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「あ〜、だる」
俺の名前は、林 凛太郎。
どこにでもいそうな大学生だ。
いつも通り大学から家に帰ってきて、すぐにベットの上に転がっり、スマホをいじる。
最近、見始めた小説のサイトで気になった小説を読み始めた。
その小説を読み終わり、
「俺もこの小説の主人公みたいに転生して、人生をやり直してみたいな」
と、思う。
「まぁ、転生みたいなできるはずない事を願っても仕方がないか。でも、もし転生できたら今よりいい人生を送れるよう努力したい。」
叶うはずない事を考えながら、カップ麺を食べるためにやかんに水を入れ、火にかけた。
お湯ができるまで、ベットに転がりゆったりしようと思ったのがいけなかった。
ベットの気持ちよさにより、ウトウトし目を閉じてしまった。
気がついた時には、目の前が真っ暗になっていた。
(なんで真っ暗に、それに体が動かしづらい。)
俺は、今の状況が分からず、状況を探ろうと体を動かした。
すると、
「あっ、今動いた。ふふふ、元気ですね、私の赤ちゃん。元気に生まれて来るんですよー」
(もしかして、転生した?)
聞こえた会話から考えるに女性のお腹にいるのが俺だと思った。
(あっ、火をつけたままだった。もしかして俺、火事で死んでしまった?)
俺は、死んでしまった事に落ち込むも、新しい人生が始まる事に前を向いて頑張ろうと考えた。
(よし、この人生では、努力していい人生にするぞ)
と、意気込んで目を閉じた。)
一ヶ月後、
「オギャーオギャーオギャー」
俺は、生まれた
この一ヶ月、これからどうするか計画を立てて準備をしてきた。
この人生を良いものにするためにやってやると意気込んでいると、
「はぁーい、お母さん良く頑張りましたね。元気な女の子ですよ」
(えっ、女の子?)
「オギャーーーー(なんでーーー)」
「あら?大声出しちゃって。元気な子でお母さんよかったよ。名前は、もう決めてたのよね。あなたの名前は、凛。大山 凛だよ」
(まぁ、男も女を経験できる事をプラスに考えればいいか。
これから女として生きるなら私と言えないとダメかな。少しずつ直していくか)
女として生きていく事に覚悟決め、立てていた計画を作り直した。
…女として生きていくために一人称を気を付ける
勉強も運動もしっかりやる(ただ割合的に7:3ぐらいで)
家事をしっかりできるようにする
など…
(今回は、親孝行できるようにしよう。でも、結婚とかどうしよう。まぁ、それについては後々考えよう。よし、それじゃー頑張るぞー)
「オギャーー」
「ふふふ、本当に元気ね。 私も頑張らないと。あの人の分もまで」