年に終止符を打つのよ!!」


ボケ「まぁ、最近の男は動物園でも珍獣を観るのが好きな人増えてるからね…」


ツッコミ「それどういうこと??」


ボケ「そのまんまやん!自分な、全身映す鏡の前に立って、鏡の中に映ってる自分を別物やと思ってみ!」


ツッコミ 鏡の前でポーズをしているようにしながら「う~~~~~~~~ん…………あははは!ほんまや、珍獣映っとるわ~~!!…て、こら!!どこが珍獣やねん!!」


ボケ「けど、お客さんも頷いてるで…」


ツッコミ「失礼やわぁ~~…頷いたお客さんの後着いて行って、家の窓ガラスに顔付けて覗いたろか!!」


ボケ「ヤモリか!!まぁ、ヤモリと顔は似てるけど…」


ツッコミ「うるさいわ!なんて事言うの???ヤモリさんに謝れ!!」


ボケ「え??」


ツッコミ「ん??」


ここで2人が互いの顔を見合す。


ツッコミ「ま、と言うわけで!今年の私は男を惑わす<太陽の小町>になるのよ!!うふふ♪」


ボケ 両手で小鉢のサイズを作りながら「あんた?…<代用の小鉢>になるの?頭にほうれん草のおひたしでも乗せるん?」


ツッコミ「アホ!何聞いてるんや!…わかめの酢の物や!!!…って、違う~~!!!!そんな酸っぱい臭い出して男が近寄って来るか!!<た・い・よ・う・の・こ・ま・ち!!>いっぺん耳鼻科行ってこい!!」


ボケ「あんた気が付いてないの?いつもそんな臭い身体から出してるやん?私なんか3回ほど舞台の上で意識飛ばしたもん…」


ツッコミ「出してない~~~~!!!お風呂もちゃんと週1回入ってますぅ~~~~!!!」


ボケ「あぁ、それなら良かっ……って!週1回???…どうりであんたとご飯食べてたら、やけに小バエが来ると思ったわ…」


ツッコミ「冗談や!ちゃんとお風呂入ってますぅ~~~!!…まぁ、話は元に戻しますけどね…」


ボケ「珍獣の?」


ツッコミ「違う!!!…夏!夏!…夏のボディケアの話!!女の子にとって夏は恋とチャレンジの季節なのよ!髪をショートにしてみたり!ちょっとヘヤカラーを入れてみたり…」


ボケ「ほうほう!」


ツッコミ「ワンピースの水着からセクシーなビキニに変えてみたり!」


ボケ「なるほど、なるほど」


ツッコミ「可愛いサンダルを買ったり!」


ボケ「窓ガラスにブサイクな顔を押し付けたり~~!」


ツッコミ「違う!!あんた、なんとしても珍獣の話に持って行きたいみたいやな?…すみません、お客さん!ここからはこいつを無視して話進めますね!あんたは黙っときや!!」


ボケ直立状態「…………」


ツッコミ「すみません、話を続けますね…特にこの季節、女の子は肌の露出も多いです!腕、首元、足と本当に男性の視線が熱く注目されます!!私もその熱い視線をひしひしと感じています!!」


ボケ「……一度も無いくせに……」


ツッコミ「ううん!!(咳払い、その後口チャックの仕草を2回する)」


ボケ「…………」


ツッコミ「そこで、特に注意しなければならないのが無駄毛処理です!!私も他の女の子よりは(すね)の方がちょっだけ!、ちょっとだけ無駄毛が多くて!しっかりとケアをしております…」


ボケ「ほんま、初めて観た時はチンパンジーの足かと思ったわ!」


ツッコミ「ううん!!(咳払い、その後口チャックの仕草を2回する)」


ボケ「…………」


ツッコミ「それだけではありません、私のこのカモシカのような足の肌はとても敏感なので、しっかりとローションや保湿クリームを使ってお手入れをしております!」


ボケ「カモシカ?…カモノハシの間違いやろ?…私のカモノハシのような足はぁ~~…の方が納得や!」


ツッコミ「あんた、さっきからグチグチと~~~!!じゃ、あんたは夏の計画あるんか?」


ボケ「あるよ!私を見くびらんといて!!」


ツッコミ「へぇ~…ほんなら堂々とお客さんの前で言ってみ!!」


ボケ「この夏!!!私はこいつの観察日記を書いて、子供珍獣図鑑に載せたいと思っております!!」


ツッコミ「もうええわ!!!」


2人「ありがとうございましたぁ~~!!」



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