表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Himmel und Erde  作者: Noce
下層エアデ
2/5

チュートリアル

暗転、覚醒。

目を開けたらそこは、大きな時計塔の前にある巨大広場だった。


「おぉ~。」


恐らくこの広場が第一層のリスポーン地点になっているのだろう。このまま待ってたらたぶんチュートリアルとかあるだ『ポーン』ろう。


『メッセージが届きました。』


メッセージメッセージ・・・この視界の左下端にある封筒マークか。どれどれ?


『From:フィルフェ


運営のプレイヤーサポート専用AI、フィルフェと申しま

す。ようこそ、HUEへ。

ツバキ 様は、チュートリアルを利用しますか?


YES or NO 』


チュートリアルきた。このYESを押せばいいのかな?


ポチッ


『では、チュートリアルルームに移動します。』


青い光が一瞬瞬き、ローマのコロシアムのようなところにいつの間にか居た。ここでチュートリアルやるみたいだな。


『これからチュートリアルを開始します。まず視界左下端のホームボタンをタップしてください。』


封筒マークの上か。ポチッとな。


『装備フィギュアとステータスが表示されたウインドウが出ます。そのウインドウの上側にあるタグは左から今表示されている装備・ステータス画面、インベントリ、設定、ログアウトボタンと別れています。それぞれタップすれば開けます。』


インベントリ、設定、ログアウトボタンっと。りょーかい。


『インベントリを開いて、装備を装着してください。装備をタップすると〈詳細〉〈装着〉〈廃棄〉が表示されるので、〈装着〉をタップすれば装着できます。

あなたは槍術、短剣術、弓術の技能をとっているので、〈初心者の槍〉〈初心者の短剣〉〈初心者の弓〉〈初心者の矢〉×30と初心者シリーズの装備一式を贈呈します。

まず初心者の槍と初心者シリーズを装備してください。』


言われた通りに操作すると、革と布でできた鎧?と、木丸出しの茶色い柄の先にちょこっと鉄らしきものでできた正直ショボい装備が現れた。


『技能については、ステータス画面に表示されている技能を長押しすると詳細が出ます。』


長押しか、えーと、

〈槍術〉Lv1

槍を使った攻撃の与ダメージを少し増加

〈短剣術〉Lv1

短剣を使った攻撃の与ダメージを少し増加

〈弓術〉Lv1

弓を使った攻撃の与ダメージを少し増加

〈強化魔術〉Lv1

魔力20消費して筋力、耐久、敏捷を30秒間2倍する。

リキャストタイムなし

〈自動回復〉Lv1

一秒に魔力10消費して生命50回復する

〈索敵〉Lv1

半径200メートルのモンスター及びプレイヤーを察知できる。

一般プレイヤーは緑色、ギルドメンバーは水色、PKプレイヤーは橙色、一般モンスターは桃色、ネームドは赤色、階層ボスは紫色で表示される。

技能Lv差3以上の隠密を発動中のモンスター及びプレイヤーには効果が薄い。

〈隠密〉Lv1

モンスター及びプレイヤーに察知されにくくなり、Lv差3以下の索敵の効果を薄れさせる。


おぉ、完全にソロ用技能だな。あってた。


『では、戦闘チュートリアルに移行します。動かない〈ダーティゴブリン〉を出します。このモンスターを倒すのに慣れたらウインドウの〈OK〉を押してください。』


緑色のダーティゴブリンを10体くらい突いたり払ったり殴ったりして倒してOKを押す。


『では、次は動くダーティゴブリンを出します。他にもダーティウルフやダーティキャット、ダーティオーガが用意されていますので、変更したかったらおっしゃってください。終了するにはチュートリアル終了と言えば、先程の場所に戻ります。』


こんどは出てきたダーティゴブリンは動いた。汚い叫び声を上げて、手に持った棍棒を振り回しながら走ってくるダーティゴブリンの心臓を一突き。青いポリゴンになって消えた。動かないゴブリンを相手してるときに気づいたんだが、どうやら心臓を貫いたり、首をはねたり頭を潰す、つまりリアルの動物や人のやられたら死ぬことをやれば、一撃で生命を削りきれるようだ。そしてそれは恐らくプレイヤーにも適用されるはず。うーむ、一撃全損はきついなぁ。


「チュートリアル終了。」

『了解しました。チュートリアルを終了いたします。第一層都市時計塔広場に戻ります。』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ