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Himmel und Erde  作者: Noce
下層エアデ
3/5

南の森と北の森

戦闘でーす。

チュートリアルを終えて第一層都市時計塔広場という捻りのない最初の場所にもどってきた。


『ポーン』


またメッセージきた。


『From:フィルフェ


チュートリアル終了報酬に経験値を550差し上げあげます。』


『カラーン レベルアップしました。』


おぉ、レベルアップか。確認確認。


プレイヤー名 / ツバキ

性別 / 男

Lv 1→3

ステータス

生命 / 1500

筋力 / 200

耐久 / 100

敏捷 / 250

魔力 / 150

幸運 / 30


ステータスポイント 2


技能

〈槍術Lv1〉〈短剣術Lv1〉〈弓術Lv1〉〈強化魔術Lv1〉

〈自動回復Lv1〉〈隠密Lv1〉〈索敵Lv1〉


装備

武器 /初心者の槍

頭 /初心者の鉢金

胴 /初心者の革鎧

腕 /初心者の革手袋

腰 /初心者の革ズボン

脚 /初心者の革ブーツ

アクセサリ

1 なし

2 なし

3 なし


おぉ、2レベル上がってる。1レベル1ステータスポイントか。敏捷に振ろう。

さて、チュートリアルも終わったし、フィールド出るか。南の森が適正レベル1~5のはずだから、そこで5までレベル上げて、北の森に移動しよう。

南門から出て森に入ると、ちゃんと森の香りがしてちょっと感動した。索敵でモンスターを探す。


「お、はっけーん。」


まっすぐ進んだところにダーティゴブリン7体。隠密と敏捷値をフル活用して、7体のダーティゴブリンの心臓を貫き、10秒ほどで殲滅。

索敵、発見。どうやらさっきのダーティゴブリンの悲鳴で群れが寄ってきたらしく、30体ほどダーティゴブリンにくわえ、10体のダーティウルフが走ってきていた。さすがに30も相手するのはめんどいので、装備を初心者の弓にかえ、遠くからダーティウルフの眉間を撃ち抜く。このゲームは現実の体にステータスを乗っけるので、現実で筋力が十分あれば技能補正が少なくてもちゃんと倒せる。ダーティウルフを倒しきったら初心者の短剣に切り換え向かってくるダーティゴブリンの間を敏捷値にものを言わせて駆け抜けながら首を飛ばしたり心臓に突き立てたりして殲滅する。

索敵、敵影なし。


『 経験値683獲得

レベルアップ 3 → 6

ドロップ 汚れた腰布×37

汚れた耳×18

汚れた毛皮×10

ぼろぼろの牙×8

ちぎれた尻尾×2 』


リザルト画面が出たので、確認すると、レベル6になっていた。もう北の森行けるじゃん。敏捷と筋力に1ずつ振って移動移動。


北の森到着。北の森は南の森より少し薄暗い感じがする。ここの適正レベルは5~12で、奥に迷宮区がある。迷宮区は層のボスがいる部屋があり、そのボスを倒せば次の層が解放される。今日はそこまでいかないけどな。

さて、索敵。

うーむ、いないな。この森は南の森より3倍ほど広いしさっきみたいに浅いところにはあんまりいないか。

よーし、突入!


森の奥に進みはじめてから500メートルほどで索敵に反応があった。範囲ギリギリの円形に木が生えていて中の広くなっているところに、恐らくダーティゴブリンの群れがある。ただ60体もいるのはちょっとおかしくないか?南のはけっこう頭が弱そうな感じだったけど。味方がどんどん倒れてるのにただまっすぐ走ってきたりとかしてたし。様子を見て大丈夫だったら遠くから弓で倒そう。

近づいて群れを観察する。


「おっ、アイツらが群れを纏めてるのか??」


予想どうりダーティゴブリンの群れだったが、ただのダーティゴブリンのなかに装いが違うやつが一体と少し大きいやつが一体、さらに大きくて黒っぽいやつが一体いた。頭を叩けば、散ると思うからあいつらから倒・・・アイツこっち見てね?


「ギェギャ、グギャギャ!」


マジか、気づかれた!

装いの違うやつの声で一斉にダーティゴブリンが向かってくる。

装いの違うやつは予想どうり魔術を使うらしく、グギャグギャなにやら喋りながら手を動かしていて、他のは二体ともニヤニヤ嘲るように笑いながらそれぞれ武器に寄りかかってこっちを見ている。


クソ、最悪だ!

せんとうむつかしい・・・

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